日々雑感

海外で働く事のメリットとデメリット

「海外で働く事を勧めていらっしゃいますが、安い給料で働かされ、現地に馴染めずに失望のうちに帰国する方も多いと聞きます。あなたはそれについてどう思いますか?」

先日やんわりとではありますがこのような言葉をいただきました。

今回はこの点について記載していければと思います。

海外就職(特に現地採用)の待遇については、確かに日本の給料と比べて国や仕事内容について待遇が良くない職場もあると思います。

特に会社から「海外駐在」で現地にいる方と比べると「現地採用」の方の待遇は大きく劣る事は否めません。

「現地採用」と「海外駐在」についての記事はこちら

→海外就職を果たす2つの方法〜「海外駐在」と「現地採用」〜

しかし、きちんと自分のキャリアを見直し、方向性を定め、的確な情報収集をして国や都市を選択する。
また、然るべき場所から企業情報をもらい、ぴったりな会社を選べばかなりの可能性で海外就職を成功できると思います。

もし本気で海外で働く事を検討しているのであれば、是非我々にご連絡をください!
転職エージェントとは異なる第三者的な立場でサポートします(営業です(笑)!)。

例えば、フィリピンのマニラで下記のスペックの方が仕事を始めた場合のケースの一般的な例は次のとおりです。

あくまでもフィリピン・マニにおける現地採用の一般的な待遇です。

【スペック】
年齢:27歳
英語力:TOEIC600点前後
職歴:製造メーカーの営業4年

【待遇(現地採用)】
給料:月額85,000ペソ(約187,000円)
(ただし、32%の所得税が控除されます。)
賞与:年2回(1ヶ月分)
待遇:住宅手当として月額1.5万ペソ(約33,000円)
自動車とドライバーを貸与

上記を見ると確かに日本の待遇と比べると低いかもしれません。
しかし、日本と物価がかなり違い、物価のレベルは2分の1から3分の1になります。

そのため場合によっては貯金ができる金額は増えるケースもあるようです。
(もちろん、生活の仕方によりますが。)

ただ、個人的な意見としては、この待遇面だけを見て海外で働く事を決めるのは良くないと思います。

やはり海外で仕事をすることはそんなに甘くはありません。

・慣れない英語での業務
・日本とは異なる環境
・言葉が通じないローカルの方との人間関係

日本の状況とは全てが異なります。

半端な気持ちで海外就職をするのであれば僕はやめておいたほうが良いと思います。

しかし、僕は海外就職には肯定的です。

理由は下記のようなメリットがあると思うからです。

① 今までの人生を「リセット」して新しい人生をスタートできる
② 仕事でも通用する本物の「語学力」を身につけることができる
③ 経験に裏打ちされた本物の「コミュニケーション能力」がつく
④ 異なった文化や宗教、言語を持つ国の人と「友達」になれる。
⑤ 様々な考え方を持つ外国人と仕事をすることで人として「成長」できる
⑥ ワンランク上の「やりがい」のある仕事を任せてもらえるチャンスをもらえる。
⑦ 海外での経験が評価され「グローバル人材」として国内外で雇用機会が増える
⑧ 伸びゆく市場で「起業」するチャンスを見つけることができる
⑨ 世界中どこでも生きていけるという「自信」を持つことができる
⑩ 自分らしい「オリジナリティ」豊かな人生を歩むことができる

僕は全員の方に海外で働く事を勧めてはいません。

きちんとメリットとデメリットを考えて自分の行動に責任を取れる人以外は海外で働くべきでないと思います。

ただ、キャリアの選択肢として海外就職を考慮に入れない事はもったいないと思っています。

5年後、10年後、15年後の日本は今よりも経済発展し、世の中はより明るく可能性に満ちた世界になっているでしょうか?
一方、経済発展の著しいアジアの国はどうでしょうか?

5年後、今のあなたは現在の仕事を続けていてより可能性が広がる未来が予想できますか?
もし、海外で仕事をするとしたらどうでしょうか?

沈みゆく日本に活躍の場を求めるのか?
伸びゆくアジアを中心とした海外で働くのか?

あなたが見ているのは目の前の安定なのか?
未来の可能性なのか?

絶対の正解はありません。
ただ僕らは、未来を予想し、選択をして、今を一生懸命生きるだけです。

あなたはどのような未来を予想して今を生きるのでしょうか?

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岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒