海外就職5つの落とし穴と5つの対処法

これまで海外就職のメリットや可能性について述べてきましたが、もちろん良い面ばかりではありませんしリスクもあります。海外就職に向いている人もいれば、向いていない人もいるでしょう。

海外就職をする場合、多くの人は「現地日本法人」の「現地採用」というポジションで仕事をすることになります。また慣れない環境は想像以上にストレスを感じたりします。海外就職に際して良く聞く不満(デメリット)とその対応策についてまとめました。

海外就職5つの落とし穴

①ここは日本か??

d3356f8c0915321271cd02e2fbdd2ffe_m
「俺もこれから海外で働くんだ!これからは刺激的な毎日が待っているぜ!」と息こんで海外に来てみたものの、会社での業務は意外と日本にいるときとあまり変わらないでがっかりするケースがあります。現地の人とのコミュニケーションや語学の習得、グローバルな仕事をイメージしてきた場合、「ここは日本か??」と勘違いしてしまう環境に失望することもしばしば。例えば、コールセンターでの業務や現地の日系企業向けの営業の仕事などがこのケースに当てはまるかもしれません。コールセンターの業務を例に取ると広いフロアーに日本人スタッフが集められ、日本からかかってくる電話での対応を日本語でするだけ、、という業務にがっかりすることもあるかもしれません。

②駐在員がムカつく??

海外就職をする際の多くの場合は、「現地日本法人」の「現地採用」というポジションで仕事をスタートする場合がほとんどです。そして多くの場合、日本から来た「駐在員」の管理下に入って業務を行うことになります。彼ら「駐在員」は、日本本社から直接送り込まれた言わば「エリートさん」。給料は「現地採用スタッフ」の数倍で高級コンドミニアムに会社のお金で住み、運転手付きの車を支給されているケースもあります。おまけに偉そうに指示ばかりをしていて、それでいて現地のことをよくわかっていない「駐在員さん」もいらっしゃるとのこと。こんな「駐在員」に嫉妬ややるせなさを感じることもあるそうです。

③あなた達(現地スタッフ)とはもう話もしたくありません!

「駐在員」よりは恵まれた待遇は期待出来ないとしても、「現地採用」で「日本人」として働くあなたは「現地スタッフ」から見ると恵まれたものに映ります。給料は彼らの数倍ということも珍しくありませんし、他の当然目立ちますし注目もされます。ここで発生するのが「現地スタッフ」からのやっかみや嫉妬。必要な情報を教えてもらえなかったり、いじめにあったりすることもあるようです。そんなことが続くと精神的に辛くなってしまい、志半ばで日本に帰ることになってしまうケースもあるようです。

④どうする!?俺の将来。。

ec4d751079f2e3815883c521e59d16e9_m
活躍することを夢見てやってきた海外。でも現地の部署が丸ごとなくなってしまったり、リストラされてしまうこともあるかもしれません。特に新興国は政情不安や経済のアップダウンが激しかったりして、日本企業の中には現地法人そのものを廃止するケースもあります。そんな時、別の就職先をすぐに見つけることが出来れば良いのですが、ビザの取得の問題や現地の政治、経済状況によってはそれも難しいこともあります。

⑤こんなものは食べられません!こんな所には暮らせません!

日本は世界で一番住み易い国の一つです。間違いありません!!そんな日本を出て海外に出たということはその素晴らしい環境を自ら捨てたということです。特に大切なのは食事面と清潔さや快適な住環境面です。日本人が海外就職するような都市には日本食が多くあったりするのですが、毎食日本食レストランで外食するのも難しいでしょう。例えばベトナムでは値札がついた店は多くありません。何を買うのも交渉が必要です。また道中バイクだらけで歩くには神経を使いますし、排ガス規制もなかったり守られていなかったりして空気も悪い都市もあります。こんな環境に嫌気がさして日本への帰国を決める人も数多くいます。

どうすれば不満(デメリット)を解消できるか?

035a06be4f71486d9cf2ddb7e295627b_m

①自分に合った国を選択する

上記の不満を解決する上で一番良い方法は、自分に合った国や都市を選択することです。当然ですが国や都市によって、人々の気質や気候、食事や住環境、職場環境は異なります。転職エージェントの言われるがまま何となく国や都市を選択してしまい十分にその国や都市についての情報収集ができなかったという場合、後からこんなはずではなかったということがあります。対応策としては、

  • ①(タイ、シンガポールといった)国ごとの留学エージェントに相談するのではなく、幅広く国や都市に詳しい留学エージェントに相談し、国や都市の選択を慎重に行うこと
  • ②転職する前に1週間ほどその国や都市に住んで、住環境やそこに住む人々の気質を確認すること

でこの問題に対処することができます。

②選択肢をたくさん持つ

ベトナムの職場や住環境に合わなかった人がタイの会社に転職してフィットするということはよくあります。またタイが合わず、マレーシアで就職して満足されている方にも合ったことがあります。もちろん、その国の中で違う会社に入社してうまくいくケースもあります。就職できる会社、国、都市は一つではありません。一つの場所に固執せずに複数の選択肢が自分にあることを念頭において置くことは、精神的に余裕を持つ意味でも大切です。いつでも信頼出来る転職アドバイザーがいると良いでしょう。
d6b11d55df7dd882a187daec19107f69_m

③将来の見込みを持つ

海外で就職した後の次のステップや最終的なゴールをイメージしておくことはとても重要です。例えば、最初はタイの日本企業の飲食店に就職し3年でタイ語と食文化・現地のビジネスを学び、その後独立開業する。フィリピンのコールセンターで働きつつも英語力を伸ばし、3年後にはシンガポールで働く。このようにざっくりで構わないので自分の将来の展望を持つことは大切です。今の現地での頑張りが将来の夢につながっていると考えれば、仕事や勉強に張り合いができますし、少しくらいの苦労も頑張ることができます。何よりそっちの方が楽しいですよね。逆に何もそのような夢や目的がなければ、現状に不満ばかりもってしまい、毎日の生活を楽しみことができないケースもあります。

④コミュニケーション能力を高める

日本で生活をしていて一番のストレスに感じることは、職場やプライベートの人間関係がうまくいかない時ではないでしょうか?これは海外でも当てはまります。むしろ、付き合う人が限られる点で日本よりもその傾向が強いと言えます。海外で働き始めたものの、この人間関係のこじれで会社や国や都市を変える選択をする方も多いです。このような問題の一番の対応策は現地の言葉や文化、人々の気質を理解し学び続け、コミュニケーション能力を高めることです。郷に入れば郷に従えです。あなたから積極的に現地にとけ込む努力をしていきましょう。

⑤そういうものだと割り切る

最終的にはこれに尽きます。ここは世界で最も礼儀正しく優しい人が住み、安全で清潔で住み易い国、日本ではありません。特に途上国に来たからにはそもそも日本と同じ環境を期待する方が間違っています。割り切りましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です