海外就職・転職のステップ

海外就職をするのには通常以下の様なステップを踏みます。それぞれを詳しく見ていきましょう。


1 これまでのキャリアの振返りと今後のキャリア戦略を考える
     ↓
2 国・都市を決める
     ↓
3 転職エージェントに登録し求人紹介を受ける
     ↓
4 必要な能力を高める
     ↓
5 現地で就職活動を行う

1. これまでのキャリアの振返りと今後のキャリア戦略を考える

 5年後、あなたはどこで誰とどのような生活を送っていたいですか?それをリアルに想像出来ますか?私はキャリアを考える上で10年先は長すぎると思います。10年先になると先が長過ぎて想像することが難しいですし、経済環境も考え方や価値観、家族構成も現在想像するものと変わり過ぎていると思います。逆に3年だと短すぎて、現在の延長線上でのキャリアしか考えることが難しくなってしまいます。長期な視点を持ち、なおかつ具体的な行動もイメージするのに5年は一番良い時間だと思います。

 海外で就職するといってもシンガポール、マレーシア、カンボジアでは求められる能力も違いますし、その後、取り得る選択肢も異なるでしょう。また就職する業界、会社によっても就職後の人生設計は異なってきます。将来、海外もしくは日本に戻ってくるのも良いですし、海外起業を志すのも良いでしょう。さらにご自分のご自身のキャリアを棚卸ししてみて、それを今後どのように伸ばし、活かしていくのかをよく考えてみることをお勧めします。もちろん、仮のもので構いません。どうせ海外就職活動をする上で変わってきますし、就職後に変わることもあるでしょう。

しかし、これまでとこれからの大きなキャリアの全体観を持って海外転職に臨むと臨まないのでは出てくる答えは変わってきます。今一度、自分は何かが出来るのか?5年後、どこで誰とどのような生活を送っていたいか?臨む報酬とポジションはどこなのか?などご自分のキャリア全体に関わる質問を自身にしてみることをお勧めします。

→海外転職を検討する際に必ずすべきキャリアの棚卸しと人生戦略の立案
→海外転職カウンセラーに相談する

2. 国・都市を決める

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海外就職をするためには、各国現地の転職エージェントに登録して彼らからのサポートの下に行うことが一般的です。しかし、そのためにはまずは海外就職する場所を決める必要があります。もちろん、国や地域によって「国の現状と将来性」「仕事の職種・業界」「賃金・労働環境」「求められる能力」「生活環境」「ビザ取得条件」などの条件が異なります。そのため、ざっくりでも良いので上記の5項目について調べて2〜3個の国をピックアップしてその国についてさらに詳しい情報を入手して国・都市を絞り込んでいきます。各項目の詳細については「海外就職各国状況」に記載しますが、それぞれの内容は以下になります。

① 国の現状と将来性

最低限、現在の政治・経済状況と今後の経済見通しについてはきちんと調べておく必要があります。なぜならこれらの要素は治安や仕事の内容、その後のキャリアプラン全体について関わってくるからです。少なくはありますが、アジア各国の状況については「海外就職各国状況」に記載しますのでこちらをご覧下さい。

② 仕事の職種・業界

 国によって、日本人として就きやすい仕事の職種・業界は異なります。また同じ国でもタイミングによって求められる職種・業界は違ってきます。これらの状況を良く考えながら海外就職する場所を選ぶ必要があります。

③ 賃金・労働環境

 たとえ同じ職種・業界であっても国によって得られる賃金・労働環境は異なってきます。個々の企業ごとに異なるのは当然ですが、国ごとにある程度特色があるのでこれらの情報は事前に入手して吟味しておく必要があるでしょう。

④ 求められる能力

 語学力一つとっても、英語だけで良いシンガポール、香港、フィリピンや英語だけではなく、現地の言葉も重要視されるタイ、ベトナムというように求められる要件が異なります。特に前職の就業経験や学歴を重視されますのでこちらも国・都市ごとに求められる能力を考えていく必要があります。

⑤ 生活環境

長期間海外で暮らす海外就職にとって生活環境は非常に重要です。生活環境のチェック項目は「治安」「食事」「住宅事情」「交通事情」「医療事情」が最低限のものになるでしょう。理想は就職活動をする前、実際には就職活動中にチェック項目を意識しながら住んでみるのが一番良いと思います。住むのが難しい場合は知り合いかその友人で現地に住んでいる人に当たって聞いてみるのが良いでしょう。いずれにしても海外就職をする上で非常に重要なファクターなので是非、慎重に検討して下さい。

⑥ ビザ取得条件

こちらも国によって異なるだけではなく、同じ国であってもしばしば変更があります。いくつか候補の国を絞ったら下記の「3.転職エージェントに登録」してそこから最新の情報を入手することをお勧めします。

→海外就職・転職先の国の選択

3. 転職エージェントに登録し求人紹介を受ける

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2〜3カ国に候補を絞ったら、各国に対して複数の転職エージェントに登録することをお勧めします。留学エージェントの面接は以下のように進みます。

① WEB上の応募フォームに記入(仮登録)
   ↓
② Skype面談
   ↓
③ 求人紹介を受ける
   ↓
④ 就職先の選定を行う

②のSkype面談ではある種転職エージェントによる一時面接の意味合いを含んでいますのできちんとした準備をして臨んで下さい。なぜなら、あまり適当な受答をしてしまいますとこの時点で転職エージェント側が企業の紹介をせずにはじいてしまうこともあるからです。転職エージェント側としてはあなたという人材を企業に紹介して紹介手数料をいただくわけです。当然、いい加減な受答しかでいない転職希望者を企業に紹介するわけにはいきません。この点には十分注意をして面接に臨んで下さい。

→さらに詳しい記事はこちら

4. 必要な能力を高める

「3.転職エージェントに登録し求人紹介を受けた」際に自分の能力では希望した国や都市、職種、待遇では就職ができないこともあるでしょう。特に語学のハンディのため希望通り行かない場合やビザの取得条件に会わない場合が多いかと思います。その際には語学力を伸ばすか、ビザ取得要件となる条件や能力を伸ばす必要があります。アジア主要国であれば英語さえ出来れば、現地語の習得は就職後でも良い場合が少なくないです。いずれにしてもある程度の英語力は必要でしょう。また現地の転職エージェントと話をしていてよく聞くのは海外就職する上で必須なのは「日本での業務経験」と「きちんとした日本のビジネスマナー」であるとのことです。逆にこれらがあれば少しくらいの語学のハンディを乗り越えることができるケースも少なくありません。

→さらに詳しい記事はこちら

5. 現地で就職活動を行う

 面接では必ずスーツ、革靴、ネクタイで臨みましょう。服装には気を使い一分の隙も見せないように。国や都市、企業によって面接の方式(英語、日本語、現地語)や合否の連絡までの時間は異なります。そのため、複数の面接企業がある場合は出来れば2週間程度、最低でも1週間程度は現地に滞在できると良いです。また、折角現地に来たのですから以下についてチェックをする必要があります。

① オフィス周辺の環境
② 住宅地の環境、交通状況
③ コンビニやスーパーの状況
④ 日本食や手軽に入れそうなレストランの有無
⑤ 現地に在住している人から直接話を聞く

言葉の問題はあるかもしれませんが、面接で一番大切なのはあなたの人柄と熱意を伝えることです。それは言葉を越えて伝わります。少なくとも、「なぜこの国で働きたいのか?」「なぜ御社を選んだのか?」「日本ではどのような業務を行ってきて、その経験をどのように活かして貢献出来るのか?」は必ず聞かれますのできちんとした受答ができるように練習しておいて下さい。

→「海外就職・転職を検討する前に必ずすべきキャリアの棚卸しと方向性の検討」へ

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