転職エージェント訪問記:【タイ】REERACOEN RECRUITMENT
会社概要
売上高180億円の人材紹介会社ネオキャリアグループの一員。2012年9月よりタイに進出。社員65名(うち日本人12名在籍)。スピートと質を重視した人材紹介サービスは企業から高い評価を得ている。
故木味里様・野口将吾様
今回お話を聞かせて頂いたのは、コンサルタントの故木さんとビジネスプランナーの野口さんです。故木さんは前職はホテル業界で働かれていた経験もある方で、とても素敵な笑顔で私からの難しい質問にも丁寧に回答して頂きました。また、野口さんはとても落ち着いた雰囲気を持ちつつ非常にお話がしやすい方でした。お二人のお陰でとてもリラックスした雰囲気でインタビューを進めることが出来ました。タイで働くことの良い面と、気を付けなければいけない点の双方を率直に話して下さっているインタビューです。ぜひご覧下さい。
タイで働くきっかけ
Q.野口さんは現在どんなお仕事をされているのでしょうか?
A.東南アジアを中心とした海外の求人をまとめて探せる日本人向けの海外就職転職情報サイト「ABROADERS CAREER」の運営を行っています。ABROADERS CAREERでは海外就職に迷われている日本人の方に正確な情報をお知らせし、彼らの背中を押すことを目的にしています。
Q.故木さんはどういった経緯で現在のお仕事をされるようになったのでしょうか?
A.今年で当社に入社して3年目になりますが、学生の時に海外留学を経験していたこともあり、もともと海外志向が強かったですね。前職のホテル業界でいわゆるB to Cの働き方をする中でよりお客様に近い形で働きたいと思い、人材業界に飛び込みました。
Q.故木さんが大事にされている仕事感はありますか?
A.仕事をしながら自分の世界観を広めていきたいですね。そういった意味で日本を出て色々な人と働くけることはとても良い環境ですね。
タイで働く
Q.お二人は実際にタイで生活されていますが、日本人にとってタイでの生活は住み易いものなのでしょうか?
A.既に多くの方がご存知かと思いますが、タイはとても発展しています。東京都心とまではいかないまでも、日本に引けを取らないのではないでしょうか。治安面も日本のメディアで取り上げられているよりずっと安全で女性も安心して生活していただけます。また、食事も美味しいものが安価に食べられます。初めて海外就職をされる方にはオススメの国と言えると思います。
Q.安全面や食事以外にタイが優れていると思う点はありますか?
A.タイは選択肢が多く持てる国です。具体的には、異なった文化背景を持った人たちが集まって来ているので、それらの人と関わる中で自分自身の選択肢を広く持つことが出来ます。日本の画一された価値観に閉塞感を感じている方にはぜひ来てもらいたいですね。
タイでの日本人の就職状況
Q.そんなタイでの日本人の就職状況はどうでしょうか?
A.日本人のニーズはありますよ。ただ、過去からの推移で言うと、現在タイの経済事情がそこまで良くないこともあり、日本人に対する需要は今までと変わらず横ばいといった感じです。
Q.タイで働く為に日本人に求められるものは何でしょうか?
A.語学力で言うと、英語、タイ語のスキルがあればもちろん良いですが、求められている英語力はそこまで高くないです。
Q.職種としては営業職が最も多く求められていると聞いたのですが?
A.その通りですね。営業職としてのポジションの適性としては、その人の人柄を最優先で見させてもらっています。日本の社会人としてのマナーがちゃんと出来ているか、社会人としての常識を持った方かどうかを最優先で見させてもらっています。
タイで働く上で気を付けることとは?
Q.タイで働く上で気を付けないといけないことはありますか?
A. 自分の軸を持って働いてもらった方が良いですね。タイの人は良くも悪くもとてもリラックスしながら仕事と向き合います。それに完全に流されてそのまま日本に帰って働くと、日本の社会においては苦労するかもしれないですね。
担当者の方のメッセージ
A.(故木さん)アジア、その中でもタイで働くことは、誰にでもチャンスが開かれていています。海外で働くことは決して不可能なことではありません。そして様々な文化が混ざっているタイで生活することで自分の視野を広げることが可能ですし、何より楽しいです。ぜひタイでの就職にチャレンジしてもらえればと思います。
(野口さん)タイのマーケットは、まだまだたくさんの隙間があります。それは言わばチャンスです。日本では殆どの課題は誰かが既に解決を試みているところがありますが、タイでは課題が山のように溢れています。それらを解決していくことができたらとても楽しいですね。タイでの挑戦をお待ちしております。
インタビューを終えて
「選択肢を多く持てる」という言葉がとても印象的でした。様々なバックグランド、視点を持った人と働くことで自分の中で取れる選択肢が広がる。これは仕事はもちろん、人生において大きな財産になるだろうと思います。故木さん、野口さん、ありがとうございました!