転職エージェント訪問記:【マレーシア】REERACOEN MALAYSIA SDN.BHD.
目次
REERACOEN MALAYSIA SDN.BHD.さんのご紹介
REERACOEN MALAYSIA (リーラコーエンマレーシア)は日本で人材総合サービスを行うネオキャリアのマレーシア拠点として2014年に設立。
内藤兼二(ないとうけんじ)様・康(かん)喜順様
今回お話をさせて頂いたのはManaging Directorの内藤さんと、Career Advisorの康さん。前職では(株)リクルートエージェント(現リクルートキャリア)にて海外事業の駐在員としてアジアで数多くの経験を積まれた内藤さんが感じるマレーシアの現状とは?また、マレーシアへの旅行がきっかけとなって日本の大手企業から現地就職に踏み出した康さんが思うマレーシアでの転職とは。「仕事を変えるという選択肢を持ってみよう」という力強いメッセージにも注目です。
フィリピン留学を経て海外就職へチャレンジすること
Q.語学学校で英語力を上げてから海外就職へのチャレンジすることは転職市場ではどのように捉えられていますでしょうか?
A.「覚悟を持っている」という点で良いですね。仕事をしながら転職活動をされている方は現状の仕事の都合で面接を受けられない等、転職活動のスピードが遅くなる傾向があり、その結果内定に結びつかない方もいます。一方で覚悟を持って仕事を辞め語学学校で英語を学ばれている生徒さんはスピード感を持って転職活動を進めて行くことが出来るのでとても良いと思います。
マレーシアで働く
Q.海外就職の中でも特にマレーシアが良いと思われる点はどこにあるのでしょうか?
A.英語力の向上を図れる点です。あまり知られていませんが、マレーシアは非英語圏の英語力に関してアジアでは1位を取っているんです。※The world leader ininternational education
参照→http://www.multivu.com/mnr/62435-ef- education-first-top-english- speaking-countries
マレーシアはどこの地域に行っても英語が通じるので英語力を伸ばしたいと思っている人にとっては非常に良い環境だと思います。
Q.英語以外の面でマレーシアでの就職が優れていると思う点はありますか?
A.生活面です。治安は全く問題無いですし、食事も安価で美味しいものを食べることが出来ます。家賃もそれ程高い家賃を払わずに良い場所に住むことが出来ますよ。
クアラルンプールのSUBWAY。日本食含め、食事に関しては全く心配いらない(山本主観)。
Q.そんなマレーシアで日本人の需要はあるのでしょうか?
A.あります。営業、IT、サービスと多くの業界で日本人のニーズはありますね。
Q.日本人に求められる英語力はどうでしょうか?
A.そこまで高い英語力が求められている訳ではありません。また英語での実務経験がなくてもOKという企業も多くあります。ただ、TOEICのスコアや英語での実務経験はあるにこしたことはりませんので、英語は勉強されて来た方が良いと思います。
Q.康さん自身現地採用としてでREERACOENに入社されていますが、そもそもマレーシアとの出会いはどんなものだったのでしょうか?
A.旅行で妹とマレーシアに来た時に、マレーシアに進出する日系企業の多さに驚いたのがきっかけです。海外でのチャンスの多さを感じたのですが、同時に全ての海外の国でチャンスがあるかというとそういう訳ではなく、例えば先進国は飽和状態でした。そんな中でマレーシアという国にチャンスを感じ、就職を決めました。
宿泊先で買った水。2MYR(約50円※)。ホテルで買った為ローカルのお店で買うより少し高めだが、日本よりは全然安い。
※2016年10月のレートで計算。
Q.海外就職を考えている人に向けてメッセージはありますか?
A.日本人は仕事に対するプライオリティー(優先順位)が高すぎて、仕事は変えられないもの、または変えてはいけないものだと思っている人がほとんどですよね。しかし、視点を海外に移せば、海外の人のプリオリティーは宗教や家族といったもので、仕事はその次に来ています。仕事を変えていくことが出来る、新しい仕事にチャレンジ出来るんだということを伝えたいですね。マレーシアは他民族国家であり、そういった日本人とは異なった価値観も学ばせてもらえる国です。仕事だけではなく、自分の価値観や考え方を変えたいと思っている人にもぜひチャレンジしてもらいたいですね。
インタビューを終えて
自分自身の仕事感を揺さぶられるようなインタビューとなりました。「自分の人生のために仕事は変えることが出来る、変えても良いんだ」というメッセージが多くの方の心に響くのではないでしょうか?自分の中で「〜でなければいけない」という考えは、もしかしたら一歩海外に踏み出すと変わってしまうのかもしれません。内藤さん、康さん、ありがとうございました!