海外インタビュー

アジアでキャリアを切り拓く井尻龍太氏に問う「海外キャリアを歩む人の羅針盤になる」とは?

こんにちは!
BEYOND THE BORDER ライターのペクです!

突然ですが、皆さんは自分にとって大事なものの優先順位、つけられていますか?
私はどちらかと言うと欲張りで、なかなか優先順位が付けられない上、自分の軸がなくてよく悩みました。
つい周囲を気にしてしまうもので、難しくて悩んだり困っている方もきっと多いですよね。

今回お話を伺った井尻龍太さんも以前はその一人でした。
新卒でNTTコミュニケーションズに入社され、4年半勤務した後に海外就職にチャレンジ。
NTTコミュニケーションズ時代のインド駐在も含め、現在までにインド・タイ・ベトナムでの勤務経験があり、海外経験はトータル約5年。
そんな輝かしいご経歴を持ちつつも、自分の軸となる価値観や大事なものをなかなか見出すことができず、葛藤した時期もあったようです。

そんな井尻さんを変えたのは・・・海外生活。
ご自身の経験や生き方から

自らが海外キャリアを切り拓き、ロールモデルになることで、海外キャリアを歩もうとする方々の力になりたい

そんな強い思いで、日々奮闘されておられます。

井尻さんの強い思いはもちろん、迷い苦しむ時期がありながらも、徹底的な分析と思考プロセス、行動力で進み続ける姿はきっと参考になるはず。
海外就職をご検討の方はもちろん、日常になんとなくの違和感を感じている方は是非ご一読下さい!

※記事中の一部お写真・アイキャッチ画像については井尻さんご本人から頂戴したものです。

 

井尻龍太さんとは?

井尻龍太さん プロフィール
立教大学卒業後、NTTコミュニケーションズへ入社。入社2年目からトレーニーとしてインド・ムンバイ赴任を経験。4年半勤務した後、日系戦略コンサルティング企業ドリームインキュベータの子会社のバンコク拠点へ海外就職を果たし、タイで2年、ホーチミンで1年の計3年ほど勤務。2019年9月より人材紹介会社Adecco Thailandへ転職し、新規事業立ち上げ・海外就職メディア「Asia Career Labo(アジラボ)」の運営・キャリアコンサルティング業務に従事。自らが海外キャリアを切り拓きつつも、発信や対話を通じて海外でキャリアを歩みたい人々のサポートをすべく奮闘中。
*プロフィール参考:Asia Career Labo(アジラボ)自己紹介ページ

 

海外勤務歴5年はすごい・・・海外に元々ご関心があったのですか?

 

きっかけは・・・就活を前にした焦り、でしょうか。

高校まで文武両道を目指すような学校にいて、自分で言うのもなんですが、運動も勉強もそこそこできる子だったように思います。
ただ、いつも「そこそこ」から突き抜けられず、オンリーワンかナンバーワンになりたい気持ちやそうなれないコンプレックスに苦しんでいて。
当時は「本気になれるものがないだけ、何かに打ち込めさえすればきっと突き抜けられる」と信じていました。

同様に、大学でも文武両道を目指して、ラグビー部に所属しつつ勉学に励もうとしたのですが、結局上手く行かずに1年で辞めることになってしまいました。
高校までだと、受験勉強と部活だけ頑張ればよかったのですが、大学に進学するといろんな選択肢が出てきますよね?
「自分がのめり込むべきものって本当にこれでいいのかな?」という思いが出てきたのもありましたし、大学にもなると、全国の強豪校から本気でラグビーだけをしに来ている人もいる訳で・・・。
「本気でやれば自分はなんとかなる」という思いが打ち砕かれ、これが僕の小さな挫折となりました。

 

なるほど、そんな経緯があったのですね。
海外へ飛び出すきっかけともなった「焦り」というのは・・・?

 

部活を辞めて目標を失った僕は、半ば無気力状態のまま大学3年を迎えました。
周りの同級生を見ると、部活でキャプテンを務めたり、留学の甲斐あって語学力をぐんと伸ばしていたり、ベンチャー企業でのインターン経験を積んでいたり・・・。
いざ就職活動を迎えるにあたり、同じ時間を有意義に過ごし、成長して来た彼らを見てすごく焦ったんです。

就職活動を前にもっといろんなことに挑戦しようと休学を決意し、一番最初に挑戦したのがバックパッカーとして東南アジア諸国を廻ることでした。
それ自体はなんとなく始めたことですが、その背景には反骨心や自分への危機感が常にありましたね。

 

「成長したい」とか「何かを変えたい」という当時の強い思いや危機感が伝わってきます。
実際に海外に出てみて何か変化はありましたか?

 

これが僕にとってすごくいいきっかけになりました。
「何かに打ち込んでもそれなりで、1番にはなれない」が僕の悩みでしたが、すごく小さな枠の中で悩んで、もがいていたことに気付かせてもらいました。
それに、日本という国にいるからこそぶつかる縛りや小さな価値観に苦しめられたり、出せない力があったりすると思うのですが、視点を変えてより広い環境に出て来れば、もっと自分に可能性があるように感じられたんです。
それがあったからこそ、その後インドでのインターンにも挑戦することになりました。

 

日本の日常で感じていたモヤモヤとの葛藤の末、一歩踏み出したタイ就職

大学を卒業した井尻さんは、「若いうちから海外に行ける」という自らの根本となる人生観やキャリア観をまずは実現させるべく、新卒でNTTコミュニケーションズへ入社。
2年目にはトレーニーとしてインド駐在も経験します。

そんな井尻さんはなぜタイでの海外就職を決意したのでしょうか?
その背景にある思いはもちろん、決断に至るまでのプロセスについて参考になるところは多いはず、引き続き必見です!

 

「若いうちから海外へ」というご自身の希望もインド駐在を通して叶え、
充実した日々を過ごされていたように思えますが、なぜ転職しようとしたのですか?

 

インド駐在時代は日本では感じられない刺激をたくさん味わい、今でも会社に頭が上がらないぐらい、本当に充実した時間を過ごせました。
若くて吸収力の高いうちにインドでチャレンジできたことで、すべてを自分の学びに変え、環境にも上手く順応できたと思います。
ただ、帰国後は打ち込めるものを失い、次なる目標を見つけるべく葛藤する日々が続きました。

高校まではいわゆる「優等生」的な生き方で、敷かれたレールに乗って進むことを悪いと思っていませんでした。
ただ、大学に入学し、社会人になり・・・当然そこにもレールはあるのですが、自分の前に広がるレールに打ち込めるものがなかなかないし、その道で生きていきたい自分がいなかったんです。
その上、なんとかして突き抜けたいけど、自分よりすごい人がたくさんいることや突き抜けられない自分自身へのコンプレックスとも葛藤していて。
だったら、1番になって突き抜けるのではなく、誰もやらないことを積み重ねてレアになった方がいいのではないかと考えました。

 

そこから海外就職を視野に入れ始めたのですか?

 

そうですね。
学生時代にインドで生活したアドバンテージもありましたし、英語も使えるようになっていたので、自分の持てるリソースを活かしつつ、自分の打ち込める領域で結果を出して、レアになりたいと思いました。
転職活動の軸としては、「他の人がやらないこと(若いうちに海外で働く)」という軸と「自分が打ち込めるもの(東南アジアという土地に身を置くこと)」という2軸でした。

海外で生活する手段はいくつかありますが、大企業の駐在員として海外で働く道は僕の軸に当てはまらない気がして。
早くても30歳以降と年齢的にも遅くなりますし、若いうちに自らチャンスを掴み取ろうという思いで海外就職に挑戦しようと思いました。

 

そう思ってからすぐに海外就職に挑戦されたのですか?

 

大企業にいたこともあり、ただ勢いだけで進めばいいと思った訳ではありません。
給与や待遇、任せられるポジション・・・いろいろと考慮した上で最善の選択ができるようにしていました。
元々自分のしていることに対する納得感がないと頑張れないタイプ、だからこそ自分の考えられることを考え尽くしました。

実際、タイでの転職先となったドリームインキュベータ社の前にも海外のスタートアップから内定を頂き、挑戦のチャンスはありましたが・・・
当時は目の前の仕事に打ち込めない状況から逃げるようにその選択肢を取ろうとする自分に違和感があったんです。
現地で向き合うべき課題からも目を逸らしていたり、入社して働き始めた後やその先のイメージがあまり分からないまま進んでしまいそうになっていて。
もちろん勢いで進んで成功する方もいらっしゃいますが、僕にとっては腹落ちする感じや納得感は非常に大切だったので。

 

最終的にしっかり納得した上でのタイ就職だったんですね。

 

そうですね。
ただ、正直東南アジアという括りで見ていたので、就職先となる国についてはあまり拘りはなかったんですよ。
長期間根を張って生活・仕事をしていくので、生活のしやすいところと考えるとタイは非常によかったのですが。

それよりも、3つ大切にしていたことがありました。

  1. 若いうちから海外で経験を積んで稀少性を高める
  2. 優秀な経営者や優秀な仲間の多い組織・環境に身を置き、自分自身を高める
  3. 上記1、2を満たした上で海外経験だけでなく、きちんとビジネスマンとして、人間としての素養を身につけ、将来に繋げていく

もちろん満たしたい条件や理想は他にもたくさんありましたが、当時の僕にとっての優先順位はこの3つ。
ここをしっかり満たした就職先か否かを徹底的に考え抜いた上での転職でしたね。

振り返ってみて思うのですが、決断をする時点での自分の人生における優先順位をなるだけクリアにし、考え尽くすことが何より大切だと感じています。
実際、タイ就職後も自分の優先順位のうち上位3つを満たす決断が出来ていたので、不安はありながらも幸せな毎日でした。

 

実際にタイで働いてみてどうでしたか?

 

「タイで」という訳ではありませんが・・・海外に身を置いたことで、自分にとって本当に大切なものが明確になりました。
日本にいた頃、海外に行きたいとは思いながらも自分の芯がなく、何でも手に入れたがっていました。
もちろん自分で徹底的に考え抜いたというのもありますが、日本と比べて選択肢が限られる海外に出て、自分にとって本当に必要なものが自ずと厳選されることで、自分の芯を見つけることができたといいますか・・・
おかげで、他人と比較して苦しくなることも以前と比べて少なくなりましたし、変に武装することもなく、オープンマインドで居られるようになりましたね。

 

「自分にとって本当に大切なもの」が明確になると強いですよね!

 

僕の場合、自分の中で納得感やのめり込める感がないとパフォーマンスが発揮できないタイプなので、なおさらでしたね。
「自分の人生を生きていない」と感じるセンサーが敏感とでも言いましょうか・・・(笑)

日本にいると「周囲と同じように」という同調圧力が掛かりますし、閉じた環境の中で出る杭を打たれる感じがすごくあって。
でも、東南アジアに来ることでそこから解放されて、自分のリミッターを外せる気がしたんです。

海外に出てから、何事も自分の本心に従って決めてきたからこそ、少しずつ自分の幸せに近づいている実感はすごくありましたね。
当然その過程では、その選択肢を取らざるを得なかったことや違和感を感じることもありましたが、それすらも結果としてよかったとポジティブに変換してきました。

 

逆に、大変だったことや辛かったことはありますか?

 

目の前のことに120%に向き合い続ける中で、このままずっと同じ環境で同じことを続けても、これ以上成長できないのでは?と感じる時期がありました。
組織的にタイだけにいると、業務の幅やできることが限られてしまう環境で・・・
「海外で働く」という部分は満たせるけれども、「キャリアアップ」というところが満たせないと感じたんですよね。
ただ、そこは社長も理解して下さっていたからこそ、組織改編にあたってベトナムという新しい環境でチャンレンジさせて頂くことになりました。

僕の場合、海外で生きていくという覚悟と納得ができていたので、どんなことがあっても踏ん張り抜けたし、120%の力で目の前の仕事に向き合い続け、結果を残すことができたと思っています。
はっきりと未来の自分が見えていた訳ではありませんが、今の自分にとって最善の選択をしていて、自分の進んでいる方向性が正しいと信じ続けられたんですよね。

 

海外に出たからこそぶち当たった新たな葛藤を乗り越えて

ベトナム勤務時代の様子

 

またまた順調にキャリアアップをしていたように思えるのですが・・・

 

ベトナムの仕事もレベルが高くて食らいついていきたい思いはありましたが、別の悩みが出てきてしまったんです。

海外でキャリアを歩むということはそれなりに出来てきたと思いましたし、レベルの高い組織の中で鍛えられてきたので、戦える力が少しずつ付いてきた自信はありました。
ただ、これは日本でキャリアを歩む上でも言えることですが、専門性とか業界、領域が自分には「海外」しかないように思えたんですよね。
海外で生きていくからこそ、「この領域で生きていく」というものが欲しい・・・何か「海外」に掛け合わせられるものが欲しいと思いました。

 

なるほど。海外で携わりたい領域とは・・・?

 

すぐには出てこなかったので、いろいろやってみました。
道半ばではありますが、そんな自分自身の姿を発信することが誰かの力になるのではという思いから始めた、個人でのキャリアに関する情報発信もそのひとつです。
やり続ける中で、自身が発信することを通じて、日本でモヤモヤしていたり、あるいは海外に出てきたけれども先が見えなくてもがいている方の力になりたいという気持ちが芽生えました。

僕はよく「生きる意味」や「自分の生きた証をいかに残すか」について考えるタイプなんです。

 

おっ!なかなか深いところまで考えられてますね。

 

生きた証を残すために、昔はとにかくデカいことをやりたいとか、なんとなく有名になりたいと思っていました。
今思えばかなり浅はかな考えですが・・・(笑)。
ただ、年齢を重ねて、ある程度現実も見ながら様々な経験を積む中で、自分にとって大切なもの以外は削ぎ落とされてきて・・・。
そうすると、自分のありたい姿がどんどん明確になってきたように思っています。

「死ぬときにどれだけの人に囲まれて死ねるかと考えたとき、何を得たかではなく、何を与えたか」という言葉を聞いたことがあり、これが僕にはしっくりきています。
そうなると・・・自分の経験したこととか自分がやってきたことしか人には語れないし、伝えられませんよね?
では、僕が経験してきたことって何かと考えると、日本の大企業で勤めながらもモヤモヤを抱えていた経験、そこを抜け出し海外キャリアを作り上げる中でもなお悩んだ経験であり、その生き様です。
それこそが自分の生きる意味であり、自分が提供できるコンテンツだと思ったんです。

 

それが腑に落ちたからこそ転職を決意されたのでしょうか?

 

まさにその通りで、自分に芽生えた思いに納得感を持てたので、次のステップへ進む決意が固まりました。

同時に、転職をするにあたっての戦略は当然ありました。
自分の生きる意味やミッションが明確になることは非常にいいことですが、それだけで生きていけるのかはわからないので。

  1. 海外キャリアを切り拓くこと(自分のスキルや経験値を上げ、海外でビジネスパーソンとしてポジションを築くこと)
  2. 上記1の道を進み続ける自分の姿を発信・コンテンツ化することで、ロールモデルやアドバイザーになること

1についてはキャリア人として生き残るために必要ですし、組織において僕の果たすべき責任でもあります。
転職においてもこれは前提条件でした。
ただ、それだけでは僕の価値は最大化できないと考えていて、2を通して海外に出る人を増やし、サポートするという自分のライフミッションも果たしたいと思っていました

 

なるほど。最終的になぜ今の会社にご転職されたのですか?

 

紆余曲折ありましたが、そんな折に現在の同僚と出会いました。
自分のスキルや経験を強みとして評価して頂き、活かせる環境もあるということで、上記1を満たしていました。

同時に、対話を重ねる中で2についても満たせると感じたんです。
確かに上記2で挙げた自分のライフミッションを個人として続けていくことはできたと思います。
ただ、会社として多くの人やリソースを活用し、同じ思いや志を持った仲間を巻き込んだ方がより大きな影響を与えられると思ったので、入社を決意しました。

 

気になる今後と海外で働きたい方へのメッセージ

ときに悩み苦しみながらも自分と向き合い、納得感を何より大切にしながら見出してきた、自分の核となる思いを実現できる場所を見つけた井尻さん。
現在はAdecco Thailandにて新規事業立ち上げや海外就職メディアの運営、キャリアコンサルティング業務に従事しながら、自らが海外キャリアを切り拓きつつ、発信や対話を通じて海外でキャリアを歩みたい人々のサポートをすべく奮闘中とのこと。

そんな井尻さんは今後についてどのようにお考えなのでしょうか?
今後海外で働きたい方へのメッセージとともに伺ってきました!

 

ご自身の今後についてはどのようにお考えですか?

 

結局は、「自らが海外キャリアを切り拓き、ロールモデルになることで、海外キャリアを歩もうとする方々の力になりたい」なんです。
ただ、「自らのキャリアを切り拓く」については、その都度自ら最善の手段を考え、行動していくだけだと思っています。
今回は「海外キャリアを歩もうとする方々の力になる」の部分についてお話させて頂きます。

海外キャリアを歩もうとする方々にも2パターンあると思っていて・・・

  1. 「海外に出てみたい」と思いながらもまだ日本でモヤモヤしながら働いている方々
  2. 海外で実際に働き始めたけど、その先が描けずモヤモヤを感じている方々

現状、1の方々向けの「どうやって海外就職するか?」に関する情報はそれなりに揃っていると思っています。
ただ、2の方々に向けた「どうやって海外でキャリアを作っていくのか?」に関する情報はまだ少なく、ロールモデルも少ないと思うんです。
もちろん答えのない難しいトピックなので、僕らもまだまだ手探りではあります。

それも踏まえた上で僕らが今後やっていきたいことは、海外キャリアを歩む人の羅針盤となるメディアやコミュニティを作っていくことなんです。
そこで、「Asia Career Labo(アジラボ)」というメディアを新しく立ち上げました。
「僕らが発信する情報やコミュニティが、これから海外キャリアを生きていく・切り拓く上で必要不可欠なものだ」と思って頂けるような域を目指したいですね。

 

これから海外で働きたい方にメッセージをお願いします!

 

僕自身の経験ですが、海外に出て得られるものはたくさんありました。
中でも、最もよかったことは自分にとってのライフミッションや戦う領域を見つけられたことでしょうか?

若いうちから海外に挑戦するという、人とは違う道を進んだことで、周りに流されず、常に自分の本心と向き合って生きてこれたと思うんです。
その上、ときに壁にぶち当たることもあり、自分の限界を知ることで、「何でも器用にこなす必要はない」と気づき、自分がフォーカスすべきところに気付くこともできました。
だからこそ、自分にとっての大切な価値観やライフミッションが明確になったんだと僕は思っています。

僕もこれまでたくさん悩んできましたし、今もたくさん悩んでいます。
何かに迷ったり、モヤモヤしているなら是非気軽に相談して欲しいと思っています。

 

まとめ

いかがでしたか?

「自らが海外キャリアを切り拓き、ロールモデルになることで、海外キャリアを歩もうとする方々の力になりたい」

そう語る井尻さんの真っ直ぐな目から伝わる思いの強さが印象的。
同時に、私自身も海外就職を果たしたものの、悩み苦しんだ時期があったことから、非常に共感できる思いだと感じました。

日本で葛藤しながら働いていた時期もあり、その状況を抜け出し海外に出てからも様々な悩みや葛藤を抱えながらも、自らの力で進んできた井尻さん。
そんな井尻さんだからこそ、海外に出たいという思いはありながらもなかなか踏み出せない方や海外に出てみたものの、その先が描けずもがいている方々の気持ちに寄り添えるんだと強く感じました。
取材中も、読者の方々に届けたいメッセージを一生懸命考えながら、言葉を紡いでおられる様子が印象的でした。

井尻さんとは取材前にもお食事をご一緒させて頂き、オンラインでも何度かお話させて頂きましたが、とにかくフランクで親しみやすく、お話しやすい方!
海外でキャリアを積んでいこうと思いつつ、どこかで迷いや葛藤がある方は是非相談をしてみて頂ければと思います。

井尻さん、今回は素敵なお話をたくさんお聞かせ頂きまして、本当にありがとうございました!
今後の益々のご活躍を祈念しております。

*今回ご紹介させて頂きました井尻さんのTwitterは>>こちら
*井尻さんの運営されている海外就職メディア(アジラボ)は>>こちら

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Jiyoung Baek

セブ留学がきっかけで東南アジアの虜に!! フィリピン・セブでの海外インターンを経て、ベトナム・ハノイで海外就職。約2年に渡って大好きな東南アジアで働きながら、旅をする生活をしていました。 現在は自身の海外経験を基に、旅するインタビュアーとして海外で活躍する方々を取材し、「海外で働くとは」について発信することで、海外で働きたいけど一歩踏み出せない方に挑戦のきっかけを作るべく奮闘中。 どんなときもアジアの眩しい陽射しのような笑顔を忘れず、頑張っています! 日々大事にしていること「やらない後悔よりやって後悔、何でもやってみる!」