海外インターンから太陽の国メキシコでの海外就職!その実現方法と実態とは?
今回は大学卒業後、メキシコへの海外インターンから日系人材紹介会社へ海外就職を果たされた田村さんにお話を伺いました。
目次
田村 彩紀さんのプロフィール
東洋大学国際地域学部卒。大学時代に学んだラテンアメリカ地域と、日本の企業の発展に貢献したいと熱意をもって、Tokyo Consulting Groupに入社。国際事業部に配属後、メキシコのレオンに赴任となる。趣味は、走ること、コーヒーを飲むこと、そして食べること。どんな場所でも生きていく適応能力があるのと風邪をひかないのが、ほんの少し人に誇れるところです。
メキシコでの海外インターンから海外就職を果たした経緯
そもそもどうして海外、特にメキシコを選ばれたのですか?
大学時代は東洋大学国際地域学部(現、国際学部)に在籍していました。そこではラテンアメリカを学習する分野はなかったのですが、第二言語としてスペイン語を勉強しました(メキシコはスペイン語圏)。
大学3、4年生時にアメリカに9ヶ月間の交換留学に行ったり、中米ホンジェラスに数ヶ月間滞在したりしていました。そのような中で「海外・国内に限らず世界で通用する人材になりたい。」と思うようになりました。
現在、海外インターン先のメキシコ日系コンサルティング会社への海外就職を果たした田村さんですが、これまでの経緯を教えていただけますか?
現在の職場である東京コンサルティングファームのメキシコオフィスでインターンをさせていただくことになったのですが、元々アメリカで経済、会計の勉強をしていましたし、数字は好きだったこともありご縁をいただきました。
最初の1年間はインターンという形でトレーニングも含めて入社させていただきましたが、この度、正式にインターン先のメキシコオフィスで雇用していただけることになりました。
おめでとうございます!これまでのお仕事ぶりが評価されたということですね!
ありがとうございます。メキシコオフィスの一員になれることができて嬉しいです。
海外インターン時及び現在の仕事内容
海外インターン時及び現在の仕事内容を教えてください。
弊社は日本では会計事務所が母体の会社になります。日系企業のメキシコ進出とをご支援することが多いですが、具体的には現地視察、法人の設立、その前後の法律・会計面でのサポートなどを会社と一緒に行っていきます。
現在主に私が担当しているのは、現地での人材採用から労務や人事に関わる社内管理体制の構築サポートです。こういったことをトータルで提供しているのが弊社の事業の特徴ですね。
日本人だけではなく、現地の方の人材紹介のお仕事もされているのですか?
はい。もちろん日本人の方だけではなく、メキシコ人の紹介も行っております。
メキシコと言えばスペイン語圏ですが、言葉は大丈夫ですか?
英語については大学時代に留学をしていたこともあり、ある程度は大丈夫なのですが、スペイン語になるとまだ勉強中です。普段の日常会話やメールについては問題なく対応が可能です。
ビジネスにおいては、文章は英語がほとんどになりますが、ローカルのスタッフで英語が苦手な方がいらっしゃる場合もあります。そのため、英語、スペイン語、日本語が飛び交う中で仕事を進めていくことも多いです。
会計・税務や労務の規定に関わる文章の場合は、スペイン語が中心となります。
どのようなクライアントが多いのでしょうか?
クライアント企業様は進出して間もないケースも多く、社内のリソースが十分ではない場合も多いです。そのため、会社の管理に関することで困ったことがあれば、何でも相談に乗らせていただいています。
クライアント様も限られた予算、期間の中で何とかやりくりをしながらやっています。私もクライアント様に貢献できるように常に勉強しながら業務を行っています。
語学だけでも大変なのに、業務が多岐に渡るのでお仕事は大変ではないですか?
はい。笑
実際、会計や税務、人事・労務については、知らないことも多かったため、特に、はじめは大変でした。
最初は日本語で書かれている本を使って勉強をしましたし、社内の方に教えてもらいながら、一つ一つ学んでいきました。今思えば大変でしたが、その当時は必死でしたね。あまりキツイとは思いませんでした。笑
経験が少ない中、クライアントへのアドバイスをするのは責任重大ですね。
知識・経験のない中でクライアント様にアドバイスをしなければならないため大変でしたが、その分、成長できたと思います。
足りない部分は自分で補っていくという意識で仕事に取り組んでいました。落ち込んでいる暇もないですし、失敗してもフォローしてくれる人が周りにたくさんいたことは本当に有難い環境だと思います。
安心して業務に取り組むことができました。
海外インターンからメキシコ海外就職へ!その中で学んだこととは?
海外インターンから海外就職を果たした今、印象的な出来事はありましたか?
弊社で人材紹介事業を立ち上げることになり、私が担当をさせていただくことになったのですが、最初はなかなか結果がでない時期がありました。
面接しても不採用が続いた時期は正直辛かったですね。
でもだからこそ、最初の1件が決まった時は本当に嬉しかったです。最初にお話をいただいてから成約まで3か月かかりました。
ご苦労をされた分、最初に成果を出した時はうれしいですよね。
はい。クライアント様や求職者とのやりとりは、スピードもや対応の丁寧さが大切になっていくのですが、電話やメールをうまく使い分け、コミュニケーションをとっていくことを学びました。
最初の1件が決まるとそれからコンスタントに採用が決まるようになってきました。そこまでは時間がかかりましたが、試行錯誤をしてきたことが活きていると思います。
今後のキャリアの方向性は?
今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?
まずは私たちの組織を自分が直接関与しなくてもきちんと仕事が回るようにしていきたいと思います。同時に多くの会社にサービスを提供できる形にしたいですね。
個人としてはスペイン語をさらに伸ばしながら、ビジネスパーソンとして成長していきたいです。自分もこれまで多くの方に助けられてきました。そのため、これから入ってくる人をサポートできる人になりたいと思っています。マネジメントとしてリーダーシップを発揮できる人材に成長していきたいですね。
長期的にはどのようなキャリアをお考えですか?
元々私は会計など数字を使う仕事をしたいと思っていて、人材関係の仕事をすることは考えていませんでした。でも実際にやってみて、人に関わる仕事に対してやりがいと魅力を感じています。
今後も会社の組織や人事など、人に関わる仕事を続けていきたいと思います。そして将来的には、ラテンアメリカ全体の発展途上の国々やそこにいる人たちがより豊かになるような関わり方をしていければと思います。
最後に今後、世界を舞台に活躍したいと思っている方へ一言いただければと思います。
最近の若い方は内向きで安定志向の人が多いと言われています。そしてそれが事実であるならば、日本はこのままいくと発展できないかもしれません。
もちろん自分もまだまだこれからですが、もっとエネルギッシュに頑張って成長をしていきたい思います。若いエネルギーがある人が増えるといいなと思います。
是非、一緒に頑張りましょう。
まとめ
今回、メキシコでの海外インターンから現地海外就職を実現させた田村さんにインタビューをさせていただきました。
インタビューの中でも触れられていますが、田村さんは大学を卒業して間もない中、言葉も慣れない状況で海外進出のサポート及び新規人材紹介業の立ち上げをされたことに感銘を受けました。
もちろん、全員がこのようなキャリアを歩むことはできないとは思いますし、オススメするわけではありません。
しかし、このようなチャレンジングな人が増えると、もっと日本や世界は面白くなるぁと思いました。
なぜなら、今最も日本と世界に求められている人材は、国と国とをつなぐ人材であり、ゼロから事業を立ち上げることができる人材であるからです。
そんな人間になりたいと考えている方にとって、まずは海外インターンからスタートさせることはとても有意義であると感じました。
東京コンサルティングファームについて
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