マレーシアの物価水準
ASEAN諸国諸国内におけるマレーシア、特にクアラルンプールの生活のしやすさは、個人的に言うとバンコクと並ぶほどと言えます。日本食などのレストランなどのラインナップやお酒の高さ、娯楽面においてはクアラルンプールはバンコクに及ばない面もありますが、交通渋滞や多国籍の情緒溢れる街並を考えると甲乙つけがたいものがあります。また物価面においても最近のリンギット安の影響もあり、バンコクとほとんど変わらない印象を受けました(お酒はイスラムの国なのでやや高いですが。)。
1.マレーシアの基本的な物価水準
マレーシアの基本的な物価水準は上記になります。ご覧になっていただくとわかるようにマレーシアの一般的なお店で買い物をすると、大体日本の半分くらいの物価であることがわかります。一方、日本のスーパーでの買い物はモノによりますが、日本の1.5倍が程度が相場のようです。他のASEAN諸国と比べてマレーシア人の生活水準は日本とそんなに変わりません。そのため、他国では難しい現地の人と同じ水準での生活もマレーシアにおいては十分可能です。
2.マレーシアの住居及びその他の物価水準
マレーシアの現地採用日本人の一般的な給与水準及び生活費の例を下記に記載します。
ご覧になっていただくとわかるように、ワンルームマンションに住み、一般的な水準の生活費を支出した場合、約55,000円程の貯金を毎月することが可能です。マレーシアの額面の給与は他のASEAN諸国と比べるとやや低めですが、生活費が安いため、ある程度の貯金をすることができます。
3.マレーシアのインフレ率の推移
マレーシアの物価上昇率推移は下記の通りになります。
マレーシアの直近の物価上昇率は1%台後半〜3%台前半と安定しています。また2010年10月を100とした時の2013年10月のオフィス賃料価格の上昇は下記の通りです。
こちらも3年間での上昇率が9%(1年間ベースで約3%程度)と安定しています。