【マレーシア(クアラルンプール) パソナ マレーシア】

1.パソナ マレーシア 会社概要

パソナ マレーシア

Pasona HR Malaysia Sdn. Bhd.は、パソナグループの一員として、日系企業のグローバル人材ニーズに応えるため、2014年5月にマレーシアに設立。日本国内で培ってきた、企業のあらゆる採用ニーズに応えるためのサービスとノウハウを提供している。2015年9月現在日本人1名、マレーシア5名体制で業務当っている。
スクリーンショット 2015-10-21 9.02.37
Lot11-03, 11th Floor, Menara Hap Seng 2, Plaza Hap Seng, No.1, Jalan P.Ramlee, 50250 Kuala Lumpur Malaysia

2.鉤(まがり)伸秀(代表取締役)

IMG_5859
大卒後2004年パソナ入社派遣、アウトソーシングなど業務に携わる。2014年よりマレーシア支社立ち上げに参画し、設立と同時に代表取締役に就任。

3. マレーシアにおける直近の経済状況及び日本人の求人状況について

岡本: 最近のマレーシア経済はいかがでしょうか?
鉤さん:原油安、政治不安の影響及び2015年4月より導入されたGST(6%の消費税)の影響もあり、リンギ安が大幅に進み、マレーシア経済はやや減退している状況です。今後の的確な政府の対応が求められているところです。

岡本:なるほどですね。日本人の求人状況はいかがでしょうか?
鉤さん:日本人の求人については堅調に推移しています。ただ求人の内容については変わりつつあります。製造業の求人は少しずつ減少してきています。一方でサービス業などのB to C企業やIT企業などの進出は増えていますし、求人内容も多様化していると思います。

岡本:日本人の求人の具体的内容を教えていただけますか?
鉤さん:はい。弊社における日本人求人のざっくりとした内容は下記になります。

スクリーンショット 2015-10-21 9.14.15
岡本:製造業及びそれに関する専門商社の割合が50%を占めますが、多種多様な業種の求人がありますね。
鉤さん:そうですね。マレーシアでの働き方は、今後ますます多様化していくと思います。

4.日本人の就職状況及び日本人的働き方について

岡本: マレーシアで働く上でのビザの発給条件等はいかがでしょうか?
鉤さん:基本的な就労ビザの発給条件については、大学卒業の有無、職歴、年齢、総合的に判断されるのですが、曖昧なところがありますので、明確には言えません。業種、業態によっては23〜24歳の方でも通ることがあります。ただ、月給は5,000リンギット(15万円程度(2015年9月現在))というラインもありますので、その給料に見合うだけのスキルを求められます。ビザの発給条件・内容は変わりつつありますので、転職の際は随時確認されることをお勧めします。

岡本:必要な語学力はどの程度でしょうか?
鉤さん:英語力は公私ともに求められますね。少なくとも日常の会話以上の英語力は必要です。

岡本:日本人はどのような場面で求められるのでしょうか?
鉤さん:マレーシア企業(日系・現地資本・外資問わず)が日本人を雇う目的は基本的に2つのパターンです。一つはその企業の顧客(B to B, B to C共に)が日本人である場合です。この場合の職種は営業が多いです。もう一つはヘッドクォーター(本社・本部)が日本にあり、日本人の正確、的確なレポートが必要な場合や、細かい調整業務、また日本本社が英語に対応できない場合です。そのため、どちらにしても対人能力が重要になってきますね。

岡本:なるほど。逆にどんな人が難しいですか?
鉤さん:指示待ちの人は厳しいと思います。マレーシアに限らず、海外で働くと日本よりも様々な課題にあたることになります。そう言った時に自分で判断をして、アプローチ出来る人が求められていると思います。

5.マレーシアで成功する人の特徴は?

岡本:マレーシアで成功する人、失敗する人はどのような人でしょうか?
鉤さん:日本人としてきちんとしたお付き合いが出来る人がうまくいっていると思います。海外・東南アジアで就職と言っても自由奔放に出来るわけでもなく、日本人社会は狭いので、お互いに気持ちの良いコミュニケーションが出来る方は仕事もそこから回ってくることもあります。それから過去に何かを乗り越えた経験がある人は強いですね。壁にぶつかっても自分をコントロールして乗り越えて行ける人は成功されていると思います。そういう意味では日本よりハードな部分もあるかと思います。

岡本:マレーシアでは日本以上にハードな環境が多いのでしょうか?
鉤さん:そんなことはないですよ。住む環境や気候など私はとても好きですし、マレーシアにいる日本人の方だけでなく、出張で来社される方たちも口をそろえて、マレーシアはとても暮らしやすい国だ、と仰っています。一度マレーシアに住んだ方は、もう出たくなくなるのではないでしょうか(笑)

岡本:転職活動はどのように進んでいくのですか?
鉤さん:基本的に英語での面接はあります。日本若しくはマレーシア以外の国に在住の場合は、まずはSkypeなどを使い面接を行うケースが多いですね。さらに自費でマレーシアに来て面接に臨む方はすぐに決まるケースが多いと思います。企業が見ているのは、結局はその人の人柄やマレーシアで一緒に働くという「覚悟」であったりしますね。

岡本:ありがとうございました。最後に鉤さんはどのような気持ちでお仕事をされているのでしょうか?
鉤さん:日本では学べない、感じることが出来ないことを海外では学び、感じることができます。そういう意味で、いつか海外でチャレンジしたい!と思っている多くの人に、出来るだけ早く挑戦していただきたいと思います。私は10年以上この人材の仕事に関わっていますが、今でも変わらず、毎日楽しく仕事をしています。仕事は、その人の人生の中で大きな割合を占めます。また転職は、その方の人生の道を右左に大きく分ける分岐点であり、きっかけとなります。そういう現場に自分が関わることについて、悩んだり簡単にはいかないことも多く場面もありますが、大きなやりがいを感じています。パソナを選んで自分に関わってくれた人に対して良いご縁を作れるようにしたいと思っています。結局私は人が好きなのだと思います。是非、ご縁を頂いた方とは気軽に飲みに行きたいです。仕事以外のことでも色々ご紹介出来ることはあると思います。是非、気楽に声をかけて下さい。

6.インタビューを終えて

鉤さんは、とても気さくでお話をしていても楽しい方でした。今回の取材をする前日、一緒に夜遅くまでお酒を飲んでカラオケをさせていただきました。とても楽しく、ここでは紹介出来ないような面も見させていただきましたが、とっても話し易い方です(笑)。取材当日は2人して二日酔いの状態でしたが(笑)。是非、気楽に連絡を取ってみてください。丁寧に対応してくれます。

岡本 琢磨(Takuma Okamoto)
岡本 琢磨(Takuma Okamoto)

Beyond the Border(ビヨンドザボーダー株式会社)代表取締役 / 海外転職カウンセラー・コーチ / フィリピン・セブ英語留学クロスロード代表・公認会計士 / 1979年5月8日生まれ / 慶応義塾大学経済学部卒