ベトナムの治安・安全対策について|ハノイ在住の私が女性目線で伝えたいリアルな体験記

こんにちは!ライターのペクです!

海外旅行でもそうですが、海外で長期的に生活するとなると、やはり一番気になることはその国の治安ではないでしょうか?

日中はもちろん、夜中でも女性が一人で街を歩けるほど治安のいい国、日本!
そんな過ごしやすい環境を飛び出して、海外で生活するとなると、きっと不安ですよね・・・

今日はそんな皆さんの不安を少しでも和らげられるよう、ベトナムの治安についてまとめ、実際に心掛けていることや実際にあったお話を交えながらお話していきます。

ベトナムで海外就職をしてみたいけど、治安について不安がある、そんな方は必見の記事です!

 

1.まずおさえよう!ベトナムの治安情報

外務省が開示しているベトナムの危険情報


引用:外務省ホームページ
こちらは、外務省が開示している、ベトナムの地域毎に分けられた危険情報レベルを示したマップです。
通常、このマップは下記のような凡例に基づき、分類されています。

・レベル1(黄):十分注意してください。
・レベル2(薄いオレンジ):不要不急の渡航は止めてください。
・レベル3(濃いオレンジ):渡航は止めてください(渡航中止勧告)。
・レベル4(赤):退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)。

なんと、ベトナムは全土において無色!!
上記を前提とすると、ベトナムは全土において危険情報が出ていないということになります。

どうですか?
これだけでも少しは「治安に対してそこまで恐怖心や不安を抱える必要はない」と思えるのではないでしょうか?

 

日本との犯罪件数の比較

では、日本と比べてどうなのでしょうか?

※参照:国連薬物犯罪事務所 統計 2012年データ

この表は人口10万人あたりの殺人事件の発生件数を示したものです。
日本と比べると、確かにベトナムは殺人事件の件数が多いことが分かります。
しかし、イギリスと同等、アメリカよりははるかに少なく、極端に悪いわけではないと言えます。

犯罪総数で見てみると…
2016年のベトナムの犯罪発生件数は54,511件となっています。
対する、同年の日本の犯罪発生件数は、996,120件となっています。
※参照:外務省海外安全情報警察庁犯罪統計

なんと総数で見ると、日本のたった20分の1!!
もちろん日本とベトナムそれぞれの国が公表しているデータなので、一概に比較はできませんが、
このことから比較的犯罪は少ないということが分かると思います。

 

テロの危険性は?

このところ世界各地で起こっているテロ事件。
単に旅行に行くだけでも気になりますが、海外で生活するとなるとなおさら気になりますよね?

※引用:世界テロリズム指数(Global Terrorism Index)2017年版

上の図はテロリズムが各国に与える影響度を示したものです。
赤色が濃くなるほど影響度が高く、黄色、緑色と影響度が下がっていきます。

ベトナムを見てみると…緑色
なんとテロの影響度はゼロまたはほぼゼロという結果です。

また、外務省の安全対策基礎データを見ても、これまでベトナムにおいて日本人を標的にしたテロ事件は確認されていないと言われています。

もちろん油断はできませんが、テロに関しては今のところほぼ心配がないと言えるでしょう。

 

2.一人暮らし女性の私の日常を大公開!

これまでにお話したことはごく一般的なお話です。
ここでは、実際にハノイで生活している私の日常生活を少しご紹介させて頂ければと思います。

 

街の様子

ほんの一部ですが、街の様子をご紹介します。
こちらは、休日は観光客を含め、多くの人で賑わうホアンキエム湖周辺の様子です。
普段は車通りの多いこのエリアは、金曜日の夜から日曜日にかけて、一部エリアが歩行者天国となります。

小さい子が乗り物に乗って遊んでいるのが分かりますか?
この日は生憎の雨でしたが、晴れた日には地元の人で賑わいます。
歌ったり、踊ったり、足バドミントン(「ダーカウ」というらしいです)をしたり・・・結構自由です(笑)。

こちらは少し裏通りに入った辺りの様子です。

昼間にしか行ったことがないのですが、明るい時間帯に行くには裏通りも特に問題はありません。
ただ、バイクも結構走っているので、追い抜きざまやすれ違いざまに荷物を取られたりする可能性も考え、荷物には特に注意を払うようにしています。

大きなショッピングセンターはこんな様子です。

上層階から見てみると・・・

ほぼ日本と変わらない雰囲気ですよね?

 

カフェやローカルレストランの様子

基本的に食事は外食で済ませており、特に平日のランチではローカルレストランをよく使っています。

基本的に事前に注文して席に着くか、席まで注文を聞きにきてくれるスタイルなので、荷物を置いて席を取っている隙に貴重品を盗まれるということはほぼないと言えるでしょう。
※トイレなどで席を立つ場合はこの限りではありません。
基本的に相席で、隣の席の人との距離も近いので、念のため食事中もスマートフォンや財布から目を離さないようにはしています。

こちらはある休日のカフェでの様子。

カフェでも、基本的に最初にオーダーして、席まで持ってきてもらうシステムになっているので、席取りのために荷物を置いたりする必要はありません。
カフェによっては、写真のように隣席との距離が近いこともあるので、荷物の管理には注意が必要です。

 

夜道

海外で生活するにあたって、危険度が増すため、気を付けなければいけないのが夜!
日が暮れても、治安の面で不安を感じることは少ないハノイですが、市の規制により0時までしかお店の営業ができず、22時を過ぎるとほとんどが閉まってしまいます。
お店が閉まると、通りから人気が一気になくなります。

写真は23時過ぎのとある通りの様子です。
何度か夜遅くに歩いてみたことがありますが、危ない目に遭うことはなさそうなものの、人気がなさすぎて正直やや不安を感じます。

人気がなくなった夜更けにどうしても出掛けなければならない場合は、極力タクシーを使うようにしています。
余談ですが、流しのタクシーも夜が更けすぎると(日付が変わると?)、なかなか捕まりにくくなります。

また、主に休日の夜に開かれるナイトマーケットの様子がこちらです。

多くの人で賑わっていますので、スリに対する警戒心は高めた方がよいでしょう。

 

3.安全に生活するために注意してほしい4つのこと

ここまでお話してきた通り、基本的なことに注意すれば、全く心配することがないというハノイでの生活。
では、一体どんなことに注意をすればいいのでしょうか?
ここでは、外務省の安全対策基礎データや安全の手引きに加え、私個人の経験も交えながら、お話していきます。

 

1)見知らぬ人を安易に信用しない

「日本のことを教えて欲しい」などと英語や日本語で話しかけてきた人物が、お金を借りたまま逃げるという事案が散見されているようです。
見知らぬ人が親しげに話しかけてきて、しつこく懇願されてもはっきりと断ることが大切です。

私自身も英語が通じる安堵感から人を信用してしまった結果、やや危ない目に遭いかけたこともあります。
なかなか英語が通じないベトナムで、英語(もしくは日本語)が通じるからといって、簡単に心を許してはいけません。
残念なことではありますが、親切心や善意に見えて実は嘘や悪意だったということもあるのです。

 

私自身の体験談-空港のタクシー乗り場で

ベトナムに住み始める前に、旅行でホーチミンを訪れた際の話です。
空港のタクシー乗り場で、ベトナム語が話せないため、何度もGrab taxiの予約をキャンセルされて途方に暮れていました。
すると、どこからか「タクシーを探しているの?」と英語で声を掛けられました。
短絡的過ぎるのですが、「この人英語通じる!大丈夫そう!」と思った私は、そのままついて行ってしまいました。

案内されたタクシーには、メーターもタクシー会社のマークももちろんありません。
ここでようやく不安を感じた私ですが、もはや後戻りができない状態。

しかも、少し進んでは車とドライバーが変わり、最終的に2人組の男が乗った車に案内されてしまう、というとても怖い体験をしています。
※最終的にはこの2人組の男に何事もなくホテルに送り届けてもらっています。

 

私自身の体験談-ハノイ旧市街でのぼったくり

善意でやってくれたのだと思い込んでいたら、実はぼったくりだったということもありました。

写真は観光客も多く訪れると先程ご紹介した、ホアンキエム湖周辺です。
赤丸で囲ったところに注目して下さい。
少し分かりにくいのですが、座っている男性が立っている男性の靴磨きをしています。

靴底がはがれかけたまま歩いていると、この靴磨き職人に靴を叩かれ、靴底の剥がれを指摘されました。
そして、簡単に接着剤で靴の剥がれをくっつけてくれたのです。
完全に善意だと思った私はお礼を言って、そのまま立ち去ろうとしました。

すると、靴を脱ぐよう言われ、両足分の靴の修理と靴磨きを勝手にされてしまったのです。
そして、請求された額は、なんと450,000ドン(約2,200円)!!
絶対相場より高い・・・
この値段であれば、新しい靴を1足買えます。。。
※結局、かなりの強気戦略でその場を乗り切ったので、全額は払っていません。

こういった自身の経験も踏まえ、「見知らぬ人の善意は善意ではないかもしれない」と一旦は疑うことが必要だと強く思っています。

 

2)貴重品は最低限必要な分だけ

スリやひったくりによる被害を避けるため、外出の際、現金やパスポート等の貴重品はできるだけ持ち歩かないようにすることが大切です。
やむを得ず持ち歩く場合も、複数に小分けにして持つようにすれば、リスクを減らすことが可能です。

また、レストランやカフェ、ショッピングモールでの会計の際に、財布の中身が見えないようにすること、荷物を極力身体の前に抱えて持つようにするなど、基本的な対策を怠らないようにする必要があります。

ここがポイント!
・パスポートやクレジットカードは基本的には持ち歩かない
・自宅でスーツケースに鍵を掛けた状態で保管、あるいはセーブティーボックスの利用
※もちろん、ハウスキーパーが清掃に入ったりもするので、100%安全とは言えませんが、常に持ち歩くよりはリスクが低いと考えています。

 

3)売り子の子供たち等、見知らぬ集団を近寄らせない

ストリートチルドレンによる集団スリの被害もあるようです。
ガムやキャンディー、つまようじ等を売りつけるために子供たちが寄って来たら、そこに気を取られている隙を狙うスリがいる場合もあります。
外国人観光客の多いエリアで特に注意が必要です。

 

4)メーターのない車両は極力利用しない

Grab Bike以外のバイクタクシー、旧市街でよく見かけるシクロ(三輪自転車タクシー・写真下)にはメーターがついていません。

メーターがついていない車両を利用する場合、料金は交渉制となりますが、降車時に交渉額より多く請求するなどのトラブルが多発しているのも事実です。

このように、移動の際はメーターのない車両を利用せず、よく見かける信頼できるタクシー会社やGrabなどの配車アプリを利用するとともに、乗車時にタクシーのナンバー等をしっかりと確認することが大切です。

また、乗車後も遠回りをされたり、目的地と全く異なる場所へ連れていかれる可能性もあるため、地図等で目的地をよく確かめ、目的地と違うところへ向かっている場合は速やかに降りることが必要です。

ここがポイント!!
・基本的に配車アプリを利用
・アプリ利用中でも、不慣れな場所へ行く際は、Google Mapを見ながら随時現在地を確認

 

4.まとめ:正しい知識を持って、楽しい海外生活を

いかがでしたか?

今回はベトナムの治安情報についてまとめ、実際の生活についてお話し、簡単に注意点についてまとめました。

基本的な注意点を守っていれば、ベトナムでの生活は治安に関してほとんど問題がありません。
この記事が「ベトナム就職を考えているけれど、治安が・・・」という方にとって、少しでもお役に立てると幸いです。

Jiyoung Baek
Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! 大好きな東南アジアで働きながら、各地への旅行も継続中。 アジアの眩しい陽射しのような笑顔で日々頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」