インドネシアの就職・転職で求められる職種・求人状況

インドネシアの就職・転職で求められる職種・求人状況

1.インドネシアの就職・転職状況概要

近年のインドネアシア経済は発展する東南アジアの中でも突出した伸びを見せており、2005年から2012年の7年間のGDPは3.07倍もの伸びを見せています。ちなみに日本は同じ期間でわずか1.3倍と寂しい限りです。

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日本との関係で見た場合、直近の日本との貿易量自体は減ってきているものの、隣国のベトナムと比べても日本との結びつきは深いと言えるでしょう。

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また近年の直接投資の金額も1位となっています。肉薄している2位のシンガポールからの投資も日本企業のシンガポール経由からの投資がある程度占めていると考えられ、直接投資面では日本は他国と比べて多額の投資を行っています。

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さらに直接投資の中身を見てみると、製造業(食品加工含む)、卸売・小売、金融・保険などまんべんなく投資・進出が進んでいることが見受けられます。両国の関係はますます緊密になってきていると言えます。インドネシアは非常に親日国家としても有名です。それは街を歩いていても感じられますし、インドネシアに在住の日本人の方と話しをしていても感じます。

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→詳細は「インドネシアの経済状況」

2.インドネシアで求められる業種及び職種

経済発展著しいジャカルタには、地元企業だけではなく、日系を含めて多くの外資企業が進出しており、日本人の求人は製造業を中心に幅広い業界、職種に渡っています。職種別に見ると、営業系の仕事が半数を占めています。これは工場団地内にある製造業の会社が同じ若しくは他の工業団地内の製造業の会社へ営業を行うケースと、ジャカルタ市内で他の小売店舗への営業を行うケースに分かれます。どちらの担当の営業になるかによって住む環境や仕事内容などが大きく変わりますので注意が必要です。また、技術系の仕事に就く場合は、一般的には日本での実務経験が問われる場合が多くなります。さらに近年は事務系の仕事も増えてきているとのことです。求人数は堅調に増えてはいるものの、就職希望者が少ないため、売り手市場となっていますが、以前のように日本人であれば誰でも良いというわけではなく、語学力や専門性や実務経験も問われるようになってきています。

主な業界別、職種別の求人数は大雑把には下記のようになっています。

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日本人の求人は製造業がメインになっていることからジャカルタ市内だけではなく、ジャカルタ近郊の工業団地エリアの求人が半数を占めています。工場団地からジャカルタ市内までは高速道路を利用して1時間〜1時間半ぐらいの範囲に集中しています。近年の新規進出ラッシュにより、ジャカルタに近い工業団地は地価が上昇しており、工場団地の範囲は少しずつ遠方(西側)に移動しています。

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3.求められる語学力・コミュニケーション能力

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(工事現場が目立つジャカルタ市内)

ジャカルタでオフィスワーカーとしての仕事をする場合、社内の言語は英語になるのが一般的です。しかし、工場団地での工場勤務になる場合、まだまだ同僚は英語が話せない人が多く、英語でのコミュニケーションでは苦労することになるでしょう。しかし、求められる英語力はそこまで厳しくなく、TOEIC550点〜600点でも就職が可能な求人も多いです。さらにインドネシア語は世界で一番簡単な言語であると言われており、僕がインドネシアでお会いした人も10ヶ月〜1年程度である程度の日常会話をするには困らなくなったとおっしゃっていました。もちろん、インドネシアに就職した後も英語、インドネシア語の勉強を続けてる必要はありますが、就職をする際の言語的なハードルはそれほど高くはないと言えるでしょう。

4.インドネシアの就職・転職・求人についてリサーチした所感

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(ショッピングモール内には無印良品も出店している。)

アジア各国を回っていてインドネシアのポテンシャルは非常に高いと感じました。2億5000万人と世界第4位の人口を抱え、工場としてだけではなく市場としても注目されていますし、世界最大のイスラム教徒の国でもあります。国民の平均年齢がまだ29歳(日本は45歳)と非常に若く、今後数十年は人口ボーナス期を迎え、経済的には毎年GDPが7%ほど成長しています。さらに非常に親日国家でもあり、JKT48や日本のアニメ、J-POPなど日本人がビジネスをし易い環境もかなり揃ってきています。また、アジア他国と比べても日本人の待遇はかなり良い方ですし、まだまだ注目されていないので売り手市場の中、就職活動を行うことができます。しかし、安易な気持ちでインドネシアで就職することはオススメしません。かなりきちんとこの国に腰を据えて仕事をする人にとっては、やりがいや今後の可能性、待遇面を考えても非常に良い国であると感じました。

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