フィリピンの物価水準

現在、僕はセブに3年間住んでいるのですが(2015年10月現在)、実感としてのフィリピンの物価は、最近の円安及びペソ高や物価上昇の影響を受けて割安感はなくなってきています(それでも日本の半分程度と安いのですが。)。この3年間で円安ペソ高ですべての円建ての価格は1.5倍になりました。特に輸入品や中級以上のレストランなどは日本並みかそれ以上の場合もあります。しかし、一様に物価高が広がっているわけではなく、人件費の割合が大きいタクシー代やマッサージ代は非常に安い価格を維持しています(タクシー初乗り40ペソ(約108円)、マッサージ1時間200ペソ(約540円)など)。

1.フィリピンの基本的な物価水準

フィリピンの物価水準は下記になります。モノによるところもありますが、コンビニ、スーパー価格で日本の約3分の1〜2分の1の価格水準となっています。一方でプリングルスなどの輸入品は日本の価格とあまり変わりません。また日本スーパーの日本食材の価格は日本の1.5倍〜2倍程度となっており、かなり割高です。タクシーの価格は非常に安く庶民の足としても良く用いられています。日本の書籍を多く扱っている本屋については確認できていません。また、セブには地下鉄や鉄道は存在しませんが、マニラには高架鉄道(モノレール)が走っており、こちらの料金も安価で使いやすいです。

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2.フィリピンの住居及びその他の物価水準

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(フィリピンで一般的な巨大なショッピングモールを展開するSM)

フィリピンで就職した場合の収支の状況を表にしました。収入については、80,000ペソ(21.6万円)としてマニラ勤務の営業職の一般的な給与をベースにしてあります。住居費としてコンドミニアムのワンルームマンションで4万円程度、2LDKで6.7万程度で置いていますが、近年住居費が高騰していることもあり、立地の良い場所ではさらにかかることもあります。また、住居費意外の生活費(一人暮らし)はトータルで10万円程度はかかると見込まれます。項目別で見ると食費の割合が大きく、外食を中心にした場合さらに費用はかかることになります。一人暮らしの場合の総費用は14.6万円で収入を21.6万円とした場合、毎月約7万円の貯金が出来ることになります。

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3.フィリピンのインフレ率の推移

フィリピンの物価上昇率推移は下記の通りになります。フィリピンの物価上昇率は高度成長の割には安定しており約3%前後となっています。賃金の上昇率も他国と比べて高くなく安定しているので、フィリピン在住の人にとっては有り難いです。

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ただ、円安ペソ高の傾向は続いており、そちらの影響は非常に大きいです。この3年〜5年の間に円の価値がペソに対して3分の2になってしまったため、対円で考えるとフィリピンの物価は約50%も上昇したことになります。ペソで賃金をもらえる場合はむしろ良いのですが、僕のように円での収入がほとんどのビジネスをしている人にとってはこの円安の影響は計り知れないものがあります。

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(Investment.comより)

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