海外で働くための心構え

自分らしく生きている状態ってどんなだろう？？

好きに楽に生きるってこと？？僕は違うと思います。自分が価値があると思うもののために生きること。でもそれだけでは不十分で価値を認めたもののために生き抜く力を持っていることだと思います。人に頼っていては自分らしく生きるのは難しい。人に依存することになるとその依存した相手なしでは生きられなくなるから。どこかで迎合しないと生きていけないのでは自分らしくとはいえないから。そういう状態が長く続くと自分に誇りを持てない時が来るから。ふとベトナムで多くのベトナム在住で頑張っている人たちと出会い思ったことです。

海外で働くための心構え

①「アウェイの地」で戦う覚悟があるか？
②「成功」と「成長」を望む気持ちがあるか？
③「自分の人生の責任」を全て引き受けることができるか？

この３つの質問にすべてYesと答えられない人には海外就職するのは厳しいと思います。いや、海外に限らず国内であっても主体的に生きていくことは難しいのではないでしょうか？これまで多くの海外で働いている方とお話をしてきましたが、イキイキと前を向いて働いている人は上記の３つの心構えを備えていました。逆に語学などのスキルは後からいくらでも身に付くので努力で何とかなります。

①「アウェイの地」で戦う覚悟があるか？

海外で働くことを想像してみて下さい。回りには日本人がいるものの、コミュニケーションを取るのが難しい現地のスタッフ。現地採用といえどもあなたは彼らの何倍もの給料をもらっています。当然、彼らのあなたへの期待度も高いです。そんな中「アウェイの地」であなたは成果を出さなくてはなりません。サポートしてくれる人は回りにいるかもしれませんが、最終的には自分で何とか道を切り開いていくしかないのです。その覚悟を海外での生活をスタートさせる前に持っているか、海外の地で面食らうかでは大きく違います。

②「成功」と「成長」を望む気持ちがあるか？

「アウェイの地」で働くことはそんなに優しいことではないかもしれません。しかし、あなたには海外の地で絶対に叶えたい「夢や目標（＝あなたにとっての「成功」）」があるはずです。ただそこまで具体的なものである必要はなく最初は単純に「成功」を望む気持ちで十分です。逆にそれがないとただ仕事をこなすだけになってしまい、折角海外に出てきた意味がなくなってしまいます。また「成長」を望む気持ちも大切です。海外で懸命に頑張ることについて「成功」は約束されていませんが「成長」は約束されています。仕事をしていく中でなかなか思う様な結果が出ないときもあるでしょう。そんな時に自分の「成長」にフォーカスができれば将来に思いを馳せて今を頑張ることもできると思います。

③「自分の人生の責任」を全て引き受けることができるか？

重大な決断を下す時、仕事や生活面でうまくいかなくなった時、最終的に自分の人生の責任を自分で引き受けることが出来るか？というのは非常に大切なことです。少なくともこれが出来ない人は海外に出るべきではありません。いや、日本で自主性を持って生きていくのにも必要な素養だと思います。自分も含め、何か問題が発生した時、どうしても原因を外に求めがちだと思います。しかし、そんな時に自分で責任を引き受け前を向いて進んでいけるかどうかでその人の「成功」も「成長」も決まってしまうと思います。

楽で給料が良いというだけで仕事を選ぶな！スキルが身に付く仕事を選べ！経験こそが最大の報酬！（ワタミなどブラック企業並みの言い草なんですけど（笑）、それが現実。）

大丈夫です。結構厳しく書きましたが海外で働いている皆さんはかなり快適に楽しそうに働いています。でもどこで働いてもそれなりにつらいことはあります。海外の地であればなおさらです。そんな時に覚悟がないと厳しいことってあるんですよ。そして海外で働くことの目的が「目の前の」お金だけであると乗り越えることができないこともあります。未来や目的や夢があってそのための「経験」のために今を頑張っているという自覚があれば乗り越えることができます。

最初は自信がなくても良いと思います。最初から自信がある人はいないですから。進む度に精神的にもスキル的にも強くなっていけば良いと思います。海外で働くということは5年、10年、15年という長期のスパンで見れば絶対に有望な選択肢であることは間違いありません。目先のことばかりに捕われず、覚悟を持って今を楽しむことが出来れば自ずと道は開かれると思います。