海外フリーランス

新卒でフィリピンの旅行会社MAD Travelに入社した大野雛子さんが語る「貧困問題への向き合い方」

「いろいろなチャンスが訪れると思いますが、そのチャンスを掴み取って欲しいと思っています」

そう笑顔で語ったのは、フィリピン現地の旅行会社「MAD Travel」に新卒で入社した大野雛子(おおの ひなこ)さん。
学生時代から「フィリピンの貧困問題を解決したい!」という思いを胸に、海外インターンやNPO法人での活動など、さまざまな挑戦をされています。
これまで思いの実現に向けて挑戦を続ける過程で、出会いに恵まれ、たくさんの人に支えられながら、充実した毎日を過ごしてきました。
だからこそ、自身が経験した素敵な出会いやその楽しさを、次の「誰か」にも感じて欲しいとのことでした。

そんな大野さんですが、最初から新卒でいきなりフィリピンで働こうとしていた訳ではありません。
「“新卒”のカードを捨てて、いきなりフィリピンで働くなんて怖い!」
縁あってMAD Travelの代表から声を掛けられたときは、そう思っていたとのこと。

現在は海外を舞台に活躍されている大野さんですが、その裏には、地道な努力を惜しまない、ひたむきな姿が隠されていました。
今回の記事では、そんな大野さんの生き方から、おもに以下の点をお伝えしたいと思います。

  • 最初の一歩を踏み出したきっかけとは?
  • 勇気を出して行動したことから、得られた学びや気づきとは?
  • どんなときも頑張り続けられる原動力とは?

夢の実現に向けて、力強く行動し続ける大野さんの姿から、たくさんの刺激と勇気を得られると思います!
どうぞ、最後までお読みください!

*本文中の一部お写真は、大野さんご本人からいただいたものです。

大野雛子さん プロフィール
フィリピン・マニラ在住のパラレルワーカー。大学在学中に『トビタテ!留学JAPAN』の4期生に選出され、フィリピン・セブのNGOでの海外インターンシップを通して、ソーシャルビジネスについて学ぶ。他にも、在学中からフィリピンに関わるNPO法人でのアルバイトをはじめ、さまざまな活動に携わる。2019年に東洋大学を卒業後、フィリピンを拠点にサステナブルツーリズムを促進するMAD Travelに新卒で入社。現在は同社で日本マーケットの開拓に携わるかたわら、友人と共同で立ち上げたNPO法人『Studio on_site』での活動、竹ストローの開発・販売事業『TAKE me!』の立ち上げなど、社会問題の解決に向け、多岐にわたって活躍を続けている。
*当日伺ったお話をもとに執筆。

 

底抜けの明るさの裏側にある「貧困」という問題に気づき、解決の糸口を模索する

大野さんが初めて目にしたスラムの様子

 

── 学生時代からフィリピンで海外インターンに参加したり、フィリピンに関わるNGOで活動をされていた大野さん。最初に、フィリピンに関心を持ったきっかけについて教えていただけますか?

 

大学1年の夏休みに、たまたま大学の研修で訪れたフィリピンで受けた衝撃が大きかったんです。
日本とはまったく違う街の様子に驚いたのはもちろんですが、フィリピン人の底抜けの明るさにとにかく心惹かれました。

当時の私は、大学受験に失敗した悔しさや危機感から、「何かしなきゃ!」と思い、海外に目を向けることにしたんです。
そんな私が、たまたま飛び込んだフィリピンで目にしたのは、大学や進路を心配するのはおろか、毎日の食事や生活すらままならない人々でした。
そのような人たちを目の当たりにしたとき、小さなことに悩んでいる自分のことが、ちっぽけで世間知らずのように思えて恥ずかしくなったんです。

それに、恵まれない環境であるにもかかわらず、彼らはとても明るく楽観的で、幸せそうに生きていました。
それを見て、「この明るく、楽観的な性格の背景には、一体何があるんだろう?」と、疑問を抱いたんです。

それからというもの、まるで恋に落ちたかのように、フィリピンの魅力に引き込まれていきました・・・!
とにかく「フィリピンのことを、もっと知りたい!」という気持ちを抑えられなくなったんです。

 

── きっかけは“なんとなく”でしたが、実際訪れたことで、どんどんフィリピンに心惹かれていったんですね!

 

まさにそうですね!
帰国後は、フィリピンについて研究している教授を学内で探し回りました。
その過程で出会った他学部の先生に誘っていただき、大学1年の春休みにもう一度フィリピンへ行くことにしたんです。

「現地の人とまったく同じ生活を体験してみたら、底抜けの明るさの裏側について何か分かるかもしれない!」と思った私は、1ヶ月間セブ島の貧困地域で、現地の人たちと寝食をともにしました。
彼らは他人である私に対しても、「あなたは娘のよう」と何度も言ってくれるなど、家族のように接してくれたんです。
そして、家族と過ごせる喜びをはじめ、今目の前にある幸せをしっかりと噛み締めて生きていました。

そんなフィリピン人の幸せの感じ方がとても素敵だと思いましたし、フィリピン全体として、大らかで前向きな方がとても多いと気づかされました。

 

── フィリピンの貧困問題を解決したいと思い始めたのはなぜですか?

 

一緒に生活する中で、明るさの裏側にある、たくさんの涙や波乱を目にし、経済的な貧困による歪みが間違いなくあると感じたからです。
元気に遊んでいた子供たちとじっくり話をしてみると、貧困や暴力について苦しそうに語っていました。
なかには、たった10歳で貧しい家族を支えるために夢を諦める、と話す子もいたんです。
その姿を見て、「明るいから幸せ」のように、貧困問題を片付けてしまうのは違うと思いました。

そこで、大学を1年休学し、「ビジネスで貧困をなくす方法を学ぶ」というテーマで、『トビタテ!留学JAPAN』(以下、トビタテ)の4期生として、奨学金をいただいて、海外インターンシップに参加することにしました。
フィリピンで、現地の人や他国の人がどのような方法で貧困に対してアプローチしているかを、体験して学びたかったからです。

 

── 貧困をなくす方法として、ビジネスに目を向けたのはなぜですか?

 

何かしらの方法でお金を集め、経済的に支援しようと考えたこともありました。
ただ、それだと彼らは誰かによる金銭的な援助を待ち続けるしかなく、根本的な解決にならないと思いました。

「何が根本的で持続可能な解決方法なのか?」と考えた末、現地に雇用を生み出すことで、貧困層の方々と対等な立場で問題解決を図ることがベストだと思いました。
教育であれば国が関わる必要があり、主に子どもが対象となりますが、ビジネスは民間企業が主導で進められて、幅広い人にインパクトを与えられます。
雇用を生み出せば、収入を作りながら、教育も同時に進められるので、経済的自立にも繋がりますし・・・。

そこで、関心を持ったのがソーシャルビジネス(※)でした。

※ソーシャルビジネスとは、環境・貧困など、社会的課題の解決を図るための取り組みを持続可能な事業として展開することです(参照元:コトバンク)。

 

── そのような背景があったんですね。インターンシップに参加してみてどうでしたか?

 

最初のうちは現地の方の家に住み込み、英語力向上のために週3回語学学校に通いながら、それ以外の時間はボランティアをしていました。
それに加えて、インターン先となったフィリピン最大のNGO『Gawad Kalinga(ガワッド カリンガ)』のコミュニティを見て回りながら、貧困問題の解決に向けた取り組みへの理解を深めました。
特に学びや気づきが多かったのは、最後の半年間で取り組んだ、おもちゃのソーシャルビジネス(※)でしたね。

運営者でもあるフランス人の社会起業家は、フィリピンの貧困層のために自分の人生を賭けていました。
その姿から学ぶことが多く、「私もずっとこの道で行きたい!」と尊敬する気持ちを抱くようになりました。

その一方で、「本当にソーシャルビジネスだけが持続可能なビジネスなのか」と疑問を持つようにもなったんです。

※このビジネスでは、貧困層の女性たちが作った、手作りのおもちゃを販売することで得た収益を、現地の女性たちに対して収入として還元していました。

 

── 当時感じていた疑問について、もう少し詳しく教えていただけますか?

 

NGOの活動やソーシャルビジネスでのインターンを通して、それぞれの活動の正誤や持続可能性ではなく、各組織や各活動の必要性は段階によって異なるのではないかと感じるようになりました。

あくまで例えですが、路上で生活している人たちには、健康や安全のための家が最低限必要です。
まずは寄付で家を建設し、その後は生活に必要な収入が得られるよう、ビジネスを通して雇用創出に取り組む必要があります。
このように、寄付による経済的支援がどうしても必要な段階もあり、その後の段階で、雇用創出という形で貧困問題にアプローチすることも必要だと思いました。

さらに、帰国後には実際にNPOや寄付に関する活動に携わってみました。
フィリピンに関わるNPOでのアルバイト、飲めば飲むほど寄付になる寄付Barの企画などを通して、問題の解決に必要な活動はソーシャルビジネス以外にもたくさんあると気づかされました。
同時に、「同情を煽るのではなく、問題を解決するためのポジティブな連鎖を生み出したい」という、貧困をなくす活動に対する自分なりの立ち位置がだんだんと見えてきました。

 

── 活動を続けてきたからこそ、見えた気づきですよね! 「ポジティブな連鎖を生み出したい」と思った背景には何があったのでしょうか?

 

いろいろと考えて行動する過程で、同情を煽るような方法での支援だと、そこに関わる自分の気持ちも後ろ向きになってしまうと気づきました。
そこで、「もっと自分も含め、みんなで楽しみながら、少しでも世界を良くする方法はないかな?」と考えるようになったんです。

先程お話した寄付Barはもちろん、社会問題についての映画をおしゃれな空間で上映する会などは、お客様からもポジティブなフィードバックをたくさんいただきました。
こんな風に、みんなで楽しむことが社会貢献に繋がる活動の方がファンもたくさんつきますし、理想的だと思ったんです。
今携わっている、MAD Travelでのお仕事もこの考えにぴったりなんですよね・・・!

「自分も楽しいと思えることを続けつつ、思いやりや架け橋になりたい気持ちは大切にする」
これは、私が今も大切にしているスタンスです。

 

やっぱりフィリピンから離れられない!?〜新卒でマニラ現地の旅行会社へ就職するまで〜

MAD Travelの創業者Tomさん(手前)と大野さん(左から2番目)

 

── 現職のMAD Travelに入社した経緯について教えていただけますか?

 

いろいろな巡り合わせもありますし、周囲に導かれたような気がしています。

じつは、最初から新卒でフィリピンへ飛び込もうとはまったく思っておらず、内定もいただいたので、東京のIT企業で働くつもりでした。
これまでフィリピンについてたくさん知れたし、いずれはフィリピンで何かしたいと思ってはいましたが、まずは日本で働くのが普通の人生なんだろうなと、ぼんやりと思っていたからです。
そして、日本で働くのが嫌だったのではなく、むしろ刺激と学びの溢れる東京の街で働ける日がすごく楽しみだったので、前向きな気持ちで就職活動を終えました。

そんなとき、MAD Travelの代表から声が掛かったんです。
フィリピンでインターンをしていた頃に、会社やその活動について調べていたので、代表とも面識があって・・・。

 

── そのお話を受けて、すぐに飛び込む決断はできたのでしょうか?

 

新卒で海外に飛び込むなんて恐いと思っていましたし、その後3ヶ月ほど悩みました。
同時に、「やっぱりフィリピンから離れられないんだな・・・」と思いました(笑)。

話は戻りますが、一時期はフィリピンからあえて離れた時期もあったんです。
フィリピンでインターンを終えてからの1年間は、現地での活動に関する学内外での報告会など、これまでの振り返りに追われていました。
その過程で、将来的にフィリピンで何かしたいなら、他の国にも目を向けて、自分の知見を広げる必要があるのではないかと感じました。
そこで、東南アジアをバックパッカーとして見て廻りましたが、フィリピンほど引き込まれる国は見つからなくて・・・。

迷っていても、じつは心では決まっていて、あとは誰かに背中を押して欲しいだけだったんですよね・・・!
最終的に、大学時代の友人やトビタテの仲間たちの後押しもあり、フィリピンへ飛び込むことにしました。
「フィリピンが好き!」と言い続けていたのもあり、フィリピンと繋がれるよう、周囲に引っ張り上げていただいたと思っています。

 

── 周りのみなさんの後押しがあっての決断だったんですね!

 

私の周りにいる方々のおかげで今の自分があると思っているので、支えてくれている方には心から感謝しています。
これから、みなさんにどのような形で恩返しできるだろうか、と常に考えています・・・!

そのために、心掛けていることがあります。
それは、伝え続ける、繋がり続けること。

自分の気持ちや思いを伝えない限り、相手には伝わりませんし、伝えることが信頼関係を築く第一歩だと思っているので。
だからこそ、感謝の言葉をきちんと伝えたり、こまめに連絡をとることは欠かさないようにしていますね。

 

── 素敵な心構えですね! そう思うようになったきっかけはありますか?

 

フィリピンでの経験は大きな要因のひとつかもしれません。

フィリピンでインターンをしていた頃、フランス人の同僚に対して自分の意見が上手く言えず、最終的に爆発したことがありました。
このとき、人間関係に生じるひずみなど、伝えないことによるデメリットがあると気づいたんです。

また、フィリピン人は「ありがとう」、「大好き」、「おかえり」など、些細なことでも直接言葉にして伝えてくれるんです!
それを聞くとすごく嬉しくなりますし、そんなフィリピンの文化が大好きなんです。
日本では「察する」ことが当たり前だとされますが、フィリピンで長く過ごすうちに「思いはまっすぐに伝えよう」と思えるようになりましたね。

 

マニラでパラレルワーカーとして活躍中! 輝かしい活躍の裏側にある努力とは?

会社のメンバーとの1枚

 

── 現在のお仕事について教えていただけますか?

 

フィリピンを拠点にサステイナブルツーリズム(※)事業を展開するMAD Travelで、営業として日本マーケットの開拓を担当しています。
一般の旅行客向けはもちろん、日本の旅行会社や大学とタイアップしてサステイナブルツーリズムに関するツアーを組んだりもします。
社内に日本人は私だけということもあり、見積もりや請求に関わる資料作成、ツアーに関わる施設等のブッキング、日本語でのツアーサポートなど、営業以外にもさまざまな業務に当たっています。

また、私自身は「パラレルワーカー」とよく言っていますが、この他にもお仕事をしているんですよ。

※サステイナブルツーリズムとは、観光地の本来の姿や資源を「持続的に」保ちつつ、その魅力をを体験できるようなサービスの設定を行うこと。(訪日ラボの記事を参照。)

 

── 他にはどんなお仕事をされているのでしょうか?

 

『Studio on_site』というNPO法人を友人と共同で立ち上げ、副理事として関わりながら、個人で『TAKE me!』という竹ストローの開発・販売事業を展開しています。

Studio on_siteでは、サステナビリティや社会問題の解決を軸にしたものづくりや暮らしづくりを目指しています。
そこで私はおもに、プロジェクトのマネジメントを担当しています。

竹ストローの販売事業については、先住民族から仕入れた竹ストロー(写真)を日本向けにオンラインで販売しています。
竹ストローの販売によって生まれる「可愛い!」というポジティブな感情が、先住民族の支援や人々の環境意識の変化に少しでも繋がればと思っています。

※竹ストローの写真は、『TAKE me!』のホームページより引用。

 

── お話を聞いて、行動力に圧倒されています・・・。お仕事のやりがいについて教えていただけますか?

 

普段の業務では泥臭い場面も多いですが、「ポジティブな連鎖で貧困問題を解決したい!」という思いを、着実に実現できている喜びもたくさん感じています。
営業職なので、課される目標もあり、目標の達成に向けて努力を積み重ねていく泥臭さはもちろんあります。
それでも、お客様から「楽しかった!」というフィードバックをいただくと、その苦労も忘れてしまうぐらい嬉しいですね。
自分が手掛けたツアーを通して、大好きなフィリピンの魅力が伝わったと実感できる瞬間でもあります。

また、「よりよい社会を作る」という、同じ志を持った方たちと一緒に仕事ができるのも幸せです。
人との繋がりで仕事の幅が広がる面白みや、多様なバックグラウンドを持つ方々と仕事をする楽しさもありますし・・・!

ただ、サステイナブルツーリズムを事業としていますが、日本マーケットを私一人で担当しており、現状では私にしかできない業務もたくさんあることは課題です。
本当の意味で「サステイナブル」と言えるように、今後は私がいなくても仕事が回る仕組み作りにもきちんと取り組んでいきたいですね。

 

── とても充実している様子が伝わってきます。大野さんは新卒でマニラ就職をされていますが、何か苦労されたことはありますか?

 

社内に日本人が他にいない状況で、いきなり日本マーケットの開拓を任されたので、最初は大変でした。
私の会社では新人研修がなかったこともあり、日本のビジネスマナーの理解も足りておらず、営業メールでお叱りを受けたこともありました。
怒られることは仕方がないことなので、自分で必死に本を読みながら勉強していました。
ただ、きちんと成長しているのか自信が持てない時期もありましたね・・・。

また、マニラでの生活はその当時初めての経験だったので、慣れない環境と仲間がいない孤独感が相まって、ツラい思いをする時期もありました。
ちょうどその頃、大学時代の先輩の紹介がきっかけで、「夢セブ」というイベントに応募・登壇したことが大きな転機になりました。

大野さんが登壇した、夢を語り合うイベント「夢セブ」

※夢セブ-Change my Life in 2020-のイベントページより引用。

自分の思いの原点となった場所で、自分の活動について発信することで、共感してくれる仲間が増えたことがとても励みになったんです。
また、多くの方に応援していただけたことで、「自分のしてきたことは間違っていなかったんだ!」と改めて感じることもできました。

*補足:著者は大野さんと一緒に「夢セブ」に登壇しています。

 

── 夢セブ、とても良かったですよね・・・! 大変なこともたくさんあると思いますが、大野さんがマニラで頑張る原動力について教えていただけますか?

 

学生時代の友人やトビタテの仲間、そしてフィリピンの友人など、同じように世界各地で、志高く頑張っている仲間の存在が大きいです。

「いつかみんなと一緒に仕事がしたい!」が私の目標のひとつであり、今頑張る原動力になっています。
将来みんなと一緒に仕事をするためには、私自身が自分で何かを成し遂げられる力を備えておく必要があると思っています。
そのために、今は置かれた場所で、自分のできることに全力で臨んでいくしかないと思っているんです。

また、仕事のやりがいを感じられる一瞬のために地道な努力を続ける大切さを、社会に出てから改めて感じています。
私にとって、先住民族のために仕事ができること、大好きなフィリピンの魅力を自分が作ったツアーを通して伝えられることが大きなやりがいです。
その喜びを実感できる瞬間を思い浮かべることが、頑張る原動力になっています。

 

気になる今後と海外で働きたい方へのメッセージ

渡航前、背中を押してくれた友人たちとの1枚

 

── 常にいろいろなことを考えながら、行動し続ける姿が印象的なお話でした。今後についてはどのようにお考えですか?

 

フィリピンに限らず、世界中の架け橋となって社会問題を解決できる人でありたいと思っています。

ただ、「社会起業家になる」のように、明確に手段を決めてはいません。
目指す方向性やありたい姿だけブレない軸として掲げ、「何にでもなれる!」と自分の可能性を広げておきたいですね。
国についても、フィリピンはきっと根底には残ると思いますが、もっと他の国でチャレンジしたい気持ちもあります。

あとは、「好きな人と、好きな場所で、好きな仕事をしたい!」を実現したい目標として常に掲げています。
そのためにも、まずは目の前の仕事や与えられた環境で力を尽くすことで、お世話になった方々に恩返しをしていきたいです。

 

── 最後に、これから海外で働きたい方にメッセージをお願いします!

 

いろいろなチャンスが訪れると思いますが、そのチャンスを掴み取って欲しいと思っています。
周りの人はみなさんの背中は押せますが、最終的に摑み取れるのは、自分しかいないので。
失敗してはいけないような風潮もありますが、もし失敗してもまたチャレンジすればいいだけです!

訪れたチャンスに手を伸ばしたからこそ、出会えた方々と繋がる楽しみをこれまでたくさん感じてきました。
私自身も今後の出会いにワクワクしていますし、みなさんにもこの楽しさをぜひ感じて欲しいと思っています。

 

まとめ

いかがでしたか?

「いろいろなチャンスが訪れると思いますが、そのチャンスを掴み取って欲しいと思っています」
ご自身で考え、行動を続けることで、いろいろなチャンスを掴み取ってきた大野さんらしい一言だと思いました。

また、「仕事で喜びややりがいを感じる瞬間はほんの一瞬かもしれませんが、その一瞬のために地道に努力する大切さに気づきました」というお話もとても印象的でした。
学生時代から紆余曲折ありながらも、「フィリピンの貧困をなくしたい!」という思いの実現に向け、努力を重ねてきた大野さん。
今回の取材を通して、海外で活躍する輝かしい姿の裏側にある、数多くの努力を垣間見ることができました。

大野さん、今回は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました!
今後のご活躍をとても楽しみにしています。

 

*今回ご紹介した大野さんのTwitterは>こちら
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Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! フィリピン・セブでの海外インターンを経て、ベトナム・ハノイで海外就職。約2年に渡って大好きな東南アジアで働きながら、旅をする生活をしていました。 現在は自身の海外経験を基に、旅するインタビュアーとして海外で活躍する方々を取材し、「海外で働くとは」について発信することで、海外で働きたいけど一歩踏み出せない方に挑戦のきっかけを作るべく奮闘中。 どんなときもアジアの眩しい陽射しのような笑顔を忘れず、頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」