日々雑感

何かを始める時、「勇気」は必要だが「覚悟」は必要ない。

「あなたにはそれをやり切る「覚悟」や「勇気」はありますか?」

最近、キャリアの相談事に乗る時が多いです。
そんな時、冒頭の質問を安易にしてしまっていました。

相談者の気持ちの程度を見るためですが
軽率な態度であったと反省しています。

何かを始める時に「覚悟」って本当に必要でしょうか?

僕は必ずしも「覚悟」は必要ないと思います。
「勇気」は必要だと思いますが。

何かをスタートする時、ワクワクする気持ちや
これは面白そうだという直感などのプラスの感情が半分、
それをやることへの怖さなどのマイナスの感情が半分、
というのが丁度良い程度だと思っています。

僕が大きな決断を下す時、そのプラスとマイナスの感情は
半分半分くらいでした。

そして、決まって「覚悟」などという大それたものは
ありませんでした。

それが僕にとって正直なところです。

僕が下した決断の中で振り返ると大きかったのは
一つは仕事を中断して「嫁と一緒に世界一周の旅に出る」
というものでした。

そしてもう一つはフィリピン・セブに
「旅人が集まるような英語学校を作る」
というものでした。

世界一周の旅をする時、どうしても世界を見てみたいという
好奇心を止めることができませんでした。

もちろん、仕事を中断していくことに怖さは感じました。

最終的に旅に出るという決断に「勇気」は必要でしたが
「覚悟」などという大それたものはなかったように思います。

また、セブに英語学校を作る時もそんな感じでした。

「旅人が集まれる場を作れると面白いね!」

そんな素朴な想いを夫婦で共有してはじめたのが
今の英語学校「CROSS×ROAD(クロスロード)」です。

始めるにあたってもちろん怖かったですよ。
リスクだってあります。

でも「覚悟」といった切迫した気持ちはなかったように思います。

「勇気」は何かを決断する際に必要なもの。
「覚悟」は何かをやり続けていく中で必要なもの。

今はそのように感じています。

僕は今、40名弱の仲間とともに仕事をしています。

一応これでも小さな会社の代表ですので
今は「覚悟」といったものを持っているつもりですが、
スタートする際にはそんなものはなかったと思います。

もしあなたが何かをやりたいことがあるのなら
「勇気」を持って飛び込んでみるのも良いかもしれません。

その際「覚悟」はいりません。
そんなものが必要なら人はそもそも飛び込めません。

今の日本には「覚悟」をしないと進めないような
切羽詰まった状況に追い込まれることは稀ですから。

「覚悟」はそれを本気で続けていくと決める際で十分です。

何かやりたいことや興味があることが見つかったのなら
「勇気」を持って一歩進んでみてください。

その先に面白いものが見つかるかもしれませんよ。

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岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒