コラム

僕がBEYOND THE BORDER(海外就職の情報発信)の活動を始めた経緯と目的

僕がこのブログを含む海外就職の情報発信を始めた理由は下記の3つになります。

①本気で海外就職に挑戦する人を増やす
②安易な気持ちで海外就職に飛び出すバカ(笑)を減らす
③本気で海外で勝負したい人に必要な情報を提供する

BEYOND THE BORDER プロジェクトをスタートさせた経緯


僕は現在フィリピン・セブでCROSS×ROAD(クロスロード)という英会話スクールを起業し、運営しています。その学校のコンセプトと集まってくる生徒さんは変わっていて、これから「世界一周」「ワーキングホリデー」で世界に飛び出す若者が全体の8割を占めるという学校です。彼らはこれから世界に旅立って行くのですが、ほぼ全員の生徒さんが思い煩う事があります。

それは「「世界一周」や「ワーキングホリデー」の後、いかに生きていくか?」ということです。

現在の日本は若干景気が回復基調にあるものの、いまだ長いトンネルから抜け出せずにいられないように感じています。そんな状況の中、多くの人が自分や日本の将来について明るい希望を持てないでいます。特に一度レールを外れてしまった若者たち(まさにCROSS×ROADの生徒さん)には、意欲や能力があっても次のチャンスを得る事は難しい状況が続いています。

僕は2011年4月より夫婦で世界一周の旅に出ました。そこで目にした海外の状況は不況に喘ぐ日本のそれとは大きく異なるものでした。特にアジアにおいては経済が大きく発展し、都市ではビルの建設ラッシュが続き、人々は自分たちの将来や国の将来について希望と自信を持っているように見えました。もちろん、僕は全ての地域でこのように成長しているとは思いませんし、貧富の差が拡大し、様々な問題があることも知っています。まだまだ社会が成熟しておらず多くの問題を孕むフィリピンという地で起業をしているのですから。

しかし、当時の僕にとって、爆発的な経済の発展を遂げている地域がすぐ隣のアジアにあることを肌で感じることは大いに刺激になりました。このような盛り上がりを見せる環境に身をおいて働いてみたい、このような環境で活躍してみたいと強く思ったものです。

また、海外生活が長引くにつれ、このような盛り上がりを見せるアジアの都市で働く多くの日本人に会いました。彼らの多くは現地採用として職を見つけ働いているため、海外駐在で働く日本人と比べて給与や待遇の面で恵まれているとは限りません(現地採用と海外駐在については「海外就職における海外駐在員VS現地採用スタッフの仁義なき戦い」を参照して下さい。)。

しかし日本で働く日本のビジネスマンよりそれぞれ苦労しつつもやりがいや自分の将来について自信を持っているように感じました。もちろん、これはケースバイケースであり、一般論ですが僕がこれまで何十人もの海外で働く人と話しをしてきた偽りのない感想です。

ただ一方で海外で働く事を選んだものの、思ったようなキャリアを歩む事が出来ていない日本人にも会いました。彼らの多くは日本で海外に出て行く準備も心構えもないまま、海外で就職してしまい、方向性を見失ってしまっているように見えました。

その後、僕は東南アジアの主要都市を回り、現地の日系人材紹介会社30社以上を回り、各国・各都市の経済状況、日本人の雇用状況、生活する上での必要な情報(物価、食事、交通、安全)などについてリサーチしてこのHPをまとめています(「アジア各国就職情報」を参照のこと)。また、コラムでは海外就職のメリットだけではなく、デメリットについても書いており、「海外就職のリアル」をお伝えしているつもりです。

僕は今後の発展するアジアの状況とこれから衰退する可能性の高い日本の状況、個人としてのキャリアの在り方について考えた時、海外(特にアジア)でこれからのキャリアを築いていく有用性を強く感じています。そしてこのようにアジアで自分の人生を切り開くというキャリアが存在する事をCROSS×ROAD(クロスロード)の生徒さんを含む多くの人に知ってもらい、「一人ひとりが日本を含む世界を舞台にやりたいことを見つけ、自分らしく自由に自信を持って生きていけるようになってほしい」と思っています。そしてこの活動自体が僕にとってのやりたいことであり、自分らしく自由に生きる事の目的であり手段にしていけると嬉しいと思っています。

BEYOND THE BORDER(海外就職の情報発信)の活動を始めた目的


ここで冒頭に述べた、BEYOND THE BORDER(海外就職の情報発信)の活動を始めた目的を再度掲載します。またこれらについて以下詳細をまとめておきます。

①本気で海外就職に挑戦する人を増やす
②安易な気持ちで海外就職に飛び出すバカ(笑)を減らす
③本気で海外で勝負したい人に必要な情報を提供する

1. 本気で海外就職に挑戦する人を増やす

特にアジア経済はこれから大きく発展していくことは確実です。またそれに伴い日本企業もアジアに拠点をシフトしていっています。当然そこには雇用や起業のチャンスが生まれます。また、このようなチャンスに満ちた活気ある環境で自分を試すというのは将来性を考えても個人の成長を考えても素晴らしい機会になると思います。現在、進出する日本企業からの求人に対して、アジアで働きたいと考える人が足りていないため、国内で就職をするよりも雇用されるチャンスは大きいといえます。求められる語学力のハードルも高くないため、今が大きなチャンスだと言えるでしょう。本気で海外でキャリアを築いていく人がどんどん増えていくと面白いと思っています。

【記事例】
→「海外就職という選択肢」
→「あなたが海外就職をすべき6つの理由」
→「海外で働くための心構え」

2. 安易な気持ちで海外就職に飛び出すバカ(笑)を減らす

一方で回りに煽られたり、きちんとした目的も覚悟もせずに何となく海外が熱いと言う事を聞いて、海外就職をしたことは良いものの、思ったようなキャリアを築けずに失意の中で帰国する人や海外で燻っている人がいるのも事実です。海外特有のリスクや留意点もあります。このようなミスマッチが起きると本人だけではなく、採用した企業や同僚にとっても大きなマイナスです。僕は適切な情報を提供する事で、このように安易な気持ちで海外就職に飛び出す人を減らしていきたいと思っています。

【記事例】
→「海外就職5つの落とし穴と5つの対処法」
→「「海外で働く」という事は、「成り上がる」という強烈な野望(エゴ)がない限り止めた方がいい」
→「海外転職は果たした、、海外で働く者のその後のキャリアの悩みとは?」

3. 本気で海外で勝負したい人に必要な情報を提供する

既に多くのHPで海外就職についての情報が提供されていますが中には必要以上に海外に出て行く事を煽っていたり、海外での失敗例ばかりを掲載している記事も見受けられます。また、具体的にどのようなステップで海外就職をすれば良いのか?実際に自分に海外就職が可能なのか?各国の経済やビザの状況などの横断的な情報をまとめて提供しているHPも少ないように思います。本気で海外で勝負したい人たちの背中を押してあげられるような情報発信をしてきます。

【記事例】
→「海外就職・転職のステップ」
→「海外就職・転職を検討する前に必ずすべきキャリアの棚卸しと方向性の検討」
→「海外就職・転職先の国・都市の選択」
→「アジア各国就職情報」

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岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒