海外インタビュー

コンサルタントとして活躍!インド就職で感じる可能性と今後の展望とは?

安田和貴さんとはどんな人なの?

26歳(20185月現在)。新卒で総合電機メーカーに入社。発電関係の事業部で就業するものの、退社。2017年よりコンサルティング会社のインド支社に現地採用として入社。インド、中東、アフリカの市場や制度調査、クライアントの競合分析および政府機関をこなしている。

どのような経緯でインド海外就職をしたのか?

安田さんが働く会社が入るCyber City

インド海外就職は昔から考えていたのですか?

元々、学生時代から海外に興味を持っていて、ベトナムへ旅に出ました。そこで、自分たちと異なる考え、風習、言葉を持つ人々に会って、カルチャーショックを受けました。在学中にアメリカに半年間語学留学もして、将来的には海外で途上国のインフラ整備に関わりたいと思っていました。

なぜ、総合電機メーカーを辞めて、インド就職をしようと思ったのですか?

前職では生産管理の仕事を担当していました。やりがいはあったのですが、なかなか工場から出る機会はありませんでした。新卒入社後3年間働き、このまま国内で働いていくことへの漠然とした焦りを感じていたため、退職して海外に出ることを考え、検討し始めました。

どのようにインド就職を果たされたのでしょうか?

たまたま海外に強みを持つ転職エージェントが主催するインド就職セミナーに出たのがきっかけです。セミナーに参加して、英語での業務経験が積め、国としての成長速度が早く、かつ多くの日系企業が注目している市場であるインドに可能性を感じました。そこで、最初からインドに絞って転職活動を始めました。最終的には、仕事の内容や可能性を考えて、コンサルティング会社への現地採用での入社を決めました。

インドではどのような仕事をしているの?

Cyber City周辺の様子。インドとは思えない発展ぶりです。

具体的にはどのような仕事を担当されているのですか?

業務は主に①民間企業からの仕事②政府機関からの仕事があり、市場調査、法律や制度に関する調査、競合リサーチや日系企業の動向を調べたりしています。

日本で仕事をしてきた時とどんなことが異なりますか?

前職と比較して組織が小さいため、一人一人の仕事の範囲や責任が大きいと感じます。また、同僚や上司もインド人であるため、英語でのコミュニケーションや働き方の違い等による難しさを感じます。

入社当時の英語力はどうだったのでしょうか?

アメリカに6ヶ月間留学していたこともあり、日本にいる時点でTOEIC900点程度の英語力はありましたが、実際に英語を使用して働いてみると、10を言って5を理解してもらう程度であり、苦労することもあります。ただ、英語が原因で大きな問題になるほどではありません。インド訛りの英語にもずいぶん慣れましたね。笑

なるほど。インド人と仕事をしていて大変だと思うことはありませんか?

大変な面もありますね。彼らは自分の意見を強く持っているので、それが正しいかどうかということに限らず、自分も意見を持っていないと負けてしまいます。優秀な方も多いですしね。

また、インド人は家族や自分たちの生活をとても大切にします。そのため、時には仕事よりもそれらを優先することもあります。だから、仕事のスケジュール管理やフォローはとても大切ですね。朝も時間通りに来ないケースもあって日本の常識が通じない部分もあります。

インドでの生活は大変じゃない?

安田さんが同僚とルームシェアをしているコンドミニアム

インドでの生活ってどうですか?

生活は便利で困ることはほとんどありません。日本のようなショッピングモールもありますし、Amazonで買い物もできます。ただ、日本食は高いですね。ランチでも1,000円程度はします。インド料理なら300円~400円で食べられますが、脂っこくて毎日は無理ですね。フードデリバリーサービスのzomatoを利用すれば家まで食事を運んでくれるのでよく利用しています。

食生活に困ることはあまりなさそうですね。

そうですね。お酒も普通に飲めますし、あまり苦労することはないですね。最近では寿司ジャンクションという寿司のデリバリーサービスもあって、時々利用しています。

寿司ジャンクション、寿司のデリバリー https://www.sushijunction.com/

住居についてはどうでしょうか?

住居についてはコンドミニアムに同僚とルームシェアをして住んでいます。やや高いのですが、プールやジムもついていてとても快適です。

移動方法についてはいかがですか?

配車サービスであるウーバーを利用すれば、タクシーを安く便利に利用することができますし特に困ることはないですね。

娯楽についてはいかがでしょうか?

土日は読書をしたり、映画を見たりしています。娯楽についてはあまり充実していないと思います。飲みに行くくらいでしょうか。ただ、日本人コミュニティが多くそのコミュニティでホームパーティが開かれことも多いです。また、飛行機代が安いので国内外に旅行に行かれる方も多いですね。

今後のキャリアの展望は?

今後のキャリアパスについて展望はありますか?

具体的なキャリアパスはまだまだ検討中です。インドを含め海外を拠点にチャレンジしていきたいと思います。

日本で会社員として働くことは考えていませんか?

現時点では分かりません。ただ、インドや海外にはチャンスが多くあり、ここでは日本人、インド人問わず成長意欲がある人たちに囲まれています。海外での就業は大変なことも多いですが、刺激も多く、楽しいですね。

これからインド就職を検討している人に対して一言

今後インドを含めて海外で働きたいと思っている方に向けて一言お願いします。

海外で働きたいと思っている人はたくさんいると思います。ただ実際に行動に移す人は少ないのが現実ではないでしょうか?行きたいと思っている人は是非、飛び込んで欲しいと思います。

実は行動を起こせば、少なくともインド就職をすることは難しくはありません。そして、ここインドは後悔する環境ではありません。

インドに一生いる必要もないと思いますし、、数年間働くことで自分の可能性は間違いなく広がります。急激な経済発展に加え、厳しい生活環境・ネイティブ並みの英語環境を兼ねそろえているインド働くことができれば東南アジアでもアメリカ、ヨーロッパでも働ける人材になれるのではないでしょうか

また、多くの大企業がインドでのビジネス展開を検討していることもあり、インドで経験を積むことによって、日本の大企業で働きたいと思えば十分ニーズもあるはずです。決して、一度インドに来たらずっとインドというように一方通行ではないので。挑戦してくれる人が増えてくれると嬉しいですね。

まとめ

26歳の若さで、総合電機メーカーからコンサルタントと順調に歩まれているように感じるかもしれませんが、インドで仕事を続けるのは大変な部分もあるはずです。でも、安田さんを見ていると、本当に逞しいうえに彼からは可能性しか感じません。発展し続けるインドで成長できる環境に身を置くことは、今後の彼の人生にとってとてつもなく大きなギフトになるはずです。

僕たちはキャリアをせいぜい23年程度のスパンで考えてしまったり、今の環境を脱することばかり考えてしまったりしがちではないでしょうか?

でも実際、僕たちのキャリアは10年、20年、30年と続いていきます。その一方で今後わずか78年後には、インドは日本を抜き、世界第3位の経済大国になると言われています。

その時、今のキャリアにしがみ付いていていても大丈夫でしょうか?どちらにキャリアの軸足を移しておくべきでしょうか?インドで活躍するという選択肢をあなたのキャリアに加えてみても良いかもしれません。

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