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転職エージェント訪問記:【インド】Pasona India Private Limited

Pasona India Private Limitedとは?

世界14地域、57拠点に展開するパソナグループのインド拠点。
インド国内にデリー本社の他、グルグラム・ムンバイ・バンガロール・チェンナイ・アーメダバード・ハイデラバードに支店を有し、各地域に精通した担当者が企業様・求職者様をサポートしていることから、北インド以外の地域でも高い紹介実績を誇ります。

日本人スタッフはインドの日系人材紹介会社の中で最多の11名が在籍しており、企業様との面接にも日本人スタッフが同席するなど、きめ細やかなサポートが強みです。
最近では中東やアフリカに関する求人案件も有しており、近年インド就職の先のキャリアとして描く方も増えている、中東・アフリカ就職のサポートを受けることもできます。

今回お伺いしたのはデリー本社です。

*当日伺ったお話と当日頂戴した会社概要資料を基に執筆。

 

ご担当の方にお話を伺ってきました!

インドの転職エージェント パソナ インディアの皆様

今回は3名の方にお話を伺ってきました!

鎌田様(写真中央)
新卒で人材系の会社に入社し、約3年ほど勤務した後、日本語教師としてインドへ赴任。
元々大学時代に指導を受けたスリランカ人の教授に影響を受け、スリランカとインドを訪問し、現地の生活や文化、人々に大きなインパクトを受けたそう。
Pasona Indiaには2008年に入社し、現在は同社副社長を務めつつ、アフリカ事業の立ち上げに奮闘中。

代市様(写真左)
大学卒業後、千葉の地方銀行に入行し、3年ほど勤務。
元々海外に憧れがあり、登録していたメルマガからの案内をきっかけにインド就職に興味を持つ。
当時のパソナスタッフとの面談の末にPasona Indiaに入ることを決意し、現在に至るまで約4年間勤務。

成田様(写真右)
大学時代に1年間インドでインターンシップを経験し、新卒でパソナ インディアへ入社し、現在に至るまで3年間勤務。
英語力のみならず、ビジネススキルも併せて高めるべく、インド就職に挑戦。
ご自身の経験や日々の営業活動を基に、求職者の方に現地の生の情報をお届けするべく奮闘中。
日本人求職者のフォローを主に担当している。

 

インドの現状について

ある朝のグルガオン中心部の様子

 

── 最近のインドの経済状況について教えて頂けますか?

 

最近は少し成長が落ち着いていますが、過去数年間5~8%という高い成長率を維持してきました。
将来的には人口が中国を上回るとされており、消費マーケットとして注目を浴びていますね。

これに伴って日系企業の進出も増えており、求人も常時一定数あります。

 

インドにおける日本人の求人状況について

 

── なるほど。業界・職種・地域別の求人状況につき教えて頂けますか?

 

業界・職種・地域別の求人状況については、以下の通りです。

業界について

製造業が圧倒的に多いですね。
他に多い業界としては、商社や金融でしょうか。

金融については、銀行の中で秘書や営業サポートなど、複数ポジションで採用があるのが主流で、ポジションベースで見ても求人が比較的多いですね。

 

職種について

他国と比べて職種のバラエティが豊富なのがインドの特徴です。

通訳を兼ねる形で、総務や秘書の業務を担える方が求められることから、バックオフィスの求人も比較的多いですね。
これには、元々日本人駐在員や出張者が増えてくる流れの中で、そのサポート業務を担う日本人のニーズがあり、日本人求人が増えてきたという背景があります。
秘書業務の場合でもコミュニケーションレベルの英語さえあれば、秘書検定の資格等は求められないので、英語で秘書業務にチャレンジしたい方にはおすすめです。

 

勤務地について

圧倒的にデリー・グルガオン近郊エリアが多く、最近ではチェンナイでも少し増えている印象があります。
その次に多いのはグジャラート州ですね。

 

── 求められる語学力やスキルについて教えて頂けますか?

 

昨今インド就職に関する情報もメディア等で多く露出するようになったことから、お問い合わせ自体が増えていることもあり、求められる語学力は年々上がってきている印象があります(目安はTOEIC700点程度・コミュニケーションレベル以上)。
弊社では求職者様とのご面談に際して、英語でのコミュニケーションスキルを測るために、インド人スタッフによる英語チェックを行っております。

特にバックオフィス職の場合は日本語でしか業務ができないとなると、日本人をインドで採用する意味が薄れてしまうこともあり、ビジネスレベルの英語が求められる求人が多いですね。
営業職でも営業スキルに加え、コミュニケーションレベルの英語力は求められます。

なお、未経験から営業職にもチャレンジは可能ですし、場合によっては新卒で応募可能な案件もあります。
インドである程度長く(目安:3~5年ほど)勤務でき、やる気のある方であれば基本的には問題がないとされています。

 

── ビザ発給要件についてはいかがでしょうか?

 

年収162万5千ルピー(約248万6千円)を満たしていれば、基本的に学歴・職歴は問いません。
新卒の方はもちろん、50~60代まで幅広い年齢層の方がチャレンジされています。

ただ、インドにお越しになってからの外国人登録がやや厳しくなっています。
外国人登録ができなかったという事例はまだ見たことがありませんが、一部インタビューが求められたりするケースはあります。

*レートについては、1インドルピー=約1.53円で計算(以下についても同様)。

 

インドでの生活・待遇について

インドにある169ルピー(約259円)均一のお店

 

── 現地採用の場合の給与について教えて頂けますか?

 

業界や職種によって大きく変わります。

営業職の場合、営業未経験や比較的経験の浅い層であればビザ基準である162万5千ルピー(約248万6千円)程度スタート、管理職レベルになれば250万〜300万ルピー(約383万~459万円)ほどになるケースもあります。
一方、バックオフィス職の場合は、基本的にビザ基準以上〜180万ルピー(約275万円)ほどが相場となります。

なお、上記は額面金額なので、そこから税金が3割ほど差し引かれます。

 

── 現地採用の場合、日本と比べて待遇が下がるのが一般的ですが、問題なく生活できそうでしょうか?

 

一見給与が低く感じられるかもしれませんが、住宅手当などの福利厚生が充実した求人もあります。
また、ローカルスタッフと同様に毎年の昇給があり、企業ごとに違いはあるものの、直近の昇給率の平均相場は5~8%程となっています。
以前は平均10%程でしたが、今年は景気の影響もあり、このような相場となっています。

中には、毎月3万ルピー(約4万6千円)ほど貯金されている方もいらっしゃいますね。

 

── なるほど。家賃や住宅事情について教えて頂けますか?

 

家賃は2万~3万ルピー(約3.1~4.6万円)程度が一般的な相場です。
チェンナイなどの一部地域では現地採用でもコンドミニアムにお住まいの方もいらっしゃいますが、ほとんどが一軒家の一室を借りるイメージです。
1ベッドルームの物件は少なく、上記の家賃で2ベッドルームほどの広い家に住めますね。

工業団地にご勤務される場合は、住宅支給の場合が多いですね。
工業団地近郊については、デリー・グルガオンほどの利便性はありませんが、ある程度日本人コミュニティ等もあり、生活に困るほどではありません。
ただ、インド就職の目的が「インドの生活を楽しみたい」という方には不向きかもしれません。

なお、家賃は物価の上昇に伴って毎年上がるとされています(据え置きの場合もあり)。
また、アプリやSNS等を通じて物件を探すこともできますが、トラブル等があった場合を考慮して、不動産会社の利用をおすすめします。
不動産会社経由だと、洗濯や掃除のサービスも含めてパッケージ化した、サービスアパートメントのような物件もありますね。

 

── 詳しく教えて頂き、ありがとうございます! 通勤手段や通勤手当に関してはいかがでしょうか?

 

通勤手当に関しては支給されないことが一般的です。
通勤手段としては、デリー・グルガオン近郊でご勤務される方は、ほとんどが配車アプリのUberを使われるか、オートリキシャやメトロ等で通勤されています。
その場合、会社から10~30分程度の距離に住まわれる方が多いですね。

一方、工業団地でご勤務される方の場合はドライバー付の車が支給されることが多いです。

参考までに、デリー勤務の方に伺ったお話を基に通勤手段と時間についてまとめてみましたので、併せてご覧下さい。

 

── 皆さん実際にインドで生活されていますが、生活面での利便性等はいかがですか?

 

他国と比べて、日本人の口に合う食事が身近にある訳ではないので、栄養に偏りが出るなど、大変な部分は当然あります。
インドと聞くと、インド料理しかないイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はデリバリー文化も発達してきており、他のアジアの国々の料理や日本食などをオーダーすることも可能です。
また、新鮮な食材をデリバリーで安く手に入れることも可能なので、自炊をしたい方には便利だと思います。

ランチにときどき日本食のお弁当デリバリーを使うこともありますが、その場合でも400~500ルピー(約612~765円)程度です。
インド料理をデリバリーで頼む場合は大体70~80ルピー(約107~122円)でオーダー可能で、ボリュームもあるので、シェアして食べたりもしていますね。

 

インドで働くとは

 

── インドでお仕事をされる中で何か苦労されていることなどはありますか?

 

インドの方々と一緒に働くことになるので、言葉や文化の壁があり、こちらの意図がなかなか伝わらなかったり、逆にインド人スタッフの方々が本当に言いたいことをなかなか理解できないもどかしさはあります。
特に、入社直後はスピード感を求められる場面も多く、いかに深く理解することとスピード感のバランスをとって、ミスコミュニケーションなく仕事を進めるかは常に課題です。

ただ、それこそが日本では経験できない、インドで働く醍醐味であり、海外で働きたい人には自分を成長させる絶好のチャンスだと思います。

 

── そんな皆さんからインド就職をご検討の方へのメッセージやアドバイスをお願いします!

 

鎌田様:インドでの経験は日本や他国でも活かせるという観点から、キャリアチェンジやキャリアアップを目指しやすい国だと思います。
また、求人もどんどん増えている一方で、挑戦する方もまだ少ないことから、入社した会社でのチャンスも大きく広がっています。
長いキャリアの中で、ご自身がどんなスキルを伸ばしていきたいのかをしっかり考えた上で、ぜひ挑戦して欲しいと思っています。

インドでの生活が厳しそうに感じるかもしれませんが、実際に生活してみると、さほど危険なことはありません。
外国人の増加により物も揃うようになってきており、思っているほど不便でもありません。

代市様:インドはまだまだ馴染みのない国かもしれませんが、実際は選択できる職種の幅も広く、いろんな仕事にチャレンジができます。
いつか海外で働きたいと思っているなら、その第一ステップとして飛び込みやすい国だと思うので、ぜひ挑戦して欲しいと思っています。

成田様:インドはオンとオフのメリハリがつけやすく、仕事をしながら趣味も楽しめる環境です。
私自身もインド伝統工芸のバザーやマーケットに足を運ぶなど、プライベートも積極的に楽しんでいます。
日本人サークルも多く、ヨガやダンス、アーユルヴェーダなども日本と比べて安く楽しめます。

また、英語やヒンディー語に関しても日本より安く学べるので、英語力にやや自信がなくても、インド現地で働きながら学べるのも魅力のひとつではないでしょうか。
TOEICを定期的に受けることも可能なので、ご自身で目標設定をきちんとしながら取り組めると、より有意義な時間を過ごせると思っています。

 

まとめ

実際に現地採用社員としてインドでお仕事をされている皆様からのお話は、求職者様にとって知りたい情報がたっぷりと詰まったお話でした。
そんな皆さんのお話から、日頃求職者様と向き合う際にも親身になってアドバイスをされている様子が窺えました。

経済成長の可能性もまだまだ大きい反面、まだまだ他国と比べてチャレンジングな環境であるインド。
皆さんのお話から、ここでの経験はきっと次に活きると感じましたし、大変ながらもやりがいや面白みの大きさは計り知れないと感じました。

ご訪問に際してはとにかく笑顔の絶えない楽しい時間で、どんな質問にも大変丁寧にご回答頂きました。
インド就職をご検討の方はぜひ一度パソナ インディアに問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?

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Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! フィリピン・セブでの海外インターンを経て、ベトナム・ハノイで海外就職。約2年に渡って大好きな東南アジアで働きながら、旅をする生活をしていました。 現在は自身の海外経験を基に、旅するインタビュアーとして海外で活躍する方々を取材し、「海外で働くとは」について発信することで、海外で働きたいけど一歩踏み出せない方に挑戦のきっかけを作るべく奮闘中。 どんなときもアジアの眩しい陽射しのような笑顔を忘れず、頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」