カナダ・フィリピンの2ヶ国での経験を活かし、フィリピン・セブで通訳として活躍する、奥宮一輝さんが考える海外で働く秘訣とは?

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こんにちは!
BEYOND THE BORDERライターのペクです!

今回はフィリピン・セブで海外就職を果たし、通訳としてご活躍されている奥宮一輝さんにお話を伺いました。
奥宮さんは英語力ゼロの状態から2年間のカナダ生活を経て、現在は日系企業にて通訳として勤務する傍ら、英語でのミートアップイベントCreative English Cafeを開催・運営されています。

自分がやると決めたら必ずやり遂げる!

カナダでもセブでも、そんな強い気持ちで数々の苦難や試練を乗り越えてきたとのこと。
お話の中でも、これまで数々のピンチを乗り越えてきたことが今の自信に繋がっていることが窺えました。

海外生活の醍醐味は価値観の変化と答えて下さった奥宮さん。
海外就職や海外留学を考えている方は是非ご一読下さい。

 

奥宮一輝さんとは?

奥宮一輝さん プロフィール
京都産業大学法学部卒業。新卒で日本の大手不動産会社に入社し、2年間勤務。その後、語学留学と海外インターン・ワーキングホリデーで2年間カナダに滞在。現在はフィリピン・セブ在住。セブでは語学学校での勤務を経て、日系企業にて通訳として勤務する傍ら、英語でのミートアップイベント”Creative English Cafe”を運営・開催している。

 

カナダ・フィリピンと2ヶ国で生活されていますが、海外へ出ようとしたきっかけは?

 

新卒で就職活動をしていた頃、やりたいことが見つからなかったんです。
「とりあえず大手企業に入ることができればいい」と思い、大手の不動産会社へ入社しました。
ただ、日々業務に当たる中で、住宅営業のスキルが汎用性の高いスキルではないのではないかという疑問が湧いてきたんです。

もっと幅広く、どこでも通用するスキルや力を身に着けたい!

自分なりに考えて出した答えが世界の共通言語である英語の習得と海外で勝負できるスキルでした。

 

元々英語には関心があったのですか?

 

いえ、全くなくて(笑)!
むしろ英語は嫌いで、大学入学後は一切勉強せず、大学でも当時関心のあったスペイン語を勉強していたぐらいでした。
カナダへ渡ったときは英語力ゼロの状態でしたね。
カナダではホームステイをしていたのですが、当初はホームステイ先で他の友人たちがホストファミリーと英語で楽しそうにコミュニケーションをしている様子を悔しい気持ちで見ているしかなかったです。

 

今の自信と強さはカナダでの様々な経験の賜物

英語力ゼロでスタートさせたカナダ生活。どんな風に過ごしていたのですか?

 

折角の海外生活、常に英語を使う環境づくりを

まずは語学学校に留学しながら英語力を伸ばし、最後の3ヶ月は外国人観光客を相手にバンクーバーのパッケージツアーを販売する旅行代理店でインターンシップをしていました。
ホームステイ先は日本人のルームメイトがいない環境、プライベートでもホストファミリーの息子さんと常に行動を共にし、旅行代理店も完全に外資系だったので、同僚やお客様のほとんどが外国人という状況。
日本人と接することがほぼないような環境に身を置き続けました。

インターンシップ先の企業の面接に通過しないと、インターンシップには参加できない状況では、すべて英語で行われる面接の難しさを痛感しました。
また、実際にインターンシップが始まった後も、業務上の指示がすべて英語で出されるのはもちろん、英語でのクレーム対応や後輩指導も行っていました。
英語で数々のピンチを凌いできたという感じでしょうか・・・?

 

指示を理解するためから対等に働くための英語力獲得を目指して

当初は1年で帰国する予定だったんです。
ただ、海外インターンシップを通して、英語を使って働くという部分はクリアしたものの、結局自分はネイティブスピーカーの方から指示を待っているだけだったり、英語力のなさから彼らに意見したい場面でも圧倒されてしまう自分に気付きました。
そこで、留学ビザからワーキングホリデービザに切り替え、もう1年徹底的に頑張ることにしたんです。

そこからすべて英語で書かれた求人サイトで自ら求人を探し、某アパレルショップで販売員として勤務することになりました。
店舗には日本人がいない環境で、英語ができないという言い訳は通用しない状況。
さらに、日本でもアパレルの経験なんてなかったので知識もないですし、とにかく英語での指示を聞き漏らすまいと必死になる日々を送りました。

最終的には店舗のスーパバイザーまで昇格することができ、それが今の自信に繋がっていると感じています。

 

英語に苦手意識がある中で日本人の全くいない環境。諦めたくなることもあったのでは?

 

もちろんありました。
ただ、迷ったら常に「自分が何をしたいのか」を明確にするようにして、「英語が身に着かないと帰れない」という強い気持ちで臨んでいました。
基本的に自分で宣言したことは必ず実行しないと気が済まない性格で・・・

振り返ってみて思うのは、海外留学する・海外で働くって日本とは全く異なる環境に飛び込む訳なので、大変なこともたくさんあります。
そのときに常に目的を明確にし、絶対に負けない強い気持ちや覚悟がないと、志半ばにして帰ることになりかねないなと思います。
実際、そういう方もいらっしゃいますし・・・

 

未経験から通訳として活躍することに!さらなる飛躍を求めてやって来たセブ

奥宮さんが運営されるミートアップ、Creative Englsih Cafe終了後の1枚(Facebookページより転載)

 

なぜカナダからフィリピンへ?

 

カナダでのホストファミリーがフィリピンからの移民の方だったんです。
他にも、カナダには結構フィリピンの方が多く、フィリピンの方々と接する機会がたくさんありました。
彼らは本当によく働きましたし、日本人よりもはるかに英語ができます。
日本人より彼らの方がはるかに市場価値が高いのでは?と思ったんです。
だったら一度フィリピンを見てみたい、そんな想いでやって来ました。

 

現在のお仕事は?

 

現在は日系企業にて日英・英日の通訳として勤務しています。
主には社内で多くの部署の会議に参加し、税務・製造・購買・・・幅広い分野での通訳業務をこなしています。
自分がいることで会議が円滑に進んだりすると嬉しいですし、通常一般社員レベルでは参加できない、役員クラスの会議に出席することで得られる学びも多いですね。

日本でいきなり通訳の仕事に就くのはハードルが高いと思いますが、ここでならチャレンジできる可能性があり、自分が挑戦すれば日本より手に入る可能性が高いのが魅力だと思います。

 

どうやってお仕事を探したのですか?

 

元々マクタンに経済特区があり、日系企業もそこに進出していると聞いていました。
たまたま知人から通訳の仕事は表立って求人が出ていないけれども、結構募集が掛かっていることがあるので、一度応募してみては?という助言を頂いたんです。

そこで、フィリピンの方々が使う求人媒体であるMynimoや元々カナダでも使用経験があったIndeedを駆使して求人を探し、自分で直接企業様にコンタクトを取りました。
日本語のできるフィリピン人の方が働くことを前提にしたポジションだったため、面接はすべて英語で行われましたし、現地採用で日本人を採用するのは初めてとのことでした。

注意点としては、転職エージェントさんを介さない分、スピーディーに、かつエージェントさんの利害関係等によらず選考が進むメリットがある反面、給与交渉等は自分でする必要がでてきます。
事前に通訳の給与の相場についてはきちんと調べるなど、自分でしっかりと情報収集をすることが大事だと考えています。

 

すごい行動力ですね!大変なこともあったのでは?

 

すべて英語で行われる面接をパスするのがまず大変ですよね。
ただ、それよりも現地採用で日本人を採用するのは初めてという状況だったので、トレーニングシステムがなく、そのまま現場に放り込まれたことが大変でした(苦笑)。
中途採用は即戦力として採用される訳なので、当然と言えば当然なのですが・・・

また、通訳にあたっては事前にミーティングで使用するパワーポイント等の資料が送付され、それをもとに話し合う議題について理解する時間があるのが一般的なようです。
が、僕の場合、事前準備のための資料は一切ないまま現場へ向かい、その場でこなす形がほとんどだったので、内心ヒヤヒヤしながら業務に当たっていることもありました。
今まで通訳として仕事をしたことがなかったので、一般的な業務の進め方も知らずにこなしており、最近になってこの話を聞いたのですが(笑)!

 

私ならできる自信がありません・・・(笑)どう乗り越えてきたんですか?

 

何も難しいことはありません。
ただ場数を踏んで慣れてきただけですよ!
「どうしよう!」と内心では何度か思ったこともありましたが、「やるしかない!」と思っていたので・・・
カナダで幾度も英語でピンチを切り抜けてきた経験があったので、その経験が「きっとできる!」と思わせてくれたというのもありますね。

 

奥宮さんの今後と海外就職を検討している方へのメッセージ

これまで自分を信じて、決めたことは必ずやり通すという強い気持ちで進んできた奥宮さん。
どのお話からもとても自信が溢れていることが窺えて、数々の挑戦をし、苦難を乗り越えてきた強さがあるからこその自信なのだと感じました。

そんな奥宮さん、今後どんな風に進んでいきたいのでしょうか?
お話を伺ってみました!
加えて、カナダ・フィリピンの2ヶ国での経験から考える、これから海外生活に挑戦しようとする方へのメッセージも頂戴しています。

 

今後についてはどんな風に進んでいきたいですか?

 

奥宮さんの気になる今後

通訳としては、より高度な通訳ができるよう必要な知識についてもっと勉強したいと思っています。
ただ、自分の中では英語を使ったマネジメントのスキルを得たい気持ちもあるので、マネジメントができるポジションにチャレンジしてみたい気持ちもありますね。

元々自分で物事を進めるのが好きなので、小さくてもいいので自分でビジネスをしてみたいという気持ちもあります。
私自身は大人になって本気で英語を勉強しましたが、もっと幼い頃から英語教育を受けるときっと違う部分があると思っていて・・・
とはいえ、日本にいらっしゃる帰国子女の方々は大手企業等で勤務されているケースが多く、海外で英語で教育を受けた経験や海外生活の経験を周囲にシェアする機会があまりないように思っているんですよね。
そこで、自分自身の海外経験も踏まえながら、子供たちに英語や海外生活の楽しさや意義を伝えられるような英語の教室を開けるといいなと考えたりしています。
まだまだあくまで構想段階ですが!

 

2ヶ国で働いた経験から、これから海外で働きたい方へ伝えたいことはありますか?

 

海外で働いてみたい方へのメッセージ

 

日本の当たり前は当たり前ではない!

何よりもまず、迷っているなら海外の多様な価値観に触れて欲しいと思っています。
僕自身、海外に出て本当によかったことは様々な価値観に触れることで、多くの刺激を受けたことだと思っています。

特に、移民の多いカナダでは、会う方それぞれが異なるバックグラウンドを持っており、大変刺激的な2年間を過ごしました。
世界で一番危険な街から来た方から日本では起こりえないことを聞くことで、日本の良さに気付くこともありましたし、大学へ行くために一度働いて、大学へ戻るたくましさは日本とは違うところだと感じました。
「お金がないから自分の望むような就職・勉強ができない」と言い訳せずに、自分の道を自分で切り開く強さは見習わないといけないと感じました。

 

自分で自分の選択を正解へと導こう!

「このままではなんとなく不安」や「昔から海外生活に憧れてはいたけど・・・」など、進路や将来について悩みや不安はつきものですよね?
あくまで僕個人の意見ですし、もちろんある程度英語ができることは前提条件ですが、「日本で絶対に働かねばならない」という固定観念は不要だと考えています。
一度海外に出て視野を広げてみて、やりたいことを見つけたら他の国に移ってみる、ということもあっていいと思うんですよね。

僕はカナダからフィリピンへ来ていますが、アジア海外就職で英語力と英語でのマネジメントスキルをしっかりと身に着け、欧米で就業してみるというのも十分可能だと考えています。
実際、カナダで仕事を探した際、英語を使って働いた経験があり、即戦力として評価されるとすごく価値の高い人材として扱われるという状況を目にしてきたので。

周りがなんと言おうと、自分の選んだ道を必ず正解にするという強い覚悟を持って、是非チャレンジして欲しいと思います。
海外では日本以上に学ぶことや気づきがありますし、自らチャンスを掴み取りに行きさえすれば、可能性は無限なので!

 

まとめ

いかがでしたか?

常に強い気持ちで挑戦し、それを海外というタフな環境ですべて乗り越えてきたからこその揺るぎない自信を持つ奥宮さん。
私自身は欧米での生活経験がないので、カナダとフィリピン両方の経験を聞けたのはとても大きかったです。
アジア海外就職から欧米へのステップアップをご検討の方、欧米での留学やワーキングホリデー後のキャリアに悩む方々にはきっと参考になる内容だったのではないでしょうか?

奥宮さん、貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました!
今後の益々のご活躍を祈念しております。

 

Creative English Cafeのご紹介

今回取材させて頂きました奥宮さんが運営・開催されている、フィリピン・セブのミートアップイベント”Creative English Cafe”のご紹介です。
※写真はいずれもFacebookページより転載

イベント終了後の一枚、楽しそうですよね!

奥宮さんがいらっしゃったバンクーバーでは英語でのミートアップが盛んで、奥宮さんご自身も学校や仕事が終わった帰りに毎日のように出席して英語学習に励まれたそうです。
カナダでのミートアップが奥宮さんにとっても価値観を大きく変えたということもあり、英語を学ぶ留学生の多いセブでも何かできないだろうか?という想いで始められたとのこと。

少人数のグループでじっくり話せるのがいいところです!

私も何度か参加させて頂いているのですが、フィリピンの方のみならず、フリーランスとしてセブで働く外国の方にお会いできる機会があったり、大変楽しい時間を過ごすことが出来ております。
セブで英語を伸ばしたい方、多様な価値観に触れたい方にとってこの上ない機会だと思いますので、是非足を運んでみて下さい。

“Creative English Cafe”の開催情報や詳細についてはこちらのFacebookページをご覧下さい!

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About Author

Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! 大好きな東南アジアで働きながら、各地への旅行も継続中。 アジアの眩しい陽射しのような笑顔で日々頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」

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