フィリピン(マニラ/セブ)の生活状況

皆さんのフィリピンに対するイメージはどのようなものでしょうか?「治安が悪い」「ジャングルばかり」などの声が聞こえてきそうですが、マニラやセブなどの都心部は開発が進み住心地は良くなってきています。確かに特にマニラの治安については、まだ安全とは言い難い面もありますが、セブについては国際的なリゾート地ということもあり、かなり安定してきています。マニラについても気をつけていればそれほど危険を感じることもないでしょう。また、スターバックスやセブンイレブンなどのコンビニ、大型のショッピングモールが各地にあり、買い物については不便を感じることも少なくなってきています。

1.マニラ/セブ概要

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フィリピンで仕事をする上で主な選択肢にあがるのはマニラとセブでしょう。フィリピン国内の経済規模で見ても両者は1位と2位となっています(圧倒的にマニラが大きいのですが。)。フィリピンの首都であるマニラはフィリピン北部のルソン島に位置します。一方で、国際的な観光地であるセブはフィリピン中部のビサヤ地区に位置します。

マニラ(メトロマニラ)

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マニラ市はマニラ首都圏(メトロマニラ)内に位置しており、フィリピンの首都の機能を果たしています。マニラ市単体の人口は180万人ほどですが、ケソンシティなどの周辺のシティの人口を足すとメトロマニラ全体で12,000万人の人口を有しており、大きな経済圏を形成しています。マカティなどの東京の大手町のような近代的なビルが立ち並ぶおしゃれな街もあれば、その近くに広大なスラム街も形成されており、ストリートチルドレンが多くいるなどマニラは様々な顔を持っています。経済的には、マニラは大きく発展しており、日系を含む多くの海外の企業も進出しています。ただ、治安や交通の問題など様々な問題も抱えた都市です。

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セブ

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(セブのリゾート地の様子)

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セブはフィリピン中部のビサヤ地区にあり、国際的な観光地でもあります。ただ観光地である一般的なイメージはセブの東にあるマクタン島であり、そこに空港とリゾートホテルが集まっています。商業施設が集まっているのはセブ島であり、大型のショッピンモールも複数あります。商業地区として発展しているのはセブ市内になります。

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→詳細は「マニラ/セブ概要」へ

2.マニラ/セブの住居について

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(セブITパークにある高級コンドミニアム)

フィリピンで現地就職をした場合、ほとんどの人はコンドミニアムを借りて生活をすることになります。マニラとセブで不動産の探し方や価格帯、注意事項については大きく異なることはありませんが、くれぐれも周辺の治安については気をつけて借りる必要があります。その辺りの情報については現地の不動産屋に直接聞けば、キチンと教えてくれます。

マニラ及びセブのコンドミニアムの価格相場は下記の通りです。賃貸価格については両者でそれほど大きくは異なりません。しかし、マニラの方が選択肢が多様であり、ワンルームについては12,000ペソ前後から探すことも可能でしょう。

ワンルーム:15,000ペソ〜20,000ペソ(約40,500円〜54,000円)
SLDKタイプ:25,000ペソ〜30,000ペソ(約67,500円〜81,000円)

ちなみに僕がマニラで借りて夫婦で生活した物件は月額15,000ペソ(約40,500円)、セブの物件は月額9,000ペソ(約24,300円)でした。当然高いマニラの物件の方が綺麗で住み心地が良かったですし、掃除洗濯のサービスもついていました。一方、セブの物件も住むには困りませんでしたが、場所はやや不便で大通りに面していたため、空気が良くなかったです。

マニラの物件は友人から紹介されてフィリピン人オーナーから直接借りました。セブの物件は不動産屋を通して借りています。セブの物件を借りた不動産屋はドリーム不動産という不動産屋です。担当してくれるロバートさんはフィリピン人ですが、日本語はペラペラですし、とても信用出来る方ですので、もしセブで物件を借りることを検討されていてる方がいれば問い合わせてみてはいかがでしょうか?

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3.マニラ/セブの移動手段について

①LRT(高架鉄道)及びMRT(首都圏鉄道)(マニラのみ)

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LRT(高架鉄道)
…始発駅から終点までは約30分。タフト通りとほぼ同じルートを通っています。マニラの多くの見どころをカバーできます。朝晩は3~5分置きに電車が出ていて運賃は12P~。
MRT(首都圏鉄道)
エドサ通りを走る。パサイ市のタフトからケソン市のノースアベニューまでタフトとエドサは近距離。6~8分おきに電車は出ていて、運賃は10P~。

マニラの交通渋滞は凄まじく、主要道路については朝夕の通勤時間帯はほとんど動かなくなってしまいます。そのような時にはLRT(高架鉄道)及びMRT(首都圏鉄道)が有力な交通手段になります。交通費も10ペソ〜(2.7円〜)と安価ですし、交通渋滞もありません。ただ、駅で切符を買うのには長蛇の列に並ぶことになりますし、駅構内、電車の中ともに相当な混雑に耐える必要があります。ただ、目的地(周辺)に着くという点では有力な交通手段と言えます。ちなみにセブには鉄道はなく、タクシーやジプニーが主要な交通手段になります。

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(マニラLRT(高架鉄道)及びMRT(首都圏鉄道)の路線図 HPリンク

②タクシー(マニラ/セブ)

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日本人が市内を移動する際に最もポピュラーでお世話になる移動手段がタクシーです。初乗りはマニラ、セブとも30ペソ(80円)で日本のタクシーと比べて安価で気楽に乗ることができます(2015年3月に40ペソから30ペソ値下げされたがメーター表示は40ペソのまま)。ただ悪質なドライバーも散見されるので注意が必要です。特にマニラの空港や観光地周辺で拾うタクシーはかなりの割合でぼったくりタクシーです。中にはメーターを改造して法外な運賃を請求してくるドライバーもいますので注意して下さい。市内を流しているタクシーは比較的安全です。

③ジプニー(マニラ/セブ)

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フィリピン庶民の足と言えば、昔からジプニーです。元々ジープを改造した車両を乗合バスとして使ったため、ジプニーと名付けられました。ジプニーは車体ごとにナンバーがついており、そのナンバーごとにルートが決まっているのでバスと同じように使われます。しかし、バス停は存在せず、手を上げるとどこにでも止まって乗客を拾います。降りるときはコインで天井を「コンコン」とやると運転手が気づき止まってくれます。料金も安くかなり遠くまで行っても7ペソ(19円)〜ほどで利用することができます。どのナンバーのジプニーがどのルートを通るかをチェックする必要がありますが、慣れてくればチャレンジしてみても良いでしょう。ちなみにセブのジプニーのルートは「Cebu Jeepny Map」というアプリをiPhoneかAndroid携帯に落とせばオフラインでも調べることができて便利です。ご利用あれ。

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④トライシクル(マニラ/セブ)

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こちらも庶民の足として普及しているバイクの横にカゴをつけて走る乗り物です。ジプニーと同様に路線が決まっており、ジプニーの走らない比較的細い道路を中心に走っています。こちらも初乗り価格は7ペソ(19円)〜です。写真の通り、ドライバーを合わせて最大7人ほどお客を乗せて走ります。トライシクルもジプニー同様、どこでも乗り降り可能です。価格も決まっており、慣れてくると使い勝手の良い乗り物です。

⑤バス(マニラ/セブ)

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セブ市内では遠距離の地域への交通の手段として用いられますが、マニラでは一般の道路でも走っています(もちろん遠方への路線もあります。)。こちらの値段もお手頃でマニラで「エアコン付き」と「エアコン無し」で料金が異なります。

⑥バイクタクシー(マニラ/セブ)

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こちらも庶民の足として定着しています。ただ、料金設定が曖昧であり、交渉を必要とすることが多いのでタクシーやジプニー、トライシクルなどの乗り物を拾えない場合に補助的に使うのが良いと思います。また、状態の悪い道路をスピードを出して走行する危険なドライバーも散見されるので気をつける必要があります。

4.マニラ/セブの買い物・娯楽について

①日常生活用品について

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(セブ市内のスーパー)

マニラ・セブとも大型や中型のショッピングモールが点在し、セブンイレブンなどのコンビニも数多くあることから日常の買い物に困ることはないでしょう。価格については、思った程安くないというのが、2012年より3年間以上フィリピン・セブに在住している僕の実感です。円安の影響が大きいのですが、現地の物価もじわじわと上昇しています。特に輸入品については日本並みかそれ以上の場合も多いですし、現地製品については日本並みのクオリティを求めることはできません。特に電化製品(パソコン、携帯電話など)は日本で購入した方が安い場合が多いので、それらの製品は日本で買って来た方が良いでしょう。

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②日本の食材・書籍・DVD等について

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(セブ市内の日本食材店の町屋マート)

日本食材については、日本スーパーで購入する必要がありますが、マニラ、セブともお世辞にも充実しているとは言えません。マニラではマカティのリトル東京にある「チョットストップ」、セブではセブシティ内(マンダウエ近く)にある「町屋マート」が有名です。ただ品揃えについては日本のコンビニには遠く及びません。また値段については日本の1.5倍〜2倍はします。ただ、醤油や日本米、即席麺などは一般のスーパーでも一部取り扱っています。
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(町屋マートの店内の様子)

日本の書籍やDVDについては、大々的に取り扱いをしている店は2015年現在マニラ・セブともにないと思います。シンガポールやマレーシア、タイなどの近隣諸国には日本の書籍を取り扱っている書店はあるのですが。。海賊版の日本のDVDは街中の路面店で激安で売っていますが、当然違法ですので注意が必要です。日本スーパーの価格帯は以下を参照して下さい。

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③娯楽・ショッピングについて

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(セブのアヤラモールの様子)

マニラ・セブともに大型のショッピングモールが充実しているため、ショッピングについては困ることは少ないと思います。またその中には映画館やボーリング場などが併設されているところもあります。またフィリピンと言えば、マッサージが非常に安いです。安いところで150ペソ程度(400円程度)/時間からマッサージを受けることができます。マッサージの質は店とそのマッサージ師によるところが多く、安定していませんが、お気に入りのお店を見つけてみるのも良いと思います。特にセブは国際的な観光地ということもあり、ダイビングやアイランドホッピングなどのマリンスポーツも気楽に楽しめます。週末にふらっと海やビーチリゾートに行けることも魅力です。

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5.フィリピンの食事事情について

フィリピンですが、他のアジア諸国の都市同様、和洋中どのような料理もそれなりに食べることができます。ただ、それなりのレベルのレストランはそれなりの価格を取りますので、そこまで安いというわけではありません。

①フィリピンの大衆食堂のレベルと価格水準

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(セブの自宅近くにある地元食堂の様子)

フィリピンの大衆食堂のレベルですが、正直言ってかなり低いと思います。路面店でそれなりの店舗を構えている店は良いのですが、本当に地元の人しかいない店はあまりレベルは高くはありません。ただ、フィリピン料理と言えばBBQと言われるくらい市内にはBBQの店は多く、これらのお店は安いですし、日本人が行っても満足出来るお店は結構あります。値段はビール2〜3本飲んでお腹いっぱい食べて300ペソ(810円)程度ですね。

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また、フィリピンと言えばジョリビー(Jollibee)というハンバーガーショップが人気です。マクドナルドが各国ハンバーガーショップの中で唯一シェアNo.1を獲得できないのはフィリピンなのですが、それはこのジョリビーがNo.1に君臨しているからです。フィリピン人は皆ジョリビーが大好きなんです。

②日本食レストランのレベルと価格水準

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(セブの老舗日本食「神楽」の店内)

日本食については、近年マニラ、セブにもレベルの高いラーメン屋、居酒屋も出来ていますが、その質や量において、バンコクやクアラルンプールよりも見劣りするのは否めません。ただ、探せば良い日本食レストランにもありますので是非探してみて下さい。

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(セブ市内の人気ラーメン店「バリカタ」)

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(バリカタのラーメン。クオリティは日本並み。でも替え玉付きもして消費税込みで385ペソ(1,040円)でした。高い。。)

ラーメンはフィリピンにおいて高級品です。それなりのラーメンですと300ペソ(810円)程します。山頭火や一風堂などの有名店もマニラには進出しています。また吉野家もマニラまでは進出していますが、セブにはありません。日本の外食チェーン店の進出はこれからでしょう。
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日本料理や寿司についても食べることができます。下記はよく行くセブの「知暮里-CHIBORI-」というレストランのにぎり寿司ですが、これで360ペソ(970円)。なかなか満足度高いです。
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③カフェのレベルと価格水準

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(良く行く近所のBosコーヒーの店内の様子)

フィリピンには数多くのおしゃれカフェがあります。もちろんスターバックスも大型のショッピングモールには入っていますし、Bosコーヒーなどの地元のカフェも至る所にあります。ただコーヒー一杯120ペソ(320円)など価格は日本と変わりません。しかし、人件費がざっくり10分の1のフィリピンにおいてなぜか人は入っています。フィリピンのおしゃれカフェで仕事をしたり勉強をしたりするのも良いでしょう。

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(セブITパーク内のスターバックス。スタバはあちこちにあります。)

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