海外就職という選択肢
1.あなたの人生に海外就職という選択肢を加えてほしい。それはとても面白くて希望に満ちたものだから
あなたは今の自分の人生に納得していますか?
「何か充実していないし漠然とした不安がある。」
「何か大きく一歩踏み出したいけど、どうすれば良いのかわからない。」
「自分の人生を歩んでいる気がしない。回りにチャンスがない。」
もしあなたが上記の様にお答えになるのなら「海外で働く」という選択肢を人生の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
私は2011年4月より1年間、嫁と一緒に世界一周の旅に出て世界中の国々や都市を見てきました。そして現在も海外に在住ですが、一つ言えることがあります。
それは「日本は本当に素晴らしい国だ」ということです。
「海外で働く」ということを話しているのに??と思われるかもしれませんがこれは事実です。世界にはこんなに安全で清潔で豊かな国で人が素晴らしい国はないと思います。
でも一つだけ足りないものがあるとしたらそれは「将来の希望」ということになるかもしれません。
人口が減り、国の財政は傾き、市場も縮小している。
特に若年の失業率も高止まりしていて自殺者も多い。
人が希望を持って暮らしていくのに、「将来はもっと良くなる。」という実感が必要だと思いますが、それが見えないのが今の日本の現状ではないでしょうか?
下記のグラフを見て下さい。アジア各国のGDPの推移です。
アジア諸国の中でここ20年間ほとんど成長していないのは日本だけです。
また、日本とASEAN諸国の人口ピラッミッドを見てください。
若い人がどんどん減っていく日本は市場として衰退しているがよくわかると思います。一方でアジア諸国の人口ピラミッドは奇麗な形をしていてこれからも豊富な労働力と購買力を維持した市場が形成されていくことが容易に予想されます。
さらに日本の財政状態を見てください。
日本の一般政府債務残高は200%をゆうに越えています(あのイタリアよりはるかに悪い)。これは非常に深刻な状態で、今後国が立ち行かなくなる可能性があるということを示しています。一時的に景気が良くなっている面もありますが、上記の問題のいずれも解決していません。むしろ悪化の方向に向かっています。
私はむやみに不安を煽ろうとしているわけではありません。ただ事実と今後の長期的なトレンドを知っておくことはとても大切なことだと思います。
2.世界の何処でも生きていける力をつける。「日本人として」海外で働くという選択肢
旅の中で海外を回る中で、また海外就職や海外起業という視点でアジア諸国を見て回る中で感じることは、今この国の人たちが「自分たちの国の将来に希望を持っているなぁ。」ということです。
もちろん、個人個人を見ると日本人と比べると恵まれていない部分もたくさんありますし、苦労されていることもたくさんあります。
ただ、社会の活気という点で見ると、アジア諸国は今の日本と比べて活気があります。そして、それに伴ってチャンスや希望も生まれます。
そういった前向きの環境の中で生きていくということはとても大切だと思います。
自分を前向きにストレッチしていこうとする気持ちが生まれるから。
今後、確実に言えるのは「アジアの時代」が来るということです。
2050年の世界に占めるアジアの割合は48.1%になります。
しかし、一方で相対的に日本のプレゼンスは下がり続け、国内の企業はどんどん海外に出ていかなくては生き残っていけなくなります。
それに伴い海外で経験を積んだ人には多くのチャンスが訪れるでしょう。逆に国内でグローバルな流れに取り残された人は困ったことになるかもしれません。
私は今海外に飛び出し、上記で述べた様なこれから成長することが確実な世界に活躍の場を見い出すことは非常に素晴らしい選択だと思います。
今後「世界の何処でも生きていける力をつける」ということがますます求められる世界になるでしょう。
それには「今海外で働く」という選択をすることが最良な選択肢の一つであると思います。
世界を舞台に活躍する自分を想像してみて下さい。日本国内で生きていくことだけが唯一の選択肢ではありません。
もしあなたが今の国内での仕事や生活に納得がいっていないなら、「日本人として」海外で働くということが自分らしく生きていくことにつながる可能性も多いにあると思います。
3.「普通の人」でも世界を舞台に働くことができる
私はアジアを中心とした国と都市を回りそこで働く日本人の方とお話をしてきました。彼らと話をさせていただいて感じたことは、彼らの多くが何か特別な能力を持った人ではなく「普通の人」ということでした。
日本でリストラにあったり、会社が倒産して職を失って海外に活路を見出した人。
世界中を旅する中で海外に住み、そこに住み着いた人。
会社の辞令で海外に来たがその国が好きになりイキイキと働いている人。
10数年前は海外で働くことは英語がペラペラなエリートでしか取ることが難しい選択肢でした。少なくとも一般的にそう思われていました。
しかし今は違います。
海外をフィールドに活躍することは誰にでもできます。今語学ができなくても、そこまでの語学力は求められていない職種や国はあります。数ヶ月の勉強でも海外をフィールドにするための切符を得るための語学力をつけることは可能です。
もちろん、海外に出た後は懸命に働くことは必要ですし、語学力を高めていく努力は必要です。しかし、海外をフィールドに移すためのハードル自体は非常に低くなってきています。
もしあなたが今の環境に納得がいかないなら。。
海外で活躍することを夢見ているのなら。。
日本と海外との架け橋となるような仕事をしたいと思うなら。。
縮み続ける日本から飛び出して、これから発展を続けるアジアや途上国であなたのキャリアを再スタートさせてみませんか?