東南アジアで週刊1万部を誇るフリーペーパー事業の代表、三好辰也さんが抱く「次の世代へ送る恩返し」

「日本から海外へ進出する可能性を見出し、海外で活躍する人を応援したい!」」
このように語ったのは、東南アジア3カ国を拠点にフリーペーパーを運営しているPT. KiuPlat Media代表取締役の三好辰也(みよしたつや)さんです。

 

 

2010年に、代表の三好さんが海外起業を始める前のこと。

 

日本のデジタルマーケティング会社で勤めており、一見、ごく普通な1人の男性として生活していた三好さんですが、常々〝ある野望〟を胸の内に抱いていました。

ご両親が自営業をしているということから、三好さんは大学卒業後一旦就職したものの、「いつか自分で事業を始める機会」を伺っていたそうです。

 

「何か面白いことをやってみたい。」

 

やがて、その当時から海外で事業を展開していた友人(元会社の同僚)から「一緒に東南アジアで事業を始めないか」という声かけをもらったことがきっかけとなり、三好さんが27歳の時に、ベトナムを最初の拠点に海外起業をすることになったわけです。

 

今回のインタビューで、以下の3点について三好さんにお聞きしました。

 

  • 現在の事業について
  • 海外起業してから今までの中で心に残ったエピソードについて
  • これからの事業の展開と展望について

 

このインタビュー記事を通じて、海外で起業したいという方はもちろん、何か新しい一歩を踏み出したいと考えている方も、三好さんのこれまでの歩みからきっと勇気を得ることができるでしょう。

 

ぜひご一読ください。

 

三好辰也(みよしたつや)さんプロフィール

PT. KiuPlat Media代表取締役

1983年生まれ。山口県下関市出身。2011年ベトナムのSunrise Advertising Solutions Co., Ltd.に参画し週刊Vetterの創刊・発行に携わる。2013年にインドネシア・ジャカルタでPT.Kiuplat Mediaを創業、週刊Lifenesiaを創刊・運営。2016年に創刊したシンガポール週刊SingaLifeの共同オーナー・ビジネスパートナー。
2018年、ベトナム週刊Vetterの代表に就任。

−プロフィール引用:Lifenesia 会社概要より

 

※記事内の写真は、三好さんから頂戴したものを掲載しております。

 

 

東南アジア3カ国(ベトナム・インドネシア・シンガポール)を拠点にフリーペーパー事業の展開

 

現在の三好さんの事業の内容について詳しく教えてもらえますか?

 

週刊1万部の発行部数を誇るフリーペーパー

東南アジア3カ国のベトナム・インドネシア・シンガポールを拠点に、現地で生活している日本人向けにフリーペーパーを発行しています。

2010年から最初に立ち上げたベトナム・ホーチミンで週刊「ベッター」を発行し、翌年の2011年からは同国のハノイで創刊しました。2013年からインドネシア・ジャカルタで週刊「ライフネシア」、そして2016年からシンガポールでビジネスパートナーと週刊「シンガライフ」を創刊しました。

ジャカルタで発行されている「ライフネシア」は、1週間に1度の発行頻度と週刊1万部の発行部数を今日まで維持しています。

 

三好さんの会社「Kiuplat(キウプラット)」の名前に込められた意味を教えてもらえますか?

 

海外で活躍する日本人への〝頑張れ〟の想いを込めて

会社名には、海外、中でも私が関わっている東南アジアで生活している日本人を応援したいという想いが込められています。

日本人コミュニティのことを和僑会(わきょうかい)という言葉として表現する場合がありますが、「僑」の言葉は実は「キウ」とも呼べるんですよ。

また、英語で”KIU”は”Keep it up(頑張れ)”の略称とも取れることから、「海外で生活する日本人への〝頑張れ〟を届けるプラットフォームに」 というビジョンを会社の名前に込めています。

 

 

事業を立ち上げた当初、もちろん良いことだけではない。失敗の連続と人との出会いから今があるということ。

 

三好さんのこれまで事業を海外でやってきた経験の中で、何か印象に残るエピソードなどありましたか?

 

ベトナム・ハノイ立ち上げ当時の「誰もスタッフがいなくなった」経験

ちょうどあれは、2011年冬の時期のことです。ベトナム・ホーチミンの立ち上げを終えて、その翌年からハノイの立ち上げをやり始めた時のことですが、、。

あの当時、全体的に余裕がなく、周りにいる人への過度な期待と自分自身の独りよがりな態度から、かなり多くのベトナム人スタッフを失望させてしまいました。
程なく1ヶ月ぐらいして、とうとうオフィスからスタッフが誰もいなくなったんですよね…(苦笑)。

正直言うと、あの時は自分たちのことしか考えていなくて、ベトナム人スタッフのことを自分の手足としか思っていなかったんです。

相手へのリスペクトが欠けていました。

このことは私自身の大きな学びとなり、現地の人たちとの関係性の築き方やスタッフへのアプローチの方法など、少しずつ柔軟な考え方が持てるようになったと思っています。

そして、この失敗はベトナムの次の国(インドネシア)で現地の人たちと一緒に事業を展開する際に、生かすことができました。

 

ベトナムやインドネシアで生活する日本人への「ご恩」

これもまたベトナム立ち上げ当初の話になりますが、スタッフのマネジメントに加えて、資金面のやり繰りでも非常に頭を悩まされていました。

その当時の私がお金がなかった時代に、ありがたいことに助けてくれたのは、ベトナムで事業をしている日本人でした。
会うたびに、よく僕に飯を食わせてくれたんですよね…。

本当に命救われた、、という涙ぐましい経験が幾度もありました。
今も決して忘れていません。

またそのほかにも、仕事を発注してくれたり、海外でビジネスを拡大していく方法、現地の人たちとの人間関係の築き方など、様々なことを親切に教えてもらいました。

ベトナムから次に事業展開したインドネシアでも同様に、たくさんの現地で活躍する日本人との出会いがあり、そこでも、いろんな場面で助けられました。

今でもそのベトナムやインドネシアで出会った皆さんとは、私の良き友人でありメンターでもあります。かなり密で濃ゆい関係です。

ベトナムの立ち上げから走り続けた最初の2年間は特に、失敗の連続と人との出会いからの学びがあり、それが自分を成長させてくれました。

そしてそのおかげで、今日までやってこれたと思っています。

 

 

PT. KiuPlat Media代表、三好辰也さんの今後の展望について

 

三好さんの今後の事業の展望について教えてもらえますか?

 

海外で活躍したい日本人の事業進出のサポート体制を

これまで、主にベトナム・インドネシア・シンガポールの3カ国で現地の日本人向けのフリーペーパー事業を展開してきましたが、今は、主にwebメディアを活用して現地の人たちにスポットを当てたマーケティングの仕組みづくりに力を入れています。

この新しい施策をやり始めた理由についてですが、私の両親が自営業をしていたことから、日本の中小企業が衰退していく実状への憂慮が関係しています。

私たちの事業を通じて、「アジアの国々に貢献し経済を活性化させることで、より日本からアジアへ進出する体制づくりができるんじゃないか?」、このことに展望を抱きながら、日々情熱を持って活動しています。

 

これまで、たくさんの方からいただいたご恩を「次の世代」に

私は、先ほどお伝えした通り、両親をはじめ、親交の深い友人、東南アジアで出会った日本人と現地の人たちなど、たくさんの方から幾度も助けられてきました。
そして、その恩を忘れることなく胸に刻みながら、事業の拡大に励んできました。

これからは、その受けてきた恩を次の世代に返していきたいと思っています。

まずは、東南アジア諸国の経済の活性化、そして日本の経済の活性化に繋がる海外で活躍したい日本人のサポート体制を構築すること、これらを自分の事業を通じて実現させていくことが、私ができる1番の恩返しだと思っています。

 

もうすぐ、東南アジアで起業を始めてまる9年が経とうとしています。
あの時から、自分がワクワクする気持ちの思うがままに行動してきましたが、今もその気持ちは変わりません。

これからも、自分が面白いと思うことをやりながら、世の中のためになれるよう日々邁進していきたいと思います!

 

 

まとめ

インタビュー時に一緒に撮影させていただきました。

 

東南アジア諸国を中心に事業を展開しているPT. KiuPlat Media

そして、東南アジアの経済活性化と海外で活躍したい日本人の力になりたいと語られた代表の三好辰也さん。

 

これからの事業の展開とますますの発展に目を離すことができません。

 

三好さん。この度はインタビューにお応えいただき、本当にありがとうございました。

 

PT. KiuPlat Media 会社概要

会社名:PT. KiuPlat Media
President Director / Co-Owner :三好 辰也
Producer & Business Partner:新谷 哲士
設立:2013年1月
事業内容:コミュニティ紙の制作発行
所在地:Ruko Wisteria, 2nd Floor, Jl. Panglima Polim Raya No.7A, Jakarta Selatan, Indonesia
TEL:+62(0)21-2905-4177
Email:info[at]kiuplat[dot]com
週刊ライフネシアはニューヨーク、ハワイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、フィリピン等、海外各地で邦人向けフリーペーパービジネスを展開するTrend Pot Inc.,(代表 新谷哲士) とのビジネスパートナーシップにより運営、発行をしています。
・週刊NYジャピオン http://ejapion.com(ニューヨーク)
・クーポンマガジン KAUKAU http://kaukauhawaii.com(ハワイ)
・週刊Vetter http://wkvetter.com(ホーチミン、ハノイ)
・週刊MTown https://mtown.my/(クアラルンプール)
・週刊SingaLife https://singalife.com/(シンガポール)
・週刊Plecomm http://plecomm.com/(マニラ)

ー出典:Lifenesia 会社概要より

 

 

【最後に】三好さんにとっての〝グローバル人材〟とは

三好さんが考える「グローバル人材とは?」について、このように教えてくれました。

 

  1. リーダーシップ:未来への不安を取り除くことができる人
  2. リスペクト:他人に対する興味・関心を持つことができる人
  3. パッション:情熱を持って周りを巻き込むことができる人
  4. マイノリティ:少数派・孤独を恐れない人

 

ぜひ参考にされてください!

 

それでは。

 

インタビュアー/記事執筆:吉本壮馬@Soh0806

岡本 琢磨(Takuma Okamoto)
岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒