2024年会社が無くなる?私たちが直面する人によっては不都合な未来

2024年会社は無くなる?

まさか、そんなバカな!

そう思った人も多いでしょう。
僕もそう思っていました。

でも今、神田昌典さんの「未来から選ばれる働き方「会社がなくなる時代」のキャリア革命」を読んでそれもあるのかもしれない、、と思い始めました(あ、まだ読了していないです。)。

ちょっと長くなりますが、その内容をご紹介しますね。

ちなみにこの記事を読んだ人のかなりの人は気分を害するかもしれません。

僕も自分を鑑み、危機感を覚えました。
だから興味がある人だけお読みください。

まず「会社は無くなる」と言ってもそれは旧来型の組織を持つ会社が無くなるという意味です。
会社という器自体はなくなりません。

でも、会社が必要とする人材は圧倒的に変わり、それについていけない人はどんどんいらなくなり、そんな人材を抱えた会社はどんどんなくなっていくということです。

グローバル化とIT化によって安い賃金の国に仕事が流れていく、そしてそれについていけない人や企業は困ることになる。

そういう内容ではないです。
もちろんそれは織り込み済みです。

そしてそれは既に目の前で起こっている現実です。

この本で述べられている内容はもっと新鮮で衝撃的でした。
そして同時に危機感を覚えました。

まず会社はどのように変化するのか?
(主張自体はまぁ言われてきた事ですが。)

「ゼロ」から「1」を生み出せるわずかな「プロデューサー」と仕組みを生み出せる一部のオペレーターだけが存在する会社だけが生き残る社会にシフトしていく。

逆に言うとロボットやAIに簡単に置き換えられる人材を数多く抱えた会社は彼らが重荷になりどんどん衰退していきます。

その理由は3つのシフトに集約されます。

1.社内で価値を創る時代から、社外で価値が創られる時代にシフトする
2.社内で予算を獲得する時代から、社外で資金を調達する時代にシフトする
3.AI(人口知能)技術の発展により、人間がすべて判断する時代からコンピュータが判断し始める時代にシフトする

要は上記3つの理由により、現在の会社の必要な経営資源は会社外部のアウトソーシングで調達することができるようになります。

また、ロボットやAIの技術も安価に用いることができるようにもなるのでそれらの経営資源を上手に利用することができるプロデューサー型の人材さえいれば会社が成立してしまうということです。

3つのシフトについて見てみましょう。

1.社内で価値を創る時代から、社外で価値が創られる時代にシフトする

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IT技術の進歩で、様々なサービスをアウトソーシングやクラウド上で得ることができるようになってきました。

例えば、僕らの会社ではHPを担当する担当者はいません。
外部の専門家にHPを外注して作ってもらっています。
しかもかなり安価に。

さらにロゴも外注ですし、会計システムは購入せずに毎月定額を支払い、クラウド上(ネット上)のソフトを使用しています。それにより、システムを購入するよりも初期投資が少なく、様々なパソコンでそのデータを利用することができます。社内のコミュニケーションのツールもクラウドコンピューティングです。これにより僕らが海外にいたとしてもスムーズに情報を共有できています。

しかし、そのような本業の周辺業務をアウトソーシングやクラウドコンピューティングによる社外のリソースを利用するだけではなく、「コア・アクテビティ(業務)」ですら社外のリソースを用いるようになってきています。

その代表例が「Airbnb(エアビーアンドビー)」です。

Airbnbのサービスとは、宿泊をしたい人と部屋を使わずに余っているお部屋を提供したい人をマッチングさせて、その手数料を徴収するサービスです。

ある意味、宿泊サービスを提供しているのでホテル業をやっているとも考えられます。

宿泊サービスというコアアクティビティ(業務)ですら企業の外のリソースを利用して価値を生み出しているわけです。

それ以外にもUBER(ウーバー)のような使われていないタクシーや民間の乗用車とそれを利用したい人をマッチングさせるようなビジネスも大きな価値を生み出していいます。このようなプラットフォーム型の会社が大きな企業価値を生み出す時代になっています。

2.社内で予算を獲得する時代から、社外で資金を調達する時代にシフトする

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「クラウドファンディング」って知っていますか?

ネット上で個人から数千円程度の小額の融資を募集して資金の提供を求めることで、比較的簡単に資金を集めることができ、ビジネスを始めることができるようになってきています。

これ、僕の周りにも既に始めている人がいます。

人によってはビジネスだけではなく、世界一周の資金をこの「クラウドファンディング」で集める人も現れています。面白い事業計画や企画さえあれば、お金が集まってくる世界がもうここまで来ています。

3.AI(人口知能)技術の発展により、人間がすべて判断する時代からコンピュータが判断し始める時代にシフトする

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これが一番衝撃的な内容でした。

確かに定型的な仕事や、弁護士や会計士・税理士など過去の判例や法律、会計基準などルールが明確な分野はロボットやAI(人口知能)に仕事を奪われやすいということは前からよく言われていましたし、理解をしていました。

そして「判断」に関する部分についてはロボットやAI(人口知能)が携わることができず簡単には取って変わられることはないと考えていました。

しかし、ディープラーニング(深層学習)という、コンピュータに情報を学習させる人工知能技術の発展により、経営判断もコンピュータができるようになってきているとのこと。

例えば、「未来から選ばれる働き方「会社がなくなる時代」のキャリア革命」には次のような例が書いてあり、衝撃を受けました。

この本によると、「無人タクシー自身」が経営上の意思判断をするようになるかもしれないとのことです。現在、無人自動車の技術革新はどんどん進んでおり、技術的にはかなり実現段階まで来ています。

そして近い将来、タクシー会社は、AIが自動でビッグデータの解析による利用状況をもとに、「いつまでに、どの地域にタクシーを何台投入すれば、採算があい、事業を目標を達成できるか」というシュミレーションを行い、「この地域には車を2台増やした方がいい」などと最適な車の台数をはじき出すようになるでしょう。そして「新たに5台車を発注する」といった結論を導き出します。

さらにその結論を基に自動的に発注をかけ、自ら稼いでプールをしておいた資金で支払いを済ませます。その発注は完全に自動制御された工場に届き、自動的に生産ラインが動き出し、タクシーを製造、指示された地域にその無人タクシーが投入され、勝手に稼ぎ出すようになるそうです。

いかがでしょうか?現時点でもかなりの部分について技術的に可能とのことです。

既に一部の未来は実現されている。

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上記の変化は既に起こっています。そしてその変化は私たちの生活の中にいつの間にか入ってきて会社のあり方や私たちの働き方そのものも変化していくことは不可避だと思います。

そういう意味で旧来型の組織を持つ会社は無くなり、これらの技術を導入した会社が世の中を席巻するようになるでしょう。

ただ、私たちの世界はある日突然変わるものではありません。だからある日突然会社がなくなることもロボットやAIが完全に人の職を
奪うこともないでしょう。

しかし、一方で変化の一端は必ず現実のどこかに現れています。それに気がつき、変化を先取り動けるかどうかがとても重要なんだと思います。

プロデューサー型の人間でないと生き残れない。

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今後、ますますプロデューサー型の人の価値は上がりそうでない人の価値は下がり続けるでしょう。そして、プロデューサー型の人にとってはますます面白い世の中になっていくのだと思います。

著名な経営コンサルタントの大前研一さんは次のように言っています。

会社に必要な経営資源は変わった。

一昔前は「ヒト、モノ、カネ、(情報)」だった。
しかし今は「ヒト、ヒト、ヒト」になっている。

お金は(あるところには)余っています。そして、カネやモノは優秀なプロデューサー型の人がいれば集まってきます。

そして彼らは大きな組織を持たずにITやAIと外部のリソースを使い、大きなプロジェクトを遂行することになるのだと思います。

そういう立場にいる人にとって、この世の中はめちゃくちゃ楽しいに違いありません。なぜなら、自分たちが面白いと思える事に勝手にお金や人が集まってきて、大きな組織がなくてもそれを実現できる世の中になるのだから。

使う側(プロデューサー側)にいるのか?使われる側にいるのか?でさらに大きな格差が生まれてくる社会。

望むにせよ、望まないにせよ、そんな社会はもうすぐそこまで来ています(というか、僕の回りはかなりそうなっています。)。一部の人にとって耳ざわりの悪い現実かもしれません。僕にとってもそうです。

同時通訳が機械によって実現する未来はすぐそこに迫っています。まぁ、それで人が英語を直接話したいという欲求は変わらないと思いますが確実に英語学習を取り巻く環境は変化するでしょう。そうなるとフィリピン・セブで英語学校を運営している私たちにも大きな変化の波が押し寄せるでしょう。

しかし、見方を変えると自由で自分らしく生きていける素地が社会的に整ってきた考える事もできます。

僕はそんな未来を恐れながらもワクワクします。

さて、みなさんはどのように考え、どのように行動しますか?
今のままのレールを歩いたとしてどのような未来が待っているでしょうか?

Posted by 岡本 琢磨(Takuma Okamoto) at 2016年6月15日 9:42 am コラム
岡本 琢磨(Takuma Okamoto)
岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒