海外フリーランス

やはり何事も一長一短。海外フリーランスのメリットとデメリットを赤裸々にお話します。

こんにちは。
元ベトナム在住者こと向日葵猫です。

今回は海外フリーランスのメリットとデメリットを紹介したいと思います。

ご存知の通り、会社員は決まった時間に出社し、定時で仕事が終了しても残業が義務みたいになっていますが、フリーランスは仕事時間を自由に決められますし、残業するかどうかも自分次第です。仕事量も調整できますし、何もかもが自由です。こういう「自由」という長所がありながらも、フリーランスにはフリーランスで短所もあります。

私は海外フリーランスに転身してから2年半が過ぎましたが、その長所を享受しながらも短所も実感していますので、今回は私の経験から海外フリーランスのメリットとデメリットをお話ししていきます。

 

☆ 海外フリーランスのメリット ☆

先述のとおり、フリーランスの魅力といえばとにかく自由なこと。あらゆる面で自由ですが、それ以外にも魅力的なメリットはあります。ここでは、私の経験から気づいた長所を紹介していきます。

1. スケジュールを自由自在に組める。

フリーランスの魅力といえば、まず仕事時間などのスケジュールを自由自在に組めること。会社員のような定時や半ば強制的な残業はありません。育児や自身のコンディションなど自分の事情や状況に応じてフレキシブルに計画を立てられますので、気楽に肩身狭い思いをせずに仕事ができます。

2. 成果や労働価値が浮き彫りになる。

会社員の場合は給料が定額で各業務に対する給与が明確ではないですが、フリーランスは行った業務に対する報酬が明確で自分の成果や労働価値が浮き彫りになります。また、仕事をこなせばこなすほど自分の成果や労働価値が上がりますので、やってきた分がまるごと稼ぎに反映されて自信につながる点が魅力的なポイントです。

3. 仕事も人間も選べる。

会社員として働く場合、社内での人間関係に悩んだり、嫌な人や苦手な人とも関わらなければならないことが多いですが、フリーランスの場合はやりたい仕事や関わる人間を選べます。会社員はクライアントだけでなく、上司や先輩の社員から無理難題な要求をされても断れないケースが非常に多いですが、フリーランスは「NO」と断ることもできます。全く割に合わない金額で仕事を依頼されたり、理不尽な要求をされたりすることがあっても、会社員と違って「〇〇企業の従業員」という責任を感じるようなバックグラウンドがないため、自分の意思や考えで「Yes」か「No」の決断ができ、これは会社員と大きく違う魅力的な長所です。

4. 常に新しい発見や経験ができ、それがネタや糧になる。

フリーランスの働き方はまだまだ新しいワークスタイルなため、自分が経験することがネタや糧になります。会社などに依存しない働き方なので、本業の仕事以外にもしなければならない付属的な仕事が発生しますが、こういう仕事も自分の血や肉にする絶好のチャンスになります。
さらに海外在住という条件が加われば、自分がしていく経験はまさにネタの宝庫となります。ブログなどを持っていれば、自分が出くわした新しい発見やトラブルなどを書いて伝えることで知名度を上げたり集客につながる可能性も期待できますので、この点は海外フリーランスの一番の長所です。

5. 自分の好きなようにビジネスやブラシュアップができる。

フリーランスといえば、やっぱり「自由」。「自由」だからこそ、自分の好きなようにビジネスをしたり自分磨きができます。仕事量を増やしたり減らしたりするのも、一職種に限定して仕事をするのも、マルチタレント化して多職種の仕事をできるようにするのも自分次第です。また、各業務に対する料金や納期の見積もりも自分で決められますので、経験や実績を得るために料金を低く設定することもできますし、そこそこ経験を積めたら料金を上げることもできます。もちろん自分のスキル・経験・相場・状況など色々なことを考慮して適切な判断をしなければいけませんが、他者の意見にとらわれず自分で考えて決断する自由がありますので、この点はフリーランスの大きな魅力です。

6. 会社に依存せずに自力で稼ぐという半永久的な能力を養える。

会社員として働くと、定年退職・リストラ・雇い止め・派遣切りなどいつ自分の生計手段が脅かされるかわからない状況に立たされている状態ですし、万が一そういう事態に陥ったときに死活問題並みのリスクを抱えることになります。一方、フリーランスの場合は無職になるリスクは極めて低いですし、仕事がゼロになっても料金を下げるなどして業務を獲得しやすくしたりするなど簡単に対策を講じやすい環境にいるケースが多いです。また、高齢になって体力が落ちてよぼよぼになってもスキルや経験までは朽ちませんので、年老いても働くことができ、年金の不安の解消にもつながるので半永久的に生計を立てることができると考えています。

 

※ 海外フリーランスのデメリット ※


言うまでもありませんが、メリットを取るならデメリットは避けられません。ここでは、会社員とはまた異なるフリーランスのデメリットを紹介します。

1. 孤独になりやすい。

フリーランスは会社員と異なって同僚などがいるわけではないので、独りになりやすいです。仕事の件でクライアントなどとやり取りをすることがあっても、ほとんどメールや電話などで解決してしまうことが多いので、孤独感はかなり感じます。しかし、何か楽しみを見つけたり、同じフリーランスの仲間を見つけたりして会う時間を作ったりすることで孤独感を紛らわすことができます。

2. 常に自分を律さなければならない。

会社員の場合は怠けても尻を叩いてくれる人が誰かしらいますが、フリーランスの場合は怠けても律してくれる他人は基本的にいません。しかも、サボれば稼ぎに影響するので、会社員の時よりも自分で自分をよりきちんと律さなければならなくなります。まさに、自分の敵は自分であるという状態です。ですが、自分を律するために仕事環境などを整えることでこの短所はカバーできると思います。

3. 業務に対する報酬が決まっていることが多いため、時間がかかるほど割が合わなくなる。

フリーランスの場合、各仕事に対して料金や納期を見積もるため、基本的に各業務に対して報酬が決まっています。そのため、その業務を完遂するのに時間がかかればかかるほど割に合わなくなり、低賃金や長時間労働に陥ってしまうリスクがあります。この短所に対処するには、自分の能力やキャパシティ・業務可能時間数・毎月稼がなければならない金額などをきちんと把握したうえで、各業務に対して料金や納期を見積もるようにするといいと考えています。このようにすると、恒常的で健康的に仕事をしていけます。

4. 営業や経理など付随的な業務も自力でやらなければならない。

会社員の場合は、「営業は営業のみ」、「経理は経理のみ」と一職種にだけ集中して仕事をすればいいですが、フリーランスはそうはいきません。自分が生業としている本業だけでなく、自分の能力やスキルを他者にアピールしたりすることで仕事を得たり、確定申告や納税などの経理の仕事もこなさなければなりません。
ここに海外在住という条件が加われば、その国の法律やルールに従わなければならないという義務も発生します。しかし、対処できないことはないのでそこまで怖気づくことはないと思います。「わからないことは調べて頭に叩き込んで解決する」という習慣があれば意外になんとかなりますし、税理士などの他者に相談したりして一人で悩まないようにすれば対処できます。

5. 福利厚生サービスがほとんどない。

会社員の場合は雇用されると何かしらの福利厚生が付いてきますが、フリーランスの場合はそうはいかないことが多いです。厳密にいうと、自分で福利厚生を受けられるようにしなければなりません。ですが、このデメリットに対してはフリーランス用の福利厚生サービスに申し込んだりすることでカバーできますので、あまり怖がることはありません。

 

まとめ

いかがでしたか。

会社員とフリーランスのどちらにも長所と短所がありますが、それぞれ吟味したうえで自分にとって魅力的なポイントを見つけて働き方を決めるのがベストだと私は考えます。

フリーランスの短所にはたじろいでしまうようなポイントがいくつかありますが、「自分の身の周りで起こることを血や肉にしていくスタンス」と「起こったときにどうにかするスタンス」を習慣化していれば意外になんとかなります。

この記事が皆様の進路やキャリアチェンジの一助になれば嬉しいです。

以上、向日葵猫でした。

 

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HimawariNeko

元ベトナム在住者の向日葵猫です。 現在はドイツのベルリンでフリーランサーとしてお仕事しています。