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転職エージェント訪問記:【マレーシア】Pasona HR Malaysia Sdn. Bhd.

Pasona HR Malaysia Sdn. Bhd.さんのご紹介

Pasona HR Malaysia Sdn. Bhd.は、パソナグループの一員として、日系企業のグローバル人材ニーズに応えるため、2014年5月にマレーシアに設立。日本国内で培ってきた、企業のあらゆる採用ニーズに応えるためのサービスとノウハウを提供している。2016年10月現在10名以上のメンバーで業務当っている。

鉤伸秀(まがりのぶひで)様・田中晋作(たなかしんさく)様

Pasona マレーシア 鉤さん・田中さん
今回の訪問でお話をお伺いしたのは、Managing Directorの鉤(まがり、写真左)さんとグローバルドゥタンク事業部長の田中さん(写真右)です。落ち着いた雰囲気の中、時折冗談も交えながらのインタビューとなりました。世の中の幅広い知識に基づいてお話をされる内容は私個人としても非常に勉強になりました。「5、10年先の未来を見据えて海外で経験を積むことを考えてみる」というお二人からのメッセージ、心に響く人も多いのではないでしょうか?ぜひご覧下さい。

マレーシアで働く

Q.マレーシアでの日本人の現地採用ニーズはどうでしょうか?
A.二つの側面があると思います。一つは、増えている側面。これは、コストのかかる駐在員の数を減らして現地採用とする流れも少なからずあると思います。もう一つの側面は、減っている側面。マレーシアの経済状況があまり良くなく日本人の求人が増える見込みが薄いこと。弊社も経済を含めた今後のマレーシア転職状況に注目しています。

Q.初めて海外就職をする日本人にとってマレーシアという国はどうでしょうか?
A.初めて海外就職をする人にとってマレーシアははとても良い国なのではないかと思います。英語スキルを伸ばすことが可能で、治安も良く、食事も安価で美味しいですよ。1日2日の旅行では見えない部分ですが、とても生活がしやすく、生活するならマレーシアだと結果長くマレーシアに滞在している日本人の方も多くいらっしゃいますね(笑)。


クアラルンプールで最も快適な公共の鉄道「LRT」。早朝から深夜の終電までおよそ5分間隔で運行していて時間も正確。

日本人に求められるもの

Q.マレーシアの現地採用において日本人に求められる英語のレベルはどの程度でしょうか?
A.ポジションに寄りますが、比較的そこまで高いレベルは求められません。パソナの場合、TOEICのスコアはあまり見ておらず、現地社員と実際に会話をしてもらいコミュニケーション能力を図っています。

Q.求職者に求められる職務経験に関してはどうでしょうか?
A.一般的に言われているように、5~10年間同じ企業で働かれていた方は企業側も安心して採用出来るという部分はあります。しかし、多くの職種、特に営業職では経験よりもその人の人柄を重視していますね。一緒に働きたいか、お客様と上手に付き合っていけそうな人間かどうかという点が重要視されますを見させてもらっています。


マレーシアを代表するドリンク「テタレ」。とても甘い。

メッセージ

Q.マレーシア就職を志している方、またはマレーシア就職を迷われている方に何かメッセージはありますでしょうか?
A.マレーシア就職に限ったことではありませんが、日本人の方には視野を広げてもらいたいですね。今後日本には多くの外国人労働者が入ってきます。その外国人労働者と競って働いていく未来を見据えて自分のキャリアを選択してもらいたいです。20年後も30年後も、英語や海外に触れず、ずっと日本国内だけで仕事していくのか、5、10年先の未来を見据えてご自身をキャリアを選び、その選択肢の中にマレーシアが入り、弊社へご連絡を頂ければ大変嬉しく思います。

インタビューを終えての感想

鉤さんも田中さんが非常に話しやすい雰囲気を作って下さったおかげで、予定より多く質問してしまいました(笑)英語力に関して、「TOEICは参考程度にしかならなら、現地スタッフと実際にコミュニケーションを取ってもらう」というコメント。もし海外就職を実現したいと思っている人がいるなら、1年間日本にいてTOEICの勉強をしてスコア300点アップを図るのではなく、3ヶ月間海外に留学して実際に英語を喋る機会を持った方が近道になるのではないかと感じましたね。鉤さん、田中さん、貴重なお話本当にありがとうございました!

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アバター

上智大学経済学部を卒業後、国内半導体製造装置メーカーで海外営業を経験。退職後フィリピンに渡り、フィリピン・セブ海外キャリアコーチング英会話スクール「Beyond the border〜ビヨンドザボーダー」立ち上げより参画。同校の英語カリキュラム及びコーチングメニューの作成に従事。TED翻訳チーム Open Translation Projectに所属し翻訳活動を続ける傍らで、アメリカのラジオ局 Unger Broadcasting Radio Networkで自身の番組のパーソナリティーとしても活動。