ベトナム就職の魅力とは?現地採用者がメリット・デメリットを赤裸々にお伝えします。
こんにちは〜。
元ベトナム在住者こと向日葵猫です。
今回はベトナムに焦点を当てて、東南アジア就職の魅力とメリット・デメリットについてお話したいと思います。
勤務地がどこであろうと、海外就職というのは結構勇気がいるものです。
環境はガラリと変わりますし、日本の常識をほぼ封印して現地のやり方に従って順応しなければならなくなるし、ゼロから生活基盤を築かなければならないという状況になりますから、誰でも不安いっぱいになるのは当然です。
その一方で、自分が知らない世界に飛び込めたり、現地でしか味わえない物事を経験して自分の血や肉にできたり、現地人や他の海外在住者との人脈ができたりなど海外就職にしかない素敵な魅力も沢山あります。
不安にならずにはいられない海外就職ですが、ここではベトナム就職の魅力などについて詳しく紹介していきますので、読者の皆様に東南アジア就職について少しでもイメージを膨らませていただけたらと思います。
目次
私が思うベトナム就職のメリット4つ
1. 労働環境が比較的良好である。
日本では仕事が何よりも最優先されますが、ベトナムでは仕事はあくまでも生活手段と考えられ、プライベートを大切にします。
そのため、残業はほとんどないうえ強制されることもありませんし、時間外労働をさせる場合は2~4倍の給与を支払わなければならないと法律で定められていますので、むしろ残業をさせると職場の同僚に叱られます。
私が勤務していた職場でも基本的に大半の社員は夕方5時か6時には退勤していて、私も大抵は同じくらいの時間に退勤し、遅くとも夜7時には退社していました。
そのため、日本のような残業至上主義は存在せずアフター6を楽しめ、仕事もプライベートも充実させられます。
また、ベトナムの職場では社員はのびのびと仕事していて、社員同士が話すときも比較的フランクなのでヒエラルキーの圧力を感じることはほとんどありません。
そのため、過度な緊張感を持つことなく、心身ともに健康的に仕事ができます。
2. 求められる能力がそれほど高くなく、新卒でもチャンスは十分にある。
東南アジアで就職する場合は、それほど高い英語力は求められず、TOEICも500点以上あれば十分就職可能です。
ベトナムの場合は500点~600点ほどのスコアが目安ですが、ベトナム人にとっても英語は外国語ですので、高度な英語を話したり理解できる能力よりも平たい言葉且つ簡単な英文でコミュニケーションをとるスキルが求められます。
私はベトナムで就職も転職も経験しましたが、どちらも経験はあまり求められませんでした。
新卒で就職した会社は「とにかく海外で働きたい」という動機だけで合格してしまいましたし、転職した会社もベトナムで仕事をしながら生活していた経験と「ベトナムでリベンジしたい」という動機だけで採用された感じでした。
もちろん英語力や職務経験があるに越したことはないですが、新卒でもベトナム就職の門戸は広いですし、それらがないとしても諦めることはありません。
3. 駐在の人たちより給与が低くても、充実した生活ができる。
駐在社員と現地採用社員の違いといえば、やはり給与額と福利厚生の充実性。
現地採用社員の場合、給与は駐在社員よりも低いですし、福利厚生も手厚くありません。
しかし、東南アジア就職の場合はこういった給与と福利厚生の問題がそれほど気にならなくなるくらい充実した生活ができます。
ベトナムの場合は物価が安くて外食も安価なので、月給1000ドル(約10.9万円)くらいあれば十分な生活ができます。
大学卒業後に奨学金の返済があっても、月給1200~1500ドル(約13万~16.4万円)あれば返済は十分可能です。
私の場合は転職先での給与が月1200ドル(約13万円)でしたが、毎月3分の1~半分くらいは貯金できましたので、その貯金から余裕をもって返済していました。
したがって、給与額や福利厚生にそれほどこだわらなくても充実した海外生活を送ることができます。
4. 日本では味わえない東南アジアならではの楽しさを満喫できる。
日本では残業や休日出勤が当たり前のようにありますが、東南アジアではそういった習慣はなく、残業もほとんどなければ休日出勤もありません。
そのため、アフター5・6とオフを現地での生活を満喫するために思う存分費やせます。
また、東南アジアは人も環境ものびのびとしていて発展途上なところもたくさんあります。
そのため、日本にいたらありえない出来事がよく起こったりするので、刺激のある毎日を楽しめます。
現地で他の都市や国家へ遊びに行けるのも海外就職だからこそできる魅力的なポイントです。
ご存知の通り、東南アジアはいろんな国が隣接していますので周辺国家へ安く旅行ができます。航空費が安価でフライト時間が短いおかげで気軽に小旅行ができますし、1泊2日でタイのバンコク等に行ってきたということはよくある話です。
もちろん、大型連休の間に旅行するのも断然アリですし、複数の国をはしごして安い移動費で旅行できるのはとても魅力的です。
私が思うベトナム就職のデメリット3つ
1. 仕事や生活において、英語で太刀打ちできないことが多々ある。
現地人の英語のレベルは人によってまちまちですので、流暢に話せる人もいればほとんど話せない人もいます。
そのため、現地語が必要になることがよくありますし、職場でも使う単語や伝え方を工夫する必要があります。
この短所に対しては、言葉で伝えることに拘らずジェスチャー・絵・図・画像など非言語をフル活用すればカバーできます。
もちろん、現地語を覚えることも立派な対処法ですし大事なことですが、短期的に語学を習得するのは難しいので、あいさつ・数字・注文や勘定の仕方に関する言葉や表現だけでも勉強しておけばだいぶ太刀打ちできます。
2. インフラが不十分で、停電や回線切断がよく起こる。
東南アジアはインフラがまだまだ発展途上で、インターネット回線が遅いことや切れることはよくあります。
ベトナムでは、晴れていても突然停電したり、インターネット回線が急に切れたり、道路の水はけが悪くて川のように水浸しになったりします。
しかし、職場の場合はオフィスビルで予備電源を常備していることが多いので停電の際はそれでカバーできます。
カフェやレストラン等で停電やネット回線切断が起こった場合は、別のお店に行って電気やネット回線を確保するようにすれば対処可能です。
3. 治安は悪くないが、軽犯罪は多い。
国やエリアによりますが、東南アジアの治安はそれほど悪くないです。
しかし、スリ・ひったくり・ぼったくりなどの軽犯罪はよくあります。
ベトナムでは軽犯罪が多く、旅行者や在住して間もない人が被害に遭うというのはよくある話です。
このデメリットは、事前に治安事情などについてインターネットで調べたり、他の在住者のブログなどを見て情報をゲットして防犯対策すれば十分回避できます。
まとめ
ベトナムのことを中心に東南アジア就職の魅力や長所・短所を紹介しましたが、いかがでしたか。
海外就職というのは不安がつきものですが、日本ではできない体験をさせてくれる素晴らしい魅力がありますし、デメリットに対しても色々な対処方法があってカバーできます。
少しでも海外での仕事に興味があれば、私は比較的ハードルの低い東南アジア就職を目指すのをおすすめします。
今回の記事で東南アジア就職のイメージが膨らんだでしょうか。
次回もベトナムのことを中心に海外就職の魅力を伝えていきますので、ぜひお読みください。
また、こちらの記事でもアジア就職について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
以上、向日葵猫でした。