タイ(バンコク)の生活状況
個人的な見解としては、バンコクは世界で一番住み易い都市だと思います(笑)!今回はバンコクの生活がいかに快適かについて記述していこうかと思います。
1.バンコク概要
タイの首都であるバンコクは1000万近い人口を有する東南アジア屈指の世界都市です。タイの政治・経済・教育・文化の中心であり、近年ではさらに「東南アジアのハブ」と称される先進的な国際都市へと成長を遂げました。高層ビル群や巨大なショッピングモールの側には屋台街が広がり、美しく荘厳な王宮や仏教寺院の数々が密集する地域もある一大観光都市でもあります。市内には高級ホテルからバックパッカー向けの安宿までが立ち並び毎年数多くの旅行者も訪れます。また、多くの日本企業が進出しており、日本食をはじめ日本人が住み易い環境が整っています。
2.バンコクの住居について
バンコクの住居のバリエーションとしては①アパート②コンドミニアム③サービスアパートの3種類に分類出来ます。
アパートは一つの建物を一人のオーナーが管理している物件を言い、コンドミニアムは日本の分譲マンションのように一部屋ごとに分譲され、部屋ごとにオーナーが違う物件を言います。またサービスアパートメントはホテルとアパートの中間的なイメージで、シーツの交換や部屋の掃除も管理側が行ってくれます。現地採用の場合、アパートもしくはコンドミニアムを借りて生活する場合が多いそうです。基本的には家具がついており、改めて家具を買う必要はありません。家賃には物件の内容や場所により大きく変動しますが、現地採用の方は8,000バーツ〜15,000バーツ(2.8万円〜5.2万円)の物件を借りる人が多いようです。
物件の探し方ですが、以前は先輩社員や隣人に良い物件を紹介してもらうことが多かったとのことですが、現在は日本語が通じる不動産屋がバンコクには数多くありますのでそちらに相談する方が早いとのことです。不動産屋から物件紹介料などを取られることはなく、彼らは基本的には大家側からのみ手数料を徴収するのが一般的です。インターネットで検索をしてみると良いと思いますが、いくつか候補をあげておきます。
3.バンコクの移動手段について
バンコクの交通は非常に多彩で、利便性は高いと言えます。しかし、朝夕の交通渋滞はかなり激しいため、商談や約束がある場合は注意が必要です。またバンコク郊外までも高速道路を含めて非常に整備されています。郊外の工業団地へは自動車やタクシーで移動することになります。ここでは各交通機関についてご説明します。
①BTS(スカイトレイン)
スクムウィット線とシーロム線からなるBTSはバンコクの交通手段の中心に位置づけられます。両者はサイアム駅(CEN)で相互に乗り換えが可能となっており、ASOK駅などでは地下鉄であるMRTに乗換も可能となっています。乗車券の購入は駅の自動販売機で行い、1回乗車券の他に、お得で便利なプリペイドカードもあります。各駅のチケットオフィスで販売しています。
・30 Day Adult Pass
…30日間有効のプリペイドカード 450バーツ(15回分)/700バーツ(25回分)/1,040バーツ(40回分)/1,250バーツ(50回)
・One Day Pass
…1日間乗り放題のフリーパス(140バーツ)
②MRT(地下鉄)
BTSと並んでバンコクの交通の中心となっているのがMRT(地下鉄)です。トークンよ呼ばれるプラスティックのコインを購入して乗車します。路線は2015年現在、ブルーラインだけですが、2016年にはパープルラインが開通予定であり、BTSアソーク駅とMRTスクムビット駅間、BTSサラデーン駅とMRTシーロム駅、BTSモーチット駅とMRTチャトゥチャック公園駅間で乗り換えができ便利です。
③タイ国有鉄道
路線は北本線、南本線、東北本線、東本線の主要幹線4系統と、独立線区であるメークローン線があります。南本線はマレー鉄道に接続しており、直通列車が運行されています。バンコク内の交通手段というより、アユタヤやパタヤーなどへの地方都市やタイ全土への交通を担っています。全長4,041kmであり、東南アジア最大規模の鉄道網となっています。
④エアポート・レール・リンク
空港とバンコク都心部を結ぶ鉄道です。これまでタクシーかバスなどしかバンコク市内とスワンナプーム国際空港を結ぶ交通網がありませんでしたが、渋滞を気にせずに空港までのアクセスが可能となりました。EXPRESS、CITYLINEの2種類の運航経路があり、それぞれMRTペチャプリー駅、BTSパヤタイ駅と連結しています。
⑤タクシー
バンコク市内交通で最も便利なものはタクシーでしょう。初乗り35バーツ(約100円)程度の安い料金で行き先を伝えるだけで辿り着くことができます。バンコクの街中にはたくさんのタクシーが走っており、たとえ深夜であってもそれなりの大きな通りであればどこでも捕まえることができます。タクシーを利用するには必ずメーターを倒して走行してくれるかどうかをきちんと確認するようようにしましょう。個人的にはぼったくりなどの悪質なドライバーは少ない印象を受けていますが、中には悪質なドライバーもいるとのことです。
⑥バス
バンコク市内の庶民の交通として中心的な役割を果たすのがバスになります。料金は非常に安く11バーツからとなっており、エアコン付きのバスとそうでないバスとで若干料金体系は異なります。バスの路線はとても複雑で日常的に利用する場合は本屋などでバスの路線図を購入することをオススメします。
⑦水上バス
渋滞を避けるためにも市民に親しまれている移動手段です。僕も一度だけ乗りましたが綺麗ではない運河を走り、水しぶきなどもうけることもあるため、衛生的にちょっと??と思いました。
⑧トゥクトゥク
タイでの移動手段として長く親しまれてきて、私たちもイメージし易い乗り物でしたが、現在では市内中心部では見かけなくなりました。料金は交渉制となっていますが、旅行者をターゲットに高額な料金を請求する悪質なドライバーもかなり多いのとことです。僕も試しに料金を聞いたら、そんなに距離がな場所へも150バーツ!と言われました。利用される際には必ず料金を確認して下さい。高額な料金も日常の交通手段としてではなく、観光用の乗り物として捉えれば、良いのかもしれませんね。
⑨バイクタクシー
路地(ソイ)の入り口にオレンジ色のジョッキを来て待機しているのがバイクタクシーになります。こちらもトゥクトゥク同様、交渉制になりますが、トゥクトゥクほど高額な料金を請求されることは少ないと思います。タクシーがあまり通らない路地(ソイ)を暫く歩かなくてはならない場合などに利用すると良いと思います。
4.バンコクの買い物・娯楽について
①日常生活用品について
バンコクでのショッピンについては、日本と比べても全く見劣りすることはありません。日本のデパート、日用品ショップもいくらでもありますし、ユニクロ、無印良品なども多数出店しています。またローソン、セブンイレブン、ファミマなどのコンビニエンスストアやBic C/ロータス/カルフールなどの大型スーパーも多くあるため、日本製品に限らず買い物に困ることはないでしょう。
②日本の食材・書籍・DVD等について
(プロンポン駅のフジスーパーでは日本酒なども手に入ります。)
大型デパートの中には日本の書籍やDVDを扱う本屋もありますし、日本人が多く集まるBTSプロンポン駅周辺には日本の古本屋などがいくつも出店しています。また、プロンポン駅のフジスーパーなどの日本食材店もいたるところにありとても便利です。価格は日本で買うのと比べるとかなり高めの設定ですが、何でも揃います。
③娯楽・ショッピングについて
(写真撮影がNGだったのでタイのコスプレイベントの写真を掲載)
様々な娯楽施設及びショッピングモールがあります。コストパフォーマンスを考えると、もはや日本の環境よりも優れていると言えるかもしれません。娯楽で日本にあってバンコクにないものは日本語映画を見ることができる映画館だけだと言って良いでしょう。何と言ってもメイド喫茶などもあります。。
5.タイの食事事情について
タイの食事事情は非常に充実しています。1食150円〜の美味しい地元の大衆食堂から高級イタリアン、フランス料理などの世界各国料理、日本の外食チェーンから有名ラーメン店まで何でも食べることができます。
①タイの大衆食堂のレベルと価格水準
世界一周をする中で様々な国の屋台は大衆レストランで食事をしてきましたが、タイの食堂のレベルは世界最高峰と言っても間違いありません。特にコストパフォーマンスを考えるとベストであると断言出来ます。市内の屋台では40バーツ(150円程度)から美味しい食事を取ることができます。また一般のタイ料理のレストランに行っても200バーツもあればハイクオリティの料理を味わうことができます。
②日本食レストランのレベルと価格水準
非常に充実しています。そしてレベルは下手をするとそこら辺の日本の日本食レストランよりも高い言っても良いでしょう。BTS(高架鉄道)やMRS(地下鉄)の駅周辺には日本食レストランが数件どころか十数件軒を連ねている駅もあります。また、大型のショッピンモールには吉野家、大戸屋、coco壱などの外食チェーンが入っていますし、大勝軒、山頭火、一風堂などの有名ラーメン店も進出しています。ちなみに僕の地元の愛知県知多市の知多ラーメンという超ローカルラーメン屋がプロンポン駅に進出しているのを見かけてうれしくなりました。