【タイ(バンコク)JACタイランド】

1.JAC Recruitmentタイランド 会社概要

JAC Recruitment グループ

1975年、UKにて設立、今年40年を迎える。
現在アジアを中心に10カ国26拠点を誇る日系最大のグローバル総合人材紹介会社。日本法人はJASDAQに上場している。

JAC Recruitment タイランド

2004年設立。日系企業が求めるあらゆる職種を取り扱っている。
業界ごとに日本人担当者を置き専門知識を持つプロフェッショナルが求職者と求人企業の両サイドを担当。日本人担当者5名体制はタイ国内で最大規模の体制を敷いている。

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住所:10F, Emporium Tower, 622 Sukhumvit Soi 24, Klongton, Klongtoey, Bangkok 10110, Thailand
BTSプロンポン駅下車すぐ

2.山下勝弘(代表取締役)/大津晶子(Assistant Manager)

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山下勝弘
1974年生まれ。関西学院大学卒業後、大手旅行会社で5年間営業マンとして勤務。その後社員50名の人材系ベンチャー企業に転職し、東証2部上場までマネージャー、部長、局長など歴任。2012年よりJACタイランドに入社し、2013年10月より代表取締役社長。東南アジアにて生涯を全うする予定。

大津晶子
大学卒業後、人事総務業務に従事。30代を前に一念発起。かねてより興味のあった日本語教師となるべく仕事を続けながら勉強。1年後、タイ、バンコクにある日本語学校に入校。その後、タイ国内で活躍する日本人や企業を目の当たりにし、転職を決意。2011年JACタイランドに入社。自らの転職活動の経験からタイ就職を目指す日本人をサポートする日々。

3. タイにおける直近の経済状況

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岡本:最近のタイ経済の概要を教えていただけますか?
山下さん:直近のタイ経済自体は停滞期気味であると言っても良いと思います。昨年度のGDPの伸び率は約1%で今年も3%台に留まる見込みです。他の東南アジア諸国は軒並み5%を超える経済成長をしているため、相対的には低成長と言えるかもしれません。

岡本:バンコク市内の様子を見ると意外に感じました。何が理由なのでしょうか?
山下さん:昨年度の洪水や今年始めの政治的な混乱もあるかもしれませんが、数年前に実施されたファースト・カー減税(※)の影響を受けていることが考えられます。2012年末に実施されて、タイ経済の柱である自動車業界は大きく沸きましたが、その反動を受けて、その後のタイ経済は停滞気味となっています。

※ファースト・カー減税とは、1台目の自動車を購入するときに減税措置を得られるというもの。2011年の大洪水によって大打撃を受けた国内の自動車産業を復興させるため、同年10月1日から翌2012年12月末の間、実施された。

4.タイの日本人の就職状況について

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岡本:なるほどですね。ここまで大きな影響を受けるのは自動車業界を柱に製造業に大きく依存しているタイならではの状況なのかもしれません。タイの日系企業の影響はいかがでしょうか?
山下さん:そうですね。ある程度の影響は受けたかと思いますが、全体としては日系企業の進出件数は増えています。2014年度末時点で1500社を超える企業が進出してきています(※)。日本人の求人数も順調に伸びています。

(※)企業数1,552社:バンコク日本人商工会議所会員数(2014年4月末時点)

岡本:どのような人がタイで就職をされていますか?
山下さん:タイでの就職を考えると、まだ日本人労働者の需給の関係から日本よりも敷居が低く、キャリアを作り出せるチャンスであると考えられます。とは言え、求められる人材のレベルも上がってきていますので、日本人であれば良いという状況ではありません。

岡本:日本人の求人の状況はいかがでしょうか?
大津さん:日本人の求人の業界別求人割合はざっくり下記のようになっています。製造業55%、商社15%、物流11%、IT関連8%、その他サービス業11%。商社の中のかなりの部分はメーカーの販売子会社や部品を扱う商社等も含まれますので、その大部分は製造関連となります。商社も含めると製造業の割合は大きいですね。一方で近年は上記製造業以外のIT関連やタイ人消費者マーケットをターゲットにしたサービス業の進出も目立ってきています。

岡本:次に職種別の求人の状況はどのようになっていますか?
大津さん:日本人求人の職種別の状況は、大まかには下記の通りです。経営層(トップマネジメント)1%、営業60%、製造エンジニア18%、ITエンジニア 12%、事務系7%、カスタマーサービス2%。絶対数こそは少ないものの、最近は経営層などのハイクラス人材の求人も増えてきているように感じます。

5.求められるコミュニケーション能力について

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岡本:求められる人材の語学力の面についてはいかがでしょうか?
大津さん:業界や業種によって異なるため、一概には言えませんが、一般的にはある程度の英語力があればタイ語は求められません。営業の場合で言うとTOEICの点数よりも実際のコミュニケーションとして使う英語力が求められます。

岡本:点数では測りにくいと思いますが、TOEICでいうとどれくらいでしょうか?
大津さん:点数自体はあまり重要ではありませんが、TOEICで言うと550点以上の英語力は最低限必要だと思います。しかし、TOEICの点数はあくまで目安ですのでどんなかたちでも意志疎通を図ろうとするコミュニケーション能力が求められますね。

岡本:新卒でタイ就職をするのはどうでしょうか?
山下さん:新卒でOKという求人はほとんどないですね。日本人を含む外国人の採用枠は限られていることも考えると企業としても新卒を採用する積極的な理由はありません。また、仕事をするご本人とっても、一度、日本企業で仕事をして、日本人としてのビジネスマナーや働き方を身につけた方が良いと思います。

岡本:御社においても英語力の確認はされているのでしょうか?
大津さん:はい。ご登録面談の際に英語での簡単なインタビュー(タイ語ができる方はタイ語も)を実施させていただいております。

6.タイには成長する機会がたくさんあります。

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岡本:最後にどのような方にタイ就職にチャレンジしてほしいでしょうか?またどのようなお気持ちでお仕事をされていますでしょうか?
大津さん:何か目標を持ってタイに来てここで何かを得たいと思っている方にきていただきたいです。ここで「成長するんだ」「成長したい」という、意思と期待を持っている人ならきっとうまくいくと思います。私自身も日本とタイの両方で転職活動を経験しています。その経験から、一時的なものでなくその先を見据えたキャリアを一緒に考え、少しでも皆さんがいいご縁に出会えるようサポートが出来たらいいな、と思います。

山下さん:海外で仕事をすると言っても何も特別なことではありません。タイで就職をする際に、明確な目標を持っていなくても私は構わないと思います。むしろそのような目標を持つこと自体難しいですし、それは一歩踏み出すことが出来た人が持ちうるものだとも思います。タイには成長出来る機会が多くありますので、是非チャレンジしてほしいですね。

7.インタビューを終えて

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(JACタイランドが入るEmporium Tower)

長い時間のインタビューでしたが、お二人ともとてもお話がし易く、色々なことを教えていただきました。JACタイランドはタイ国内の特に日本人採用の部門の規模も大きく、求人案件自体も豊富にあります。対応もとてもしっかりされていますのでとてもおススメです。お二人とも、タイには成長をしたい人に来てほしいとおっしゃっていたのが印象的でした。タイに限らず、海外で働くことは大変なことが多いと思いますが、その分成長出来る機会は多くあります。自分を成長させたいと思われる方は是非、タイでの就職も選択肢を入れてもらえればと思います。

岡本 琢磨(Takuma Okamoto)
岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒