マレーシア(クアラルンプール)の生活状況

マレーシア(クアラルンプール)の生活状況

マレーシアはマレー人、中華人、インド人などで構成され、様々な民族、宗教、文化、言語が存在する国際色豊かな国です。その中で首都のクアラルンプールを一言でいうと、ペトロナスツインタワーなどの近代的な建造物の街並と荘厳なイスラム教の寺院など、国の繁栄と様々な文化が混じり合った国際都市と言えるでしょう。

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1.クアラルンプール概要

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クアラルンプールはマレーシア語で「泥が合流する場所」という意味があり、市中心部にある代表的なモスク「ジャメ・モスク」の付近で、ゴンバック川とクラン川が合流していることが基になっています。(Wikipediaより)

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クアラルンプールは多国籍国家マレーシアの首都にふさわしく、近代建築と情緒溢れる街並が調和した国際都市です。市内にはイスラム教のモスクが点在するだけではなく、ヒンズー教や仏教のお寺も街を歩いていると見受けられます。交通はかなり発達しており、バスやモノレール、タクシーを使うことで街中ならばスムーズに移動することができます。渋滞も酷くなってきているとのことでしたが、バンコクやジャカルタ、マニラなどの都市と比べると市内の交通渋滞はそれほど酷くないと感じました。近代的な街並と情緒溢れる下町、これにマレー系、中華系、インド系の文化や風情が加わり、独特な雰囲気が漂う街に感じました。生活上の利便性は非常に高く、何でも揃いますし日本の書籍の購入や食事なども出来ます。とても住み易い都市です。

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2.クアラルンプールの住居について

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(モントキアラのコンドミニアム群)

クアラルンプール及びその近郊における住宅事情ですが、日本の2分の1〜3分の1程度の価格で良質なコンドミニアムを借りることができます。クアラルンプール近郊(プトラジャヤ)に住む友人の自宅を拝見させていただきましたが(彼はシェアルームでファミリータイプの住宅に住んでいました。)、日本では信じられない価格で良い物件を借りることができます。日本人の現地採用の方が住む一般的な物件の価格帯は下記になります。

ワンルーム:1,500リンギット〜2,500リンギット(約45,000円〜75,000円)
SLDKタイプ:2,000リンギット〜3,000リンギット(約60,000円〜90,000円)

上記の物件は、KL中心まで車やタクシーで30〜45分程度でセキュリティガード付き、ジム・プール付きのそれなりのレベルの物件の相場になります。もちろん、この価格以下でも探せばいくらでも良い物件が見つかると思いますが、セキュリティやジムやプールの有無、部屋の広さを考えて、アクセスの良さを考慮に入れて探していただければと思います。

また、インターネットで「クアラルンプール 物件」と検索すると日本の不動産会社のホームページがたくさん出てきます。どれも非常に見やすく説明をされていますので調べてみると良いと思います。

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(モントキアラの住居とショッピング街一体型の物件。このような物件はKLのあちこちに散見されます。)

日本人が住むケースが多い地域を下記に記しておきます。いずれも日本食レストランや病院、学校などが充実しており、住みやすいとされている地域です。

・KLCC公園周辺
…クアラルンプールの中心地で東京・皇居周辺に相当。オフィス・商業施設・ホテルなどの高層ビルが建ち並ぶ、地価・物件価格が一番高い中心街。
・モントキアラ地区
…KLCC公園から西に約7km。外国人用に開発された高級住宅地で日本人が最も多いエリア。周辺環境が充実し、居住に最適。2011年末には新王宮が隣接地区に移転し、注目度が更に上昇。新路線・商業施設の開発計画も。
・ブキジャリル地区
…KLCC公園から南に約12km。国立競技場やゴルフリゾート、国際医学大学などの高等教育機関がある郊外エリア。私鉄延線の計画やコンドミニアムの建設が相次ぎ、“第2のモントキアラ”と目されるホットスポット。
・スバンジャヤ地区
…KLCC公園から南西に約18km。大学のキャンパスや公園が多く、日本人も多数居住。和食レストランの激戦区でもある。私鉄延線に伴い新駅も建設予定で、投資にも居住する上でも将来性が高いエリア。
・ペタリンジャヤ地区
…KLCC公園から南西に約11km。クアラルンプール西部に位置する衛星都市で、多くの日系企業が進出し日本人学校もある。周囲にはゴルフ場も多く、居住・生活を楽しむのに最適なエリア。
・KLセントラル駅周辺
…KLCC公園から南西約4km。国鉄・私鉄の始発駅となる、東京駅・品川駅のような基幹ターミナル駅の周辺地区。利便性抜群の立地に加え、大規模な再開発プロジェクトが進み、投資に大変有望なエリア。
・アンパン地区
…KLCC公園から東に約1km。外国大使館や公邸、高級ホテルなどが集中する、KLCC地区隣接の閑静な高級住宅地。優雅な生活を好む人の居住先、外国人駐在員の滞在先として人気のエリア。
・プトラジャヤ地区
…KLCC公園から南に約22km。首都機能移転に伴い誕生した新行政都市で、情報都市サイバージャヤが隣接。今後20年以内に人口が現在の約4倍の30万人に達する見通しの、人口増加率No.1エリア。

上記は「フォーランドリアルティネットワークジャパン株式会社」のHPより抜粋、一部改編させていただきました。写真なども豊富で非常によく出来たサイトです。是非ご参照下さい。

下記はそれぞれの位置関係を示す地図になります。

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アパマンショップHPより(不動産を探されている人にとって非常にわかりやすサイトでおススメです。))

3.クアラルンプールの移動手段について

クアラルンプールの交通ですが、電車、モノレール、バス、タクシーとかなり充実していると言えます。僕がクアラルンプールに滞在した時も特に車を持っていなくても、モノレールや電車にタクシーを組み合わせるとほとんどストレスなく、移動することができました。タクシーについては料金は安いのですが、他のASEAN諸国のタクシーと比べて流しているタクシーが少なく、拾うのに時間がかかったという印象があります。また、現地にお住まいの日本人の方とお話をしましたが、駐在員、現地採用に関わらず、自家用車を持っている方が多かったのが、他の都市と違うところです。マレーシアは既に車社会が到来しており、一般的なマレーシア人は自家用車を所有しています。ここでは公共交通機関を中心にクアラルンプールの交通をご紹介します。

モノレール/電車の路線図

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まちごとパブリッシングより)

KTMコミューター(電車)

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クアラルンプール市内と郊外を結ぶ交通手段。

LRT(モノレール)

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最も便利な交通手段。アンパン線、スリペタリン線、クラナジャヤ線があります。

KLモノレール(モノレール)

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主にブキッビンタンへ行くときに使用する交通手段。運行間隔は5~10分位毎です。

KLIAエクスプレス(電車)

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クアラルンプール国際空港とKLセントラル駅を結ぶノンストップ特急電車

●料金:RM35(大人片道)RM15(子供片道)
●所要時間:28分
●KLセントラル駅発:AM5:00~翌AM0:30
●クアラルンプール国際空港発:AM5:00~翌AM1:00
●運転間隔:15分毎

KLIAトランジット(電車)

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クアラルンプール国際空港とKLセントラル駅を結ぶ普通電車

バス

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市内を回るメトロバスやKLラピッドバスがあります。料金はバス会社は区間によって異なりますが、非常に安いです。また、「GO KL City Bus」というクアラルンプールの中心街を巡回している無料バスも存在する。KLCC、ブキビンタン、チャイナタウンをおよそ15分間隔で巡回しています。

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→KLラピッドバスの路線図

タクシー

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クアラルンプール内のタクシーの初乗料金は3リンギット(約90円)でかなり安いです。ただ、初乗り後の料金は、2015年の値上げによってこれまでの約1.5倍になってしまいました。しかし、以前、庶民の足として利用されていますし、日本のタクシー料金とは比べられないくらい安く気楽に乗ることが出来ます。

4.クアラルンプールの買い物・娯楽について

①日常生活用品について

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(郊外のAEONモールの店内)

クアラルンプールで日常生活用品の購入に困ることはないでしょう。いたるところにセブンイレブンなどのコンビニはありますし、市内都心部には巨大なショッピンモールがあります。また郊外には日系のショッピンセンターのAEONモールがあちこちにあります。品揃えは日本とはやや違うものの、そこまで大きな違いはなく特に困ることはないとこちらにお住まいの方に伺いました。
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(セブンイレブンの店内)

②日本の食材・書籍・DVD等について

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(ペトロナスツインタワー内の日本の本屋)

日本の食材については、日本人が多く住む地域に点在する日本のスーパーマーケットで購入可能です。ただ値段については日本で買える値段の1.5倍〜3倍程度の値段がするものもあります。また、都心部の大型のモール内(ペトロナスツインタワー内など)には日本の本屋も入っています。こちらもお値段的には1.5倍程度はしますが、長期滞在者にとっては有り難いですね。

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→マレーシアの物価水準へ

③娯楽・ショッピングについて

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(ミッドバレー内にあるショッピングモールの様子)

都心部にはおしゃれなショッピングモールが多数存在し、その中には映画館などの娯楽施設も入っています。タイのバンコクと比べて娯楽施設についてはやや劣るところもあるかもしれませんが、非常に充実しているといえるでしょう(セブ在住の身としては。。)。都心部の大型ショッピンモール内にはユニクロや伊勢丹などのスーパーが入っていますし、吉野家などの日本の外食チェーンも多数進出してきています。
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(ペトロナスツインタワー内のユニクロ)

5.マレーシアの食事事情について

国際色豊かなマレーシア、特にクアラルンプールではマレーシア料理か中華料理、インド料理、日本食からイタリアンなど多彩な料理を楽しむことができます。また、高級店からショッピングモール内のレストラン、ローカルのレストラン、屋台など選べる選択肢は非常に広いと言えます。

①マレーシアの大衆食堂のレベルと価格水準

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一口にローカル食堂と言っても、マレー系料理、中華系料理、インド系料理と分かれています。また屋台についてはライスの上に様々な料理を乗せていく形が一般的でした。写真はインド人やアジアの労働者が集まるような大衆食堂で食事をした際のものです。200〜300円も出せばお腹一杯食べることができます。ランチであれば十分満足出来る味と料理でした。
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(ご飯の上におかずを乗せるパターン)

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(フードコートの様子)

②日本食レストランのレベルと価格水準

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(クアラルンプールで見かけたうどん屋)

クアラルンプールの大型ショッピングモール内には吉野家、焼き肉や寿司屋、うどん屋やラーメン屋など幅広く日本食レストランが出店していますし、そのレベルはかなり高いと感じました。ただ価格については、日本並みか日本よりやや高く設定されています(ラーメンで一杯1,000円近いです。)。そのため、毎回外食で日本食を食べていると食費でかなりの金額になってしまいます。日本の居酒屋でお酒を飲みながら会食をして1人5,000円くらいでした。

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(吉野家)

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