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旨い・早い・安いの3拍子!ベトナムの食事事情〜ハノイ女子のランチを大公開〜

こんにちは!
BEYOND THE BORDER ライターのペクです!

生きていく上で最も大事なもののひとつである「食事」!
海外で生活するにあたって、「食事が合うか」はかなり大きな問題だと思います。

  • ベトナム料理ってどんな感じ?
  • 衛生状態が気になる!
  • 日本食が食べたくなったらどうしよう・・・?

きっといろいろ気になることがあると思います。
ですが、そんなあなたもこの記事を読めば、心配無用!
この記事では、ベトナムでの食事について簡単に解説した上で、実際に普段私が食べているランチを写真付きでご紹介させて頂きます。

仕事の合間の休憩でもあり、楽しみな方も多いランチ!!
ベトナムではどんな風に過ごしているのか、是非覗いてみて下さいね!

 

1.様々な視点から見るベトナムの「食」事情

ベトナムでの食事ってどうしているの?費用は?などなど、いろいろと疑問があると思います。
そんな疑問にお答えすべく、いろいろと調べてみました。
※すべて『ベトナムにおける外食産業進出の現状・可能性調査』(2016年3月・ジェトロ ハノイ事務所)を参照。

 

飲食店の種類

日本で「飲食店」というと、どんなイメージでしょうか?
屋内にあって、店員さんが制服を着ていて…などなど、いろいろとイメージをお持ちだと思います。

もちろん、ベトナムにもそのようなお店はあります。
しかしながら、日本では珍しい、昔ながらの路上店や屋台もたくさんあるんです!
ここでは、雰囲気と大体の価格について写真つきで紹介していきます。

 

レストラン

日本でもあるようないわゆる「レストラン」です。
比較的清潔で、サービスもよいです。

※写真は私が大好きで、よく訪れるインド料理店のある日の様子です。

価格帯も料理の種類やグレードによって様々あります。
人数や品数にもよってくるので、一概には言えませんが、安いお店で1人あたり予算が150,000ドン(約750円)前後、高いお店で500,000ドン(約2,500円)前後です。
※レートは10,000ドン≒50円で換算(以下も同様)

ベトナムの食文化は思ったより多様で、日本食はもちろん、韓国料理、中華料理、タイ料理、インド料理・・・様々なレストランがあります。

 

ファストフード

私自身はベトナムに来てみて少し驚いたのですが、意外に(?)ファストフード店もあるんです!
サービス提供が早く、持ち帰りが可能なうえ、清潔感もあるので、ベトナムでも若い層を中心に人気があるようです。
ロッテリアとケンタッキー・フライドチキンが特に多く進出しているようです。

参考までに、ケンタッキーの様子をお見せしましょう!

もう少し中の様子が分かるように撮りたかったのですが、店員さんたちが嫌がって隠れてしまったので、遠慮しておきました・・・。
ただ、メニュー以外は日本とあまり違いはありません。
ちなみに、サービス提供が速いと書きましたが、日本のケンタッキーより長く待つこともよくあります(苦笑)。

参考までにメニューをご覧下さい!

この日私がオーダーしたのはセットC3、お値段は61,000ドン(約305円)!
品物が日本とは違うので、一概には言えませんが、日本のケンタッキーより少し割安な気がします。
※内容がほぼ同じのおひとり様メニュー サンドセットと比較しました。

 

路上店・屋台・ローカルフード

ベトナムで特に多いのが昔ながらのローカルレストラン!

こんな風に、道端で営業しているお店も結構あります。

手頃な価格で、待ち時間も短いため、幅広い客層に人気があり、食事時になるといつも多くの人で賑わっています。
価格は大体1食25,000ドン(約125円)~50,000ドン(約250円)程度です。
この金額でお腹いっぱい食べられるのが幸せすぎます!笑

 

1食あたりに掛かる費用

飲食店の種類によって支出が変わるということはお分かり頂けたかと思います。
ここでは、ベトナム人の方々の1人あたり支出額(1回あたり)を参考までにご覧下さい。

『ベトナムにおける外食産業進出の現状・可能性調査』(2016年3月・ジェトロ ハノイ事務所)をもとに編集。

この表を見て頂くと、ほとんどが1食50,000ドン未満で食べられることがお分かり頂けるかと思います。
この通り、食費はかなり安く済みます!

もちろんときどき日本食が恋しくなったり、無性に洋食が食べたくなったりもしますので、そのようなときはこの限りではありませんが、それでも日本より食費は安いということが実感としてもあります。

 

日本食レストランの状況

海外にいてもときどきは日本食が食べたい!!
よく分かります、そして、ご安心下さい!
ちゃんと日本食レストランもありますよ!

表は『ベトナムにおける外食産業進出の現状・可能性調査』(2016年3月・ジェトロ ハノイ事務所)をもとに主な日本食レストランの進出状況をまとめたものです。

表を見ると、残念ながらハノイにはまだ日本で有名なチェーンのお店は少ないのですが、ホーチミンにはかなり日本食も進出しているようです。
ただ、ハノイにも日系レストランは多数あるので、特に不自由に感じているところはないですよ!

 

2.一週間のランチを大公開!

さて、ここまではあくまで一般的な話をしてきましたが、実際はどんな様子なのでしょうか?
ここからは、ある1週間を例に、私のランチの様子を写真つきでお伝えしていきます。

ランチタイムは週の半分以上がローカルレストランのベトナム料理です。
とにかく「安い!早い!美味しい!」の3拍子が揃っているからです。

 

月曜日

週の始まりは、大好きなミーサオ(Mi Xao)から!

写真のように、肉や野菜と一緒に麺を炒めたベトナム風焼きそばです。
麺は日本でいうインスタントラーメンのようなものになっています。
しっかりとガーリックのきいた野菜と牛肉にこの麺がマッチして、とっても美味しいです!
お値段はスープと付け合わせの漬物がついて、45,000ドン(約225円)!!

 

火曜日

今日はコムビンザン(Com Binh Dan)へ!!

これはいわゆる大衆食堂で、バイキングのローカルフード版のようなものです。
ショーケースの中にある料理を指差して、好きなおかずを選んでいきます。

ショーケースをもう少し近くで見ると・・・

この日はちょっとお昼に出掛けるのが遅くなってしまったので、だいぶおかずが少なくなっています。

さて、その中から私が選んだものはこちら!

こんな風にお弁当形式にしてくれます。
盛り付け方はやや大雑把ですが(苦笑)、どのおかずも美味しいです!
お値段は選ぶおかずにもよりますが、この日は30,000ドン(約150円)でした。

ミーやフォー、ブンなど、どうしても麺料理が多くなりがちなベトナム。
お米がどうしても食べたい!というときによくコムビンザンへ行っています。

 

水曜日

ちょっとベトナム料理に飽きてきたぞ・・・日本食が恋しいなぁ・・・
もちろんそんなときだってあります!

そんなときでも大丈夫!
日本食レストランの宅配弁当があるんです!
デリバリー料金が掛かるので、オフィスのスタッフ数名で一緒にオーダーします。

この日は「おにぎり弁当」!

温かい味噌汁とおにぎり、懐かしい日本の味でなんだかホッとします。
気になるお値段は…80,000ドン(約400円)!(配達料は別途スタッフ同士で割り勘)

 

木曜日

この日は、週に一度は必ず食べたい、ブンチャー!

ブンチャーは、写真のようにお肉のたっぷり入った甘酸っぱいスープに、野菜とブン(麺)をつけて食べるという、ベトナム北部の名物料理です。
ベトナム風つけ麺という感じでしょうか?

お肉と野菜がバランスよく取れる上に、スープの絶妙な風味がたまらないからか、周囲の日本人の方でも大好きな方が多数いらっしゃいます。
今回は売り切れていたのか、写真のようなネムという揚げ春巻がなかったのですが・・・

ネムをブンチャーのスープの中に浸けて食べると最高に美味しいです!

お値段は麺・野菜・お肉入りのスープ全て込みで30,000ドン(約150円)!
ちなみに、ネムは大体1本5,000ドン(約25円)です。

 

金曜日

この日はベトナム人スタッフの皆さんがオフィスランチに招待してくれました!
頻度はそれほど高くありませんが、イベントの際などにオフィスの会議室や近くのローカルレストランなどで、ランチタイムにパーティーをすることがあります。

今日は・・・オフィスの会議室を使っての春巻パーティー!!
ランチタイムの12時になった途端、ベトナム人スタッフの方々が手分けして、こんな風に準備してくれました!

お肉・野菜・ブン(米粉で作られた麺)などなど、たくさんの具材の中から自分の好きな具材を巻いて、たれにつけて食べるというスタイルです。

さて、不器用で、上手く具材を巻けない私、みんなから大笑いされていました。
見兼ねたベトナム人スタッフさんがお手本を見せてくれることに!

まずはこんな風に具材を載せて・・・

そして、あっという間に見事な手つきでくるくるっと巻いてしまいました!

ちなみに、ただお手本を見せてくれるのかと思いきや、なんとそのまま私に食べさせてくれました!
なんて優しいのでしょう!!

この日は美味しい春巻を食べながら、みんなでワイワイ楽しいひとときを過ごしました。

 

3.屋台やローカル食堂利用時の注意点

上手にローカルレストランを使えば、食費はかなり抑えられるベトナム!
しかし、ローカルレストランは日本とはいろいろと違うところもあるので、注意が必要なのも事実です。

 

衛生面での注意

なんといっても衛生状態は日本とは全く違うと言えます。

日本より暑い時期でも、日の当たる場所に食べ物を置いていたり、写真のように薬味も基本的には使い回しです。

 

お店に入る前

ローカルレストランでは、調理をしている様子や洗い物をしている様子をお店に入る前でも見られるようになっています。
よって、お店に入る前にこんなところを確認するようにしています!

ここがポイント!
・食品の保管状況
・火力は十分そうか
・多くの人で賑わっているか(多くのお客さんがいれば信頼できそうですよね?)

とはいえ、海外なので日本ほど衛生管理が行き届いていないというのが正直なところです。
よって、自分の目で見たものだけでなく、周囲の人からの評判を聞いたりするもの大事だと言えるでしょう。

 

お店に入った後

料理を待つ間に、お箸やスプーンをペーパータオルでよく拭きます。

写真のように、お箸が立ててある横に大体ペーパータオルが備えられています。

なぜかと言うと・・・
ローカル食堂は大体屋外に席があったり、ドアで外からの空気を遮っていない開放型のお店がほとんどです。
お箸やスプーンはそのような環境のなかでずっと置かれたままなので、食べる前によく拭くことが必要なのです。

 

営業時間に関する注意

日本では、仕事が忙しかったりしてお昼時にご飯を食べそびれたとしても、困ることはあまりないと思います。
しかし、ベトナムのローカルレストランは、本当にご飯どきにしか営業していないお店が多いので、ローカルレストランを利用する際は時間に気を付ける必要があります。

 

4.まとめ

いかがでしたか?
仕事をする上でも、海外でのプライベートを楽しむためにも、食生活は大事です!

ここまで書いて来たように、日本とは違う部分もあるので、いろいろと心配なこともあると思います。
ですが、ベトナム料理は思っていたよりはるかに美味しいですし、日本食や洋食なども多いので、意外に大丈夫です!

この記事が皆さんの楽しいベトナム生活の一助となれば幸いです。

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Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! フィリピン・セブでの海外インターンを経て、ベトナム・ハノイで海外就職。約2年に渡って大好きな東南アジアで働きながら、旅をする生活をしていました。 現在は自身の海外経験を基に、旅するインタビュアーとして海外で活躍する方々を取材し、「海外で働くとは」について発信することで、海外で働きたいけど一歩踏み出せない方に挑戦のきっかけを作るべく奮闘中。 どんなときもアジアの眩しい陽射しのような笑顔を忘れず、頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」