“ワクワク”と“成長”を求めてインドネシア就職!最大の魅力は”熱いうちに打てる”スピード感
こんにちは!
BEYOND THE BORDER ライターのペクです!
突然ですが・・・皆さんは日々のお仕事、心から楽しめていますか?
働く時間が1日の大半を占めるからこそ、仕事で楽しさや喜び、成長実感・・・といったポジティブな感情をたくさん感じたいもの。
ただ、残念ながら今の環境や仕事に満足できず、悩んでいる方もきっといらっしゃいますよね。
「どうすればもっと仕事を楽しめるのか」、「今、一体なぜ仕事が楽しいと思えないのか」・・・。
今回のお話を機に、一度改めて考えてみると、何かヒントが見えてくるかもしれませんよ!
お話を伺ったのは、日本で約3年間大手旅行代理店で勤務した後、インドネシアでフリーペーパーの制作やWebメディアの運営を手掛けるPT Kiuplat Media (Lifenesia)社へ転職した、伊東悟美(いとう さとみ)さん。
伊東さんは「世の中にたくさんある、まだ知られざる魅力を伝えたい」という強い思いを胸に、日本で仕事と向き合い続けておられました。
しかしながら、自らの思いを実現できる仕事に携われる喜びは感じながらも、思いをカタチにするまでにあまりに時間が掛かることで、徐々に仕事への熱が冷めてしまったそうです。
「もっとワクワクできる環境で、もっとワクワクできる仕事を」
その思いを胸に、現職のPT Kiuplat Media (Lifenesia)社へ飛び込み、現在は素敵なメンバーとともに、最高にワクワクする仕事に取り組んでおられます。
イキイキとお仕事をされる伊東さんの様子から、インドネシアで働く魅力がたっぷりと伝わるはず。
海外就職をご検討の方はもちろん、成長実感やワクワクする気持ちが足りないかな・・・と思っている方は是非ご一読下さい!
目次
伊東悟美さんとは?
2016年3月に中央大学商学部を卒業後、JR東海ツアーズに就職し、約3年間通信販売でのツアー販売や営業企画業務に従事。2019年8月からPT Kiuplat Media (Lifenesia)へ転職。現在は広告営業を中心に担当しつつ、Webメディア事業を軌道に乗せるべく奮闘中。 *当日伺ったお話を基に執筆。
「知られざる魅力」を伝えるべく旅行代理店へ就職するも、“ワクワク”が足りず・・・。
大学2年生の頃、ベトナム・ホイアンの観光局と一緒に、日本人観光客を呼び込むための動画制作を行うプロジェクトを偶然見つけ、参加したという伊東さん。
プロジェクトに関わることで、これまで知らなかったホイアンの魅力に気付き、「世の中にたくさんある、まだ知られていない魅力を伝えていきたい」という思いを抱いたそう。
それを機に、ミャンマーやカンボジアの旅行会社でのインターンやセブ留学など、様々なことに挑戦されたとのことでした。
そんな伊東さんは新卒で大手旅行代理店へ就職。
日本では一体どんな日々を過ごし、何がきっかけで転職を考えるようになったのでしょうか?
── 新卒で旅行代理店へ就職されたのは、やはり「世の中にたくさんある、まだ知られていない魅力を伝えていきたい」という思いからでしょうか?
まさにおっしゃる通りで・・・「まだ知られていない魅力を伝えたい」という思いと人々がその魅力に触れるお手伝いをしたいと思ったからです。
特に、その土地に住む方々が伝えていきたいと考える、現地の魅力を伝えられる仕組みづくりに寄与したいと思っていました。
だからこそ、「地域の方と共に地域を盛り上げる」という理念を掲げていた、前職のJR東海ツアーズに惹かれました。
加えて、もうひとつの理由が・・・Webマーケティング分野にまだ伸びしろがある企業だったというところです。
── Webマーケティング分野の伸びしろに目を向けていたのはなぜですか?
大学時代に携わったホイアンの観光局とのプロジェクトで、「どうすればより多くの人に届けられるか」についてたくさん考えました。
その過程で、紙媒体などの形あるものだと、届けられる範囲に限界がありますが、Webであれば時間も場所も選ばず、誰にでも見てもらえるチャンスがあると感じたんです。
Webに無限の可能性を感じていたからこそ、これからWebマーケティング分野を伸ばせる企業で働きたくて。
JR東海ツアーズは歴史ある会社である反面、Webページは完成しきっていないところも多く、Webマーケティングに力を入れることで、まだまだ企業力や販売力を伸ばせると思ったんです。
── 「知られざる魅力を伝えたい」という思い、その実現手段として「Webの力を活用する」という軸があったんですね。ご自身が携わりたい仕事に就き、充実した日々をお過ごしだったと思います。
様々な方々と出会い、ともにお仕事ができるという大企業ならではの魅力がありました。
企業力や企画力もあり、面白くてやりがいのあるプロジェクトにもたくさん携わることができました。
企画したイベントや日々の販売活動を通じて、「定番以外にこんな魅力的な場所があるんだ!」というフィードバックをお客様から頂けたりもしましたね。
入社後は通信販売部か支店のいずれかに最初は配属され、Web分野により携われそうな通信販売部で販売に携わっていましたが、途中で同部内の営業企画課へ異動することになったんです。
この頃から大企業ならではの難しさを感じることが増えてきまして・・・。
── 「大企業ならではの難しさ」、ですか?
営業企画部へは「より多くの方に魅力を伝える機会を自ら作りたい」という希望があっての異動で、それ自体はすごく嬉しいことでした。
ただ、ユニークで面白いプロジェクトが組めても、社内承認等、実現に至るまでのプロセスがあまりにも長かったんです。
プロジェクトが実現する頃には“熱い”時期を過ぎてしまっているという事態にもよく直面しました。
それが積み重なった結果、私自身の熱もどんどん冷めていき、仕事にも“ワクワク”しなくなってしまって・・・。
もっと私自身が一番ワクワクできる環境で、一番ワクワクできる仕事がしたいという思いがあり、転職を考え始めました。
── なるほど。「思いを実現するプロセスの長さ」が転職を考える理由になったんですね。
そこから「どうすれば心からワクワクする環境を見つけられるか」について徹底的に考えました。
一時期は国内転職も考えましたが、日本はどうしてもプロセスが重視されるので、ワクワクする気持ちを追求するのは難しそうだと思いました。
一方、海外で実際に働く方々にお話を伺ってみたところ、皆さんすごく頭の回転が速く、実現までの具体的なプロセスまで聞いた上でフィードバックを頂けたりもしたんです。
その過程で、海外なら、日本で働くよりもずっと速いステップで自分の思いをカタチにできそうだと感じましたね。
正直なところ、「海外で絶対働きたい」という強い気持ちがあった訳ではなく、「いかにワクワクできる環境か」を追求し続けたところ、たまたま今の会社にたどり着いたという感じです。
「旬な情報をタイムリーにお届け!」思いをカタチにするスピード感に“ワクワク”してばかりの「今」。
入社に際して、ベトナム拠点かインドネシア・ジャカルタ拠点の2つの選択肢があったという伊東さん。
強いこだわりはなかったものの、万が一慣れない環境でツラく感じたときに、何か楽しめるものがある環境の方がいいと思ったそうです。
そこで、趣味のスキューバダイビングがすぐに楽しめそうなバリに比較的近い、ジャカルタを選ぶことにしたそう。
ただ、最初の心配はどこへやら・・・(笑)。
仕事はどんどん増えていくものの、自分が心から「やりたい!」と思えることに携われる日々がすごく楽しいとのことでした。
そんな伊東さんの「今」に迫ります!
── 現在のお仕事について教えて頂けますか?
主に日系企業様向けに、フリーペーパーに掲載する広告の営業を行っています。
実際掲載して頂ける場合はお客様と一緒に広告の打ち出し方を考えますし、様々なクライアント様にスポットが当たるよう、特集企画等も積極的にご案内しています。
また、紙媒体と同時にWebメディアについてもより伸ばせるよう日々活動しています。
どうしても週刊誌をはじめとした誌面に掲載できる広告はスペースに限りがあるので、お店自体や料理の宣伝に特化したWeb記事を執筆しています。
その上で、紙媒体で関心を持って下さった方が、Web記事にじっくりと目を通して頂けるような流れを作れるようにしていますね。
── なるほど。お仕事の中でインドネシア人スタッフの関わり等もあると思いますが・・・英語はよく使うのでしょうか?
週に一度のミーティングは英語ですし、担当しているWebメディア関連の実績を示す資料やレポートもすべて英語で作成しています。
Web記事についてもローカル企業から日本語での掲載を依頼されるケースがあり、そのような場合はインドネシア人スタッフと英語で連携を取りながら、日本語で記事を作成・公開しています。
私自身すごく英語が堪能な訳ではないので、その都度知らない単語やフレーズを調べながらなんとか頑張る日々ですね(苦笑)。
インドネシアの方々は文化や言語の違いによるギャップに対して寛容で、困ったらすぐに助けてくれるので、彼らに救われている部分もあります。
── 業務の面でも任される仕事が大きく、語学の面でも成長を続けており、大変充実している様子が窺えます。お仕事のやりがいや楽しさについて教えて頂けますか?
何よりもまず、「カタチにしたい!」と思ったことが実現するスピードが速いことが一番楽しいですね。
「旬な情報をタイムリーにお届けしたい!」という強い気持ちにもかかわらず、日本ではプロセスの長さからなかなか実現できなくて・・・。
今はお客様が「やりたい!」と思ったことを、記事を通して熱が冷めないうちに後押しできており、自分にしかできない仕事ができていると感じています。
一生懸命カタチにしたものに対してお礼のメッセージを頂くこともあり、その瞬間が非常に幸せですね!
また、前職と比べて、取材や打ち合わせなど、お客様と直接お話する機会も多く、日々様々な発見があるとともに、出会いにも大変恵まれていると思っています。
── 逆に、難しさや大変さはありますか?
前職とはお客様とのコミュニケーションの取り方ががらりと変化したので、「いかに上手くコミュニケーションを取るか」を日々考えさせられています。
というのも・・・週刊誌を発行しているので、毎週締め切りがやって来ます。
当然お客様にも他のご予定があったり、一時帰国や出張で海外にいらっしゃったりするケースもある中で、お客様と綿密にコミュニケーションを取る必要があります。
前職ではお客様と月に一度やり取りをする程度だったので、なかなか慣れない部分があり、難しさも感じています。
他に困っていることとしては・・・料理ができないこと、でしょうか(苦笑)。
── 「料理ができない」こと、ですか?!
実は・・・趣味が料理なのですが、現在住んでいるコス(KOST)にはキッチンがなくて(注)。
必然的に外食になりますが、価格を抑えようとすると、インドネシア料理が続くことになり、いろいろな国の食事を楽しむのは難しかったりもするんです。
ランチで日本食に行ったり、締め切り後の打ち上げは思いっきり楽しむなど、上手くバランスを取りながら生活しているので、さほど大きな問題ではないんですけどね。
(注)インドネシアの企業で現地採用社員として勤務する場合、多くの方がコス(KOST)にお住まいです。下宿のようなイメージで、シャワー・トイレは基本的にお部屋の中にあります。なお、すべてのコスにキッチンがない訳ではなく、共用のキッチンがある場合もあります。
── なるほど。海外なので、仕事も生活も日本と全く同じようにはいかないものですよね・・・。大変な時期もあると思いますが、どんな風に乗り越えているのでしょうか?
お客様や会社に対する思いが大きいです。
お客様が「伝えたい!」と思っていることを世の中に伝えることに対して、私自身すごく情熱を持っています。
その強い思いはもちろん、一生懸命仕事に向き合い続ける中でお客様が実際にすごく喜んで下さった経験もたくさんしてきたので、それがすごく支えになっていますね。
また、弊社は私が「挑戦したい!」と言ったことに対し、常に前向きに捉えてくれる雰囲気です。
これだけいろんなことに挑戦させて頂けるのはすごく有難いことで、その分私の能力を会社に対して最大限還元できるような人材でありたいという思いがあります。
気になる今後と海外で働きたい方へのメッセージ
── とにかくお仕事が充実していて、楽しい様子が窺えるお話でした! ご自身の今後についてはどのようにお考えですか?
国にこだわらず、もっと“熱い”市場があるなら、そこに身を置きたいと思っています。
それまでは、ここでどんどん新しいことに挑戦しながら、自らの能力を高めていきたいですし、会社に対しても存分に還元できるようにしていきたいですね。
インドネシアへ飛び込む決意をしたとき、30・40代になってから新しい環境で挑戦するのは、精神的にも体力的にも限界が来ると思いました。
体力・気力の充分なうちはどんなチャンスも逃さず、新しい可能性を常に追求できるような生き方がしたいと思っています。
何かに挑戦することに不安はなく、むしろチャンスを逃すことへの恐怖が大きいので・・・。
── 成長意欲の高さや伊東さんにとって“熱さ”が大事な様子が窺えますね。最後に、海外で働きたい方へメッセージをお願いします!
「海外で働きたい!」はもちろん、何かを「目指したい!」と思った瞬間が成長のチャンスだと思っています。
だからこそ、そう思った自分自身の気持ちをまずは大切にして欲しいと思っています。
私自身は反射的に決断して行動できる人間ですが(笑)、なかなか簡単なことではないことはよく分かります。
最終的に海外で働くという決断をしなかったとしても、そのとき芽生えた自分の思いは大切にして欲しいですね。
まとめ
いかがでしたか?
「もっとワクワクする環境で、もっとワクワクする仕事を」
強い思いを胸に飛び込んだインドネシアで、元々お持ちだった「魅力を伝えたい」という思いをスピード感を持って実現できており、大変イキイキした伊東さんの様子、たっぷり伝わったのではないでしょうか。
ご自身の思いを一生懸命カタチにすることで、お客様に喜ばれたり、感謝されており・・・それがやりがいにも、頑張る原動力にもなっているとのことでした。
常に高みを目指したり、新しい可能性を追求しようとする伊東さんの力強さも圧巻でしたね!
「挑戦する不安よりも、チャンスを逃す恐怖の方が大きい」という伊東さんのお言葉は、個人的にも共感できる部分がありました。
そんな伊東さんの今後が益々楽しみです!
伊東さん、改めましてこの度は貴重なお話をお聞かせ頂きまして、本当にありがとうございました!
今後の益々のご活躍を祈念しております。
今回ご訪問したPT Kiuplat Media (Lifenesia)のご紹介
PT. KiuPlat Media社は2013年の設立以来、インドネシアでフリーペーパーを制作・発行しており、グループ企業が2010年にベトナム、2016年にシンガポールでフリーペーパー発行を開始しています。
インドネシアでは「インドネシア・ジャカルタの生活をもっと楽しく」をコンセプトに、週刊“Lifenesia”の他、年刊誌としてライフスタイル・ビジネス・レストランの3つをテーマに、“INDONESIA HANDBOOK”を発行しています。
毎週1万部を発行する週刊誌はジャカルタ・スラバヤを中心に約800箇所に設置され、インドネシアのニュースや周辺諸国のニュース、日本や日系企業のニュースについても掲載し、ビジネスにも活用できるようになっています。
代表の三好さんをはじめ、皆さん大変温かく、素敵な方々で大変アットホームな雰囲気でした。
伊東さんも本編でおっしゃっていますが、常にメンバーの意思を尊重しながら、新しいことでも一丸となって取り組もうとする環境がとても素敵ですよね。
実際取材前に皆様とお話をさせて頂きましたが、仕事への真摯な姿勢と温かさの両方を持ち合わせた方々だと感じました。
そんな皆さんが手掛ける週刊“Lifenesia”、インドネシア就職を果たした際には是非手に取ってみて下さい!
最近ではよりスピーディーに情報をお届けすべく、LINE公式アカウントを開設し、多くの現地在住日本人の方々がご登録されているようですよ!