海外インタビュー

転職エージェント訪問記:【マレーシア・クアラルンプール】JACマレーシア

1.JAC Recruitmentマレーシア 会社概要

JAC Recruitmentグループ
1975年の設立以来、世界11カ国に拠点を置き、うち10カ国はアジア諸国で展開。アジア圏における日系インターナショナル人材紹介としては、もっとも長く、豊富は実績を持つグループとして認知されている。

JAC Recruitmentマレーシア
1994年に設立し、マレーシアで最も歴史のある日系人材紹介会社。また国籍・言語・業界・職種別に専門性を持った国際色豊かなコンサルタント、40数名を擁す国内有数の人材紹介会社。マレーシア全土で、日系企業のみならず外資系企業や地場企業を含む4,600社以上の企業との取引がある。クライアント企業からは「日本人採用や日本語スピーカー人材はJACがベスト」との評価を頂いており、登録者数の多さ(6万人超)ときめ細かなサービスに定評がある。登録者に対しては、キャリアコンサルティングのみでなく、マレーシア現地法人であるという強みを活かして、「日々の暮らし方」「生活費」「税金」「就労ビザ情報」といった最新の現地情報に基づいた転職サポートを提供している。
マレーシアの転職エージェント JAC Recruitment マレーシア
住所:Letter Box No. 15, 17th Floor, UBN Tower 10, Jalan P.Ramlee, 50250 Kuala Lumpur

2.桐生 純子(Associate Director)

マレーシアの転職エージェント JAC Recruitment メンバー
(JACマレーシアのクアラルンプール本社には現在5名の日本人コンサルタントと2名の日本人営業担当者がいる他、ジョホール支店/ペナン支店にも日本人営業担当者や日本語スピーカーのコンサルタントが在籍している。桐生さんは一番左の女性の方です。)

日本で就業後、1994年に来馬。2年間クアラルンプールにある外資系ホテルで日系企業担当の営業として勤務した後、1997年にJAC Recruitment Malaysiaに入社。以来、コンサルタント/マネージャーを経て現在はAssociate Directorであると同時に、引き続きコンサルタントとしても紹介業務に従事。

3. マレーシアにおける直近の経済状況及び日本人の就職状況について

岡本:最近のマレーシア経済の状況はいかがでしょうか?
桐生さん:アジア通貨危機及びリーマンショックで一時的に景気は減退することもありましたが、マレーシアの経済は長期的に見て順調に発展してきました。

マレーシア 日本 GDP成長率 推移
ただ、直近のマレーシア経済についてはあまり良くはありません。最近の原油安は産油国であるマレーシアにとってマイナスですし、輸出先として大きな存在である中国の経済の失速や国内の政治不信などからマレーシア通貨であるリンギットは下落しています。しかし、企業の進出については、外資系のBPO(※1)やSSC(※2)関連企業の他、日系の製造業などでも新たに大規模な投資をする企業もまだまだあります。

※1 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
…自社の業務プロセスを外部企業に委託すること。業務の一部を一括して外部に任せることで、委託側は自社のコア業務に専念することができる。
※2 SSC(シェアード・サービス・センター)
…、複数の企業・組織で実施している共通業務を集約させ、サービスを提供する企業変革を指す。グループ経営強化のために、各社に存在する間接業務を切り離してシェアード・サービス・センターに集約することで、業務の効率化を図るとともに、知識や能力を蓄積させる手法。

岡本:なるほど。日本人の就職状況はいかがでしょうか?
桐生さん:順調に少しずつ伸びています。ただ求人の質は変わってきています。以前は製造業が中心でしたが、幅広い業種・職種で求人があります。ただ、日本人であれば誰でも良いと言うわけではなく、スキルや語学力がある日本人が求められています。

岡本:日本人の業種、職種ごとの求人状況を教えて下さい。
桐生さん:日本人の求人状況は下記のようになっています。

マレーシア 日本人 求人状況

岡本:他のアジア諸国の求人と比べて、幅広い業種で日本人が求められているのが特徴的だと思います。他のアジア諸国はもっと製造業の割合が大きいですね。また、職種も営業職に偏らず、総務・秘書、カスタマーサービスなどの多種に渡ることも特徴ですね。
桐生さん:そうですね。そのような傾向はあると思います。

4.求められる語学・コミュニケーション能力について

マレーシアの転職エージェント JAC Recruitment 受付付近
岡本:求められる語学力についてはいかがでしょうか?
桐生さん:業務に使われるため、英語についてはある程度のものを求められます。TOEICで換算するのは難しいのですが700点、特に事務職では750点以上あると良いと思います。また英語以外にも、マレーシア語と中国語ある程度話せると評価されます。マレーシアは多国籍国家であり、マレー人以外にも中国人やインド人も多くいます。そのため、普段の業務は英語で行われますが、プライベートでそれ以外の言語も話されています。

岡本:他のASEAN諸国と比べて英語力の要件は高いと聞いていますが。
桐生さん:そうですね。英語力を磨くためにも、英語を業務で使いたくて、でもシンガポールはまだ(語学要件的に)難しい方にとって、マレーシアは良いかもしれませんね。

5.場合によってはマレーシアでの就職を勧めない場合もありますし、迷っている方がいれば背中を押してさしあげることもあります

岡本:どんな人にマレーシアに働きに来てほしいですか?
桐生さん:どのような動機でも構いませんが、仕事をする上できちんとした目的がある人に来ていただけると嬉しいですね。逆に何も考えず、下調べなしに来てしまった人は厳しいかもしれません。あとはその国の文化を受け入れることが出来る人だと良いと思います。マレーシアは他のASEAN諸国と比べても生活し易い環境だと思いますが、あまり細かく考えてしまう人だと辛くなってしまうかもしれませんね。

岡本:普段はどのような気持ちでお仕事をされているのです?
桐生さん:海外で働くということは求職者様にとっては、とても大きな人生の岐路になるかと思います。そのため、ただ就職を果たしていただければ良いのではなく、その人の将来にとって良い選択になるようにアドバイスやコンサルティングをしています。基本的にすべての求職者様と面談をして、その方のことを良く理解しようと努めています。最終判断は求職者様次第ですが、場合によってはマレーシアでの就職を勧めない場合もありますし、迷っている方がいれば背中を押してさしあげることもあります。多くの人にマレーシアでチャレンジしていただけると嬉しいですね。

6.インタビューを終えて

マレーシアの転職エージェント JAC Recruitment マレーシアが入るビル

JACマレーシアが入るUBN Tower

日系マレーシア転職エージェントさんの中でもJACマレーシアさんは歴史が古いということもあり、知名度、日本人担当者の質・数ともにとても高いと思いました。今回、「アジア転職読本(森山たつを著)」の情報のアップデートの取材も兼ねさせていただいたのですが、とても丁寧に対応していただきました。今回インタビューをさせていただいた桐生さんはとても親しみ易く、求職者さんの立場も良く理解した上で相談に乗ってくれる方だと思いました。マレーシアで働いて見たい方は是非、問い合わせをしてみて下さい。おススメです。

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岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒