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転職エージェント訪問記:【タイ】PERSONNEL CONSULTANT MANPOWER(THAILAND) CO.,LTD.

PERSONNEL CONSULTANT MANPOWER(THAILAND) CO.,LTD.のご紹介

1994年設立。日系人材紹介会社では一番長くタイ現地で営業をしている。現在(2016年11月)は、日本人16名、タイ人65名で業務を行っており、タイの日系人材紹介会社では最大規模の人員を誇る。BTSのアソーク駅、MRTのスクンビット駅直結の1等地のインターチェンジ21に所在しています。歴史、求人数、人員体制、ロケーションのどれをとっても一流の人材紹介会社と言える。

小田原靖(おだはらやすし)様

タイ パーソネルコンサルタント 小田原さん
今回お話しを伺ったのは、Managing Directorの小田原さん。タイで最大の転職エージェント、その代表である小田原さんのインタビューということでとても緊張していましたが、小田原さんがとても話しやすい雰囲気を作って下さり、終始リラックスしてインタビューを行わせて頂きました。タイでの長年のご経験に裏付けされた小田原さんの一つ一つの言葉がとても刺激的であり、その長年の経験に基づくサービスを提供しているPERSONNEL CONSULTANT MANPOWERさんは、タイでの就職を考える方であれば必ず連絡するべきエージェントだと思います。「若い人は成長しているステージで働いた方が良い」というメッセージにも注目です。ぜひご覧になって下さい。

タイの現状

Q.小田原さんはタイでのご経験が豊富ですが、90年代から現在にかけてタイに進出している日系企業の移り変わりのようなものはありますでしょうか?
A.これは現在でも色濃く残っていますが、日系企業にとってタイは90年代までは製造業の国でした。多くの日系の製造業がタイに進出して来たんですね。そして2000年代に入ってから、そこに付随するサービスを提供する日系企業がタイに進出して来ました。具体的に言うと、製造業に必要である、設備、塗装や部品の商社等が多く進出して来ました。最近では飲食店のようなサービス業が多く出て来ています。またITの会社もここ5年くらいで多く進出して来ていますね。

日本人に求められること

Q.タイでの現地採用において日本人が求められる語学力はどれくらいでしょうか?
A.語学が出来た方が良いというのが9割の企業ですが、そこまで高いものを求められる訳ではありません。TOEICの点数で言うと、600点あれば充分だと思います。極端な話、採用された後に英語を学ぶ気持ちを持たれている方であれば採用時点で英語力が無くても働ける企業様は多くあります。語学力に自信のない方であっても、ぜひタイでの就職にチャレンジして頂きたいですね。

Q.語学力以外に求められるスキルだとどういったものがありますか?
A.いわゆる「社会人力、人間力」といったものです。社会人として最低限のルールやマナーを守れる人であるか。また一緒に働きたいと思える人であるかどうか。なぜならタイの日系企業が日本人を採用する理由は、タイの他の日系企業の日本人とコミュニケーションを取ってもらいたいからです。過去の事例からいうと、25歳くらいの方であれば日本で1~2年の社会人経験があれば問題ないです。

Q.求人の多い年齢は何歳くらいでしょうか?
A.20代~30代前半が一番多く、30代後半~40代前半でも経験を積まれている方であれば求人は多くあります。

タイで働く

Q.タイで働く日本人の方で成功出来ている方はどんな方でしょうか?
A.何を持って成功とするかにもよりますが、成長している方でいうと、「お客様のことを考えて、細かくケア出来る方」ですね。例えば営業で考えると、売っておしまい、ではなく、その後もお客様と関係性を保っていける方。お客様と一緒になって喜べる方がそれに当たりますね。


タイ・バンコクの道路はとても混雑している。しかし、バンコクではBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)とが運行されているので移動に困ることはない。

Q.日本の若者がタイで働くことに関してどう考えられていますか?
A.私は今の日本の若い人は「成長しているステージ」で働いた方が良いと強く感じているんです。厳しく聞こえるかもしれませんが、現在の日本で成長している業界、企業はそれ程多くはありません。現状維持の為に頑張っていると言っても過言ではないかもしれません。タイに限らず東南アジアは全体として成長しているので、そこで働くことで個人としても成長出来ると思っています。多くの若い人に東南アジアで働いて成長を実感していってもらいたいですね。

メッセージ

Q.最後に、海外就職に向けて一歩を踏み出そうとしている方、または迷われている方にメッセージを頂けますか?
A.とにかく行動して見てみよう、と伝えたいですね。一歩を踏み出すだけで全く違った世界が見えるはずです。例えば海外で働くことで考えると、現在は多くの日本人が海外で働いています。これすら、海外に出て来てみなければ気付かないはずです。海外で働くことの垣根がとても低くなっている。しかし多くの若い人はそれに気付いていないと思うんです。そういったことを知る為にも、ぜひ行動を積み重ねて頂きたいですね。そして、その行動がタイで働くということであれば、ぜひご連絡を頂けばと思います。

インタビューを終えて

インタビューを終えて一番印象に残っていることは「海外で働くことの垣根が下がって来ている」という小田原さんのメッセージです。私自身、昔は語学力や経験といったものを理由に海外で働くことを先送りにして来たのですが、実は既に多くの日本人が現地採用で海外で働いているという現実があり、そのチャンスは一歩を踏み出した人だけが掴んでいる。海外就職に限らず、私たちが難しいと思っていることの垣根は実は低いのではないか、ということを考えるきっかけになりました。小田原さん、ありがとうございました!

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アバター

上智大学経済学部を卒業後、国内半導体製造装置メーカーで海外営業を経験。退職後フィリピンに渡り、フィリピン・セブ海外キャリアコーチング英会話スクール「Beyond the border〜ビヨンドザボーダー」立ち上げより参画。同校の英語カリキュラム及びコーチングメニューの作成に従事。TED翻訳チーム Open Translation Projectに所属し翻訳活動を続ける傍らで、アメリカのラジオ局 Unger Broadcasting Radio Networkで自身の番組のパーソナリティーとしても活動。